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倶楽部サピオセクシャル日記144:サピオの終着駅は「抜く」ことにあり?今夜は「それもいいのだ」で快刀乱麻

最近、毎回この言い訳を書いているが、多忙ゆえまとめの執筆をついつい先延ばしにしてしまっている。延ばすと、当然のことながら、話した内容の多くが忘却の彼方に消える。
さて、そんな状況下ではあるが、とりあえず書いてみる。


◆手は抜かず力を抜く

テーマのきっかけは最近、お仕事で「抜く」という取り組みについて意識し始めたのがことにある。「力一杯手を抜かず」というのをいちおう心がけてきたが、どうもそれではしんどいお年頃になってきた。

「適度に抜いた方がいいものを作れるんじゃね?」というボンヤリとした感覚がある。理想は手を抜かずに余分な力を抜くこと。野球やボクシングでも、脱力した状態で動作を起こし、インパクトの瞬間だけ力を入れる方が、強いパワーを発揮できるという。

実際、取材ではちょっとこれができはじめてきた。以前は緊張しただろう相手に対しても、今は深呼吸ひとつでフワッとリラックスできるのだ。ジジイになり身につけた技だと思うw

◆最後の境地は守破離の「離」

ルームの中で、珍しくガールズトークの時間があった。スピとはあまり相性がよくないので、ほぼ傾聴に徹したのだが、最後に少し思うところを語らせてもらった。

土の時代を経て風の時代だという。生兵法で申し訳ないが、しっかりためて固めたものを手放し、激変の時代を軽やかに生きろ的な話だったような……と理解している。途中、世阿弥の話も出たのだが、これはおそらく彼のいう「守破離」に通じるところがありそうだ。

詰まるところ、ためてためてためまくると、あるときそれが必要なくなるのだろう。で、守りを捨てて型を破り、さらには離れる。フワッと力を抜き、感性に身を任せるイメージか。

力を抜くと、消耗しない。継続できることこそ最大の利点かもしれない。

◆まとめ

という感じで、かなり抜きながら書いてみた。まあ、これはもう明らかに手抜きなんだが。

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