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ダイヤモンドみたいな瞬間にめぐり会えたなら〜LIVE TOUR 2024 heart bookmark 兵庫公演感想〜

『LIVE TOUR 2024 heart bookmark』
無事初日公演が終わりましたね!
打ち上げ終わりに書いたろって思ってたのに爆睡かましてしまい翌朝書いています。

この初日を一言で振り返るなら「笑顔が似合う日」だったんじゃないかな?と私は思います。たくさんいのりちゃんの笑顔が見れた日でした。
以下、ネタバレも含みながら、今の気持ちをまとめていければと思います。

開演前

事前通販をサボりがちなオタクなので、当然初日はグッズを持っていないのですが、珍しく今回は物販に並ぶことにしました。

並ぶのはなんと1st LIVE以来です。
朝イチで並んでも買えなかったあの日から、BCの大名行列を経て、最近は通販があるからそんなに並ばなくなったという話をチラホラ噂で聞いていたのですが、現実はオタクに厳しかったですね。
11:30くらいにぬるっと会場向かったら長蛇の列で笑っちゃいました。
目の前にFFのオタクがいるとは知らずに、私は飲み物を持たずに並んだことを後悔し続ける時間でした。

1時間くらいで買えた気がするし、途中から日陰に入るのと、爆音で音楽が流れてる隙間から、チラホラリハの音漏れが聞こえるのが救いでした。
流石に今回はbrave climber(通称)にはなれず。

なんでそんな苦行を、怠惰なオタクである私が自らの意思で行なっていたのかと言うと、パンフレットを開演前までに読んでおきたかったからです。

普段はあまりバンドメンバーのネタバレは気にしないタイプなのですが、ちらりとTLですまりさんがいるというのを目にして、もしかして…?と思いネタバレ回避してました。
待ち望んだどらちゃんの復活は自分の目で見たかったんです。
(実際は全公演出演されないんだろうと思っていたので、開演後まではわからない状態ではあったけど、それでも二度と戻ってこないわけじゃないことが嬉しかった)
物販がんばってよかったー!!

苦行で言えば、そこからのお昼難民の方が苦行だったから、もう二度と物販には並ばないと思う。並ぶとしてもまた10年後とかかな?
でも会場限定はほしいかも?

なんとかお昼難民問題を乗り越えて、再び会場に戻ろうとしたら、ポートライナーが車両点検で遅延していて、モノレールも遅延するということを学びました。またひとつ賢くなったね。

会場についてオタクと話していると、いろんなオタクと出会うのも新鮮でした。
長らく鎖国していたけれど、振り返ればどんな時もひとりぼっちではなかったらしく、少しずつ仲間が増えていたことが実感できて嬉しかったです。

イキリTシャツ(通称)も役に立つなぁと思った日でした。
リアルに、Tシャツを買わない👏🏻さぴまるなので、着るものがないという理由で以前は着ていたけど、当時のオタクが減れば減るほど、代名詞になるものらしいです。
このTシャツを見て声をかけてくれるオタクが増えたのは嬉しい誤算でした。
あまり男の人の顔は覚えられない人間なので(全員同じに見えてる)、相手の方から話しかけてくれる、名乗ってくれるのは嬉しかったし、一方認知だったら怖いな…って知らないふりしがちなコミュ障なので、なにか覚えてもらえるきっかけになっていたのなら良かったといった感じです。

また見かけたら軽率に声をかけて欲しいです。
3回目くらいまでは名前を名乗っていただくか、特徴的なものを身につけていると私は思い出しやすいです。
一方私は、常にイキリTシャツを着ているわけではないけど、髪型はツアー中一定なので、それが探す目安になるかもしれないですね。興味ないか🤣

というわけで、会場に入ると、制御ライトを配布しているのに気づきました。
ペンライトを買った私、完全に敗北です。
ペンラを持たない👏🏻さぴまるで一部の方からは認知されている私ですが(?)、今回珍しくペンライトを持ってみようと思いまして、CtR!ぶりに購入しました。
後に気づくのですが、このペンライトはオレンジがないんですね。
CtR!は虹の色を模してピンクがないのが不便で、ようやく購入したら、まさかの即日対応不可なカラーがでてきてひっくり返ってしまいました。
おそらく次のライブタイトルのグッズでは、オレンジも黄緑も入るのでしょう…でも、流石にペンライトは毎年買い替えないな…無念…

開演後〜座席〜

今回アリーナB3だったので、センステがあればかなり当たりの席かもしれないと予想していました。
期待に胸を膨らませて入場すると、やはり人生は甘くないものです。センステがないどころか、会場のど真ん中オブど真ん中で、オタクに埋もれていのりちゃんが全く見えないという展開に、むしろどう楽しんだらいいんだ???と、意外にもポジティブなさぴまる選手でした。

1.We Are The Music

ここからはいつも通り曲順に振り返っていきます。

まずは1曲目。
選曲としては大正解なんじゃないかと偉そうにオタクは思っております。

既存曲の中で1番今回のツアーにふさわしいというか、今のいのりちゃんらしい選曲で私は好きでした。
アコースティックライブの時もそうだったけど、最近のいのりちゃんは、素直に音を楽しむことに重きを置いているイメージがあったので、それをテーマにした曲は必須だろうなと思っていたのは予想通りでした。

一方で、予想を裏切られたと思ったのは、この曲に開幕をはれるだけのポテンシャルがあったということです。(失礼な言い方は許してほしい)
自分のこの曲への向き合いが足りなかったんだな〜と思いました。

開幕曲って、このライブ、このツアーのテーマを背負うわけだから、メッセージ性は当然必要なんですけど、それだけじゃなくて、会場の空気感を決めるものだと思っているから、この一曲でどれだけお客さんの心を掴めるかが大事だと私は思っています。

この曲でそれが可能になるとは開演前の自分は思っていなかったので、いい意味で予想を裏切られました。
このツアーが提げるメッセージを最大に汲み取りながら、会場の一体感を作り出せるこの曲が、さらにさらに伸びるツアーになることを予感させてくれたのは嬉しかったです。

なので、制御ライトはいい仕事をしているなと思いました。オタクのペンライトもいいけど、一体感は制御ライトの方が感じられて好きです。
単純にペンライトを持つのがめんどくさい素手のオタクなのと、カラチェンするのもめんどくさいオタクだから、それが一気に解決するのはありがたいというのもあります。

2.Sweet Melody

待っていた曲。たぶん初めて聴いた。

「ありがとう」の曲のイメージがずっとあって、BCの時、開幕とラストはありがとうで挟んであるって言っていたと思うんだけど、今のいのりちゃんはあの頃よりも"ありがとう"をたくさん口にするようになったから、今歌うのはよりメッセージ性があっていいなと思いました。

この曲は自然と身体がリズムに乗ってしまうから好きです。こういう曲もっと増えるといいな。

歌詞を改めて見返すと、「眩しいくらい最初の気持ち輝いたままだよ」とあることにたぶん初めて気づきました。歌詞を読まないのは怠慢ですね。
選曲理由はそれじゃないと思うし、オタクのこじつけだけど、そうだったらいいなと思いました。

3.Ring of Smile

思わず声出た曲。聴いたつもりでいたけど、たぶん初めてらしい。
なんだか懐かしい気持ちになった。

歌詞を読み返して、「あなたが嬉しいそう感じているなら見守ってる誰かも嬉しい」は今回のツアーというか最近のいのりちゃんらしいメッセージだと受け取りました。
そして私も今はそんな気持ちです。
いのりちゃんが嬉しいと感じるなら、私も嬉しいです。

「変わりゆく景色 変わらない想い」はその後のMCにも繋がるし、いい歌詞というかいい選曲だと思いました。(実際は"変わらないのもいい"という歌詞だと今まで思って聞いていたオタク)

景色は変わってもいのりちゃんの想いは変わってない部分もたくさんあると最近は思います。
また、MCで触れていた、「フランスは地震がないから、建物は昔のまま残っているのに、人はスマホを持っていてギャップがあった」という話も、なんだかそこに通ずるものがあるように感じました。

人は変わって行くけれど、でも変わらずそこにあるもの、想いがあるというのは、最近というわけでもなく、いのりちゃんがアーティスト活動を通してよく伝えてくれているメッセージではないでしょうか?
変わることだってもう怖くはない的なやつです。いのりちゃんはこの8年、大小様々な変化をしてきて、思い描いていた未来とはまた違う未来を歩んでいるけれど、それは怖いことじゃないと、ずっと歌で伝えてくれるのは、私たちの背中をそっと押してくれていて、いのりちゃんの好きなところのひとつだと今改めて思いました。

そういえば、どこのMCかわからないけど、そんな話をしていたなぁと、繋がってきました。
「今を生きている」と強く言っていたのが印象的でした。
どんな話だったかまでは思い出せないけど、明日の天気なんて誰もわからないから、人は変わっていくのだから、そして、今が未来を作るのだから、今を存分に楽しんでいこう、私もそう思います。

4.ほしとね、

今回表情観測部として大本命はこの曲でした。(実際は観測部どころではなく)
音源の段階で、かなり面白い曲というか、たくさんのギミック?が仕掛けられた曲だと思っていて、ライブで聴いたら、より見方が変わるだろうと思っていました。

1番のNo Music, No Style. OKは👌🏻しているのを観測して、ん〜かわいすぎる〜〜解釈一致〜👌🏻と、テンションが爆上がりしたのを覚えています。

2番の「輝いていて」のところは、歌うのかなり難しそうだな〜と思う反面、この上振れ下振れ?がライブの醍醐味だから楽しみにしていました。
実際ちょっと苦しそうな顔をしていたし、今回のツアーでのbrave climberポイントなのかもしれないですね。
いのりちゃんの表現の幅が広がっていくのを感じました。

ラップ部分はまだ固かったように感じました。
音源が流れるように歌っているのに対し、昨日のはひとつずつ区切って歌っているような感じがしました。
そのせいか全体的にぷりぷりした可愛らしさというか、拗ねている感じが出て可愛かったのは副産物としてありがたく頂戴しておきました。

表情観測部としてはラストの"弱音は歌に隠す"以降が気になっていたのですが、あまり見えず、ただ笑顔だったのは見えました。
もっと照れた感じで歌うのかな?と予想していたので、それとは違う、はにかんだ笑顔ではなく、しっかり笑顔だった気がします。
歌い終わった後少しホッとされていたような表情をしていて、新曲披露って緊張するよな〜などと思っていました。そういう顔じゃないかもだけど。

5.ソライロ

後半が好きな曲。初めて聴いたはず。
音に身体が乗りやすい曲。

HHの映像をよく見ていたので、その印象が強く、あの時より柔らかく、暖かい歌い方になったような気がして、これはこれで好きだなと思いました。

「完璧じゃないから愛おしい」
私もそう思います。完璧な人なんていないとも思うし。
冒頭のMCでAIじゃない、人なんだと言って照れてたいのりちゃんを思い出しました。
その人の良いところを最初は好きになるのかもしれないけど、それだけでは好きは続かなくて、不完全さが、愛おしいと思わせたり、興味を引いたりするんじゃないかな?って最近は思ったりもします。
あんまり曲の感想じゃなくなっちゃった。集中できてなかったのかも。

6.フラーグム

長くオタク人生してきて(当社比)、衣装を見て膝から崩れ落ちたのはこれが初めてかもしれないです。
冷静になるとパーフェクトに好みな衣装じゃないんだけど、もっと好きな衣装はあるんだけど、いのりちゃんの可愛さが自分のキャパを超えてしまい『がわ゙い゙い゙ね゙い゙の゙り゙ぢゃ゙ん゙!!!』って言ってしまった…

スカートの丈と髪型と帽子とヘタの部分と、全てがかわいかった…かわいかった…
そのせいで待って…を聴き逃したから、いのりちゃんは罪な女だよ…
変身をするというのを衣装や髪型で表現したというのをMCで言っていて、作品に寄り添うところがいのりちゃんらしくて好きだと思いました。

怖いもの見たさはわかるというか、自分はいのりちゃんみたいには出来ないけど、ライブに行く時は普段しないような髪型したりするのはそういうことなのかもしれない。でもいのりちゃんとの違いとしては、それを肯定してくれるファンがいるわけじゃないから辛いよねって話。知らんけど。

どんな敵にもハローでオタクたちのこと指さしていて、最初はハローしてくれたことを喜んでいたけど、冷静になって、オタクを笑顔で敵とみなしてるいのりちゃんに震えました。
もちろんそんな怖い意味を持ったハローじゃないとは思います。

"ルララ"が無邪気な女の子みたいな感じで好きでした。音源だと、自然と音に乗ってる感じがしたけど、ライブでは、楽しくて跳ねるような歌い方だったように感じました。

もらった愛を返されて、でも私は可愛すぎて集中できなくて、受け止めきれないままタコ踊りしてただけで、もう一回ちゃんと愛を受け取りたかったなぁなんて思います。

7.Kitty Cat Adventure

大絶叫不可避ゾーンに突入して、フラーグムから自分おかしくなってしまったんだろうかと不安になりました。
まさにドキドキが止まらないよ!!

事前にパンフレットで、新しい振りがついていないということは察していたし、たぶんもう踊らないんだろうなって思っていたから、正直大号泣案件でした。
簡単にできる手の振りだけじゃなくて、ちゃんとフルで踊っていて、素直に嬉しかったです。
ちょっとフニャフニャしてるのも愛おしいというか、初日ならではかもしれないと思いました。振りは合ってるけど、合ってるのかな?とMCで言っていたし、リハと本番でイメージできるものも違うんでしょうね。オタクのリアクションが明日のいのりちゃんのダンスに繋がると思った瞬間でした。

カメラに向かって猫のポーズしてくれるあれ、CtR!のそれすぎて、さすがに亡霊になってしまいましたね。当時と変わらない照れた顔、今の方が自信なさげな感じがしていたけど、千秋楽にはオタクを手の上で転がしたような顔をするのかもしれないから見どころですね。

こんな感じなので、フラーグムに引き続き歌には集中できず、ただ「がわ゙い゙い゙よ゙い゙の゙り゙ぢゃ゙ん゙」ってなっていたオタクでした。

てかこの曲ってクラップってあったよね?

8.グラデーション

集中力を欠いたままこのゾーンに入っていってしまったの勿体なかったなと今は思います。

でも、あまり深く考えずに、ぼんやりと聴いていても良いとこの曲を聴きながら思いました。
暖かい、ふんわりした世界観で、自然とその中に自分もいるような揺蕩う感覚がありました。

「昨日みたいな今日」のところ、ポツポツとつぶやく感じが好き。

「あの頃描いたきらめき溢れた夢」のところはどういう表情をするかな?と思っていたけれど、なんだか嬉しそうでした。
夢を追い越したとは何かみたいな話するとすごい難しいというか、答えはないんだと思うけれど、少なくともひとつの夢を叶えたであろう今のいのりちゃんは、昔を振り返ってこういう笑顔をするんだ、と嬉しくなりました。

9.夏夢

こうやってセトリを眺めると違和感ないし、聴いていた時もグラデーションと繋がりいいなと思ったけど、なんだか意外な選曲に感じたりもしました。いまを夏じゃないと思ってるからかな。
八月のスーベニアと離れた位置に置かれているのが勿体無いというか、繋げて聴けたらもっと世界観出るよな〜とぼんやり考えていましたけど、それは私の好みであって、何か意図があった配置なのかもしれないと今は思っています。
でも、そんなことよりもいのりちゃんの歌を存分にたのしみたいところです。

なんだかんだでこの曲を聴いたことなかったらしい。
BCのイメージが強くて、やはりそこと比較すると、歌い方がかなり柔らかくて好みではあって、ただそれと同時に昔の力強い歌い方もまたいのりちゃんらしくて好きだったな〜なんて思いを馳せていたりもしました。どちらも良いのです。

10.スクラップアート

来ると分かっていてもテンション上がりますね。
voiってわけでもないけど、1536℃を感じられるから好きです。
今回はあっさり目だった感じがしました。苦しそうな表情をあまりしなくなったのは、この曲の意味がSAツアーとは異なるからかな?と私は思っています。
SAツアーは、この曲の世界観を表現することで魅せるやり方で、今回のは世界観を見せたいというよりは、カッコよくて上がる曲として音を楽しんでもらいたい意図があるのかな?と考えました。
だからなんだって話ですけど、私はそういうゾーンとして受け取りました。

この曲以降、いのりちゃんは必ずしも調和していなくてもいい、異種素材を組み合わせる良さみたいな話を定期的にしていて、実際選曲とかにもその影響はあって、もっと自由に楽しんでいい。その楽しさが組み合わさって出来たもの、それがライブだからという感じがして、型にとらわれない感じが好きです。
人生楽しんだもの勝ちです。このセトリに対しても、おもんないなと思うのも自由だけど、少しでもここおもろいやんって思えたら勝ちだと思っていて、自分でマイナスの方向に持っていく必要はないと思っています。
何かあるかも?と深読みしすぎて苦しくなる必要はないけど、おもんないと切り捨てる前に、おもろいところ探してみようよ!なんのことかは知らんけど。

11.アイオライト

わりと上述って感じです。
アイオライトって位置どり難しいな〜って思っていて、こうやってSAのあとに来ると、下位互換みたいに私は感じてしまうのをどうにか違う見方をしたいと思っていて模索中です。キンスパの時もそれは感じつつ、とはいえフェスだと少ない曲数ならありかな?と思えたりもして、情緒不安定です。
SAツアーはその点がうまくて、アイオライトもしっかり世界観作っていて好きだったから、今後どう向き合っていったらおもろいかな〜みたいなのを、このツアーで感じ取れたらいいなって思います。

【10/1追記】
この2曲のゾーンは異色ではありながらも、今回のツアーになくてはならなかった曲だと改めて曲を聴きながら思った。
SAの「何を組み合わせてもいいし、壊してもいい」について言及されることが多いけれど、アイオライトも今のいのりちゃんらしさが詰まっている曲。
CtR!あたりまでの"らしさ"にもがくいのりちゃんが見つけた解がこの曲なんじゃないかなと今更思う。
らしさがわかんなくたっていいし、自分は何色にでもなれるし、自分が自分であればそれでよくて、周りからは何色にも見える(もちろん誤解される可能性も含む)、みたいな。

12.八月のスーベニア

もしもの曲。
そう言われてこの曲を頭に浮かべたけど、はたしてこの曲はもしもの話だったのか?って曲中考えこんでしまいました。
そして今も考え込んでる。この曲の歌詞を考えてこなかったけど、今深い沼にハマっているというか、長い長い夏に私が置いていかれそうになっていて、助けて欲しいです。今更歌詞解釈しちゃう?

夏夢を聴いた後、この曲が聴きたくなったけど、すぐ次のゾーン行ったから、逆にここで戻ってくると思わなくてひっくり返っていました。
どういう意図の配置なんだろ?

【9/25追記】
あえて“もしも”と言ったことについて。
たしかにこの曲はもしもの話なんだろうけど、趣旨はそこなのか?一言で表すとして“もしも”なのか?というのが引っかかっていた。
でもふと、この曲の主人公に重ねて、水瀬いのりというアーティストの“もしも”なのかしれないと思った。
このゾーンで歌われたのは、言ってしまえばいのりちゃんの“もしも”なのかもしれない曲で、果たしてそれが“もしも”になるのかは未来の私たちしか知らないんだなぁなんて思ってエモくなっていた。

glowツアーの時はAメロがすごく歌いづらそうだったのに、今回はばっちりハマっていて好きでした。

ジニアの色イメージはオレンジだったけど、制御ライトが黄色になったから、私の中のイメージがツアー終了後には変わっている気がします。

13.星屑のコントレイル

解釈一致して嬉しかった曲。
お気に入りのvoi曲といえばこれだよね!ってずっと思ってる。なんでかはしらんけど。
打ち上げだったかで、誰かが最近歌ってないよね?みたいな話をしてくれるまでは、私の中で定期的に歌われている曲のイメージだったから、どこかで私の中によく歌われるイメージがつくられたんだと思います。

個人的にはなんかピンときていない曲なのにvoiできるからいっか〜みたいな曲としてずっと聴いていて、でもこのツアー開始前に、急にピンときた瞬間があって、だから歌われたら嬉しいなと思っていた曲です。
というのも、ツアー前にちょこちょこ過去の映像を見返していたら、私はこの曲と共に歩んできたんだなという実感が湧いて、1stライブ以降、かっこいいvoi曲といえばこれで育ってきたんだと気づいたんです。glow仙台のギターバトルで無限に跳ばさせられた思い出とか、なんかそういう自分の心のブックマークになっていた瞬間にこの曲はいつもいた気がして、なんかこの曲と急接近しました。

この曲が歌われるたびに、私は今までの思い出の1ページが振り返れるようになって、heart bookmarkというツアーでそこに辿り着けたのが嬉しかったです。

結果的にこれが唯一のvoiになったのもご縁ですね。

間奏でじっじーさんを呼ぶいのりちゃんが、奈々さんのそれと重なって、なんか嬉しくなった。
いのりバンドとここまで距離が近づいたんだなと実感した瞬間でした。

14.Starry Wish

イントロを聴いて一安心しました。
期待してしまっていた分、もしブックマークとして選ばれなかったら…と少し考えてしまっていました。

待っていたオタクもたくさんいたのかな?ちゃんとザワメキがあって、やっぱりこの曲がいのりちゃんのライブに必要だよ…と涙しました。
星屑から繋げてきたのもなんだか1stライブを思い出してしまってエモかったです(実際の1stは間に何曲か入るから、私の印象の話)。あと、エモいという言葉はあんまり使いたくないけど使っちゃった。

記憶違いだったら申し訳ないけど、表情はずっと険しかったような?ちょっとこの曲かは覚えてないのがもどかしいから、有識者求ム。

私は広島行けなくなってしまったから仕方ないけど、広島で歌われると思うと感慨深いですね。

15.燈籠光柱

ライブでどんな感じになるのかワクワクしていた曲。本編ラスト予想だったので、意外でした。

いのりちゃんのライブでの4着目の衣装変えの時、バンドメンバー(特におばちゃん)から始まるイントロが特徴のひとつかな?と思うんだけど、今回は次に来るのが燈籠光柱だからか、いつもと違う感じがして好きでした。

特ににゃんちーさんふっふーさんのところが私は好きで、あのおふたりは他の曲でもかなりアクティブに動かれていて、私の心を掴んできました。
以前から、いのりちゃんの動きや歌に合わせてバンドメンバーがシンクロした動きを見せる瞬間にグッときていたのですが、人数が増えたことで、またその絡みも加速していくのが嬉しかったです。

祭りとバイオリンはなんかイメージ湧かないな〜と思いつつ、バイオリンの音を聴けるのは嬉しいので、音楽的な話は有識者の見解に任せます。

曲が始まってからは、思っていた感じとはまた少し違くて、ほっこりあったかい空間だったように感じます。いのりちゃんの空気感がそうさせているのかもしれないです。
音源の段階ではわりと熱い!って感じの曲かなって思っていたので、暖かく包み込む優しい感じの曲になったのは意外でした。

今、今のところは、僕らは今みたいなかなり険しい表情をしていて、感情の昂りを感じましたし、千秋楽までどう変わっていくのかとか、今後歌っていくことで5年後とか10年後はどんな曲になっているのだろうと楽しみになりました。

16.My Graffiti

素直に聴けて嬉しかった曲。
何が好きなのか自分ではよく分かってないけどすごく好きで、グッと来る曲。

いのりちゃんの表情はこのあたりから、グッと来ているのか、このライブへの手ごたえを確かめるように歌っている感じがしました。
このツアーのセトリを決めて、自分がやりたいこと、好きなことを詰め込んだ時、それがどう受け取られるんだろうかと不安だったんだと思います。MCでもその話があったし。
でも、ここまで歌ってきて、確かな手応えがあったんだろうなって私は感じました。
自分がやりたいことをやって、それをお客さんも楽しんでくれるとわかったら、これから先のいのりちゃんはまたどんどん進化していくんだと思います。
この感覚、CtR!のときのそれに近いように思いました。あの頃は今とは違った意味で、お互いに確かな手応えがあったように思いますし、これから先がいのりちゃん自身も、オタクたちもすごくワクワクする時期だったけれど、また今がそれなんじゃないかなって。そんな時にこの曲が歌われるのってほんとすばらしい巡り合わせと思いました。
虹の照明も正直涙が出ました。なつかしいね。

指で作った四角の中でちょうど視界が開けて、四角の中に私も入れたのかな?と思ってちょっと嬉しくなりました。

17.glow

この曲も上述の通り、手応えを感じているのがこちらにも伝わってきました。
glowツアーの時よりもずっとしっかりとした歌声で頼もしいです。

この曲が、このアルバムがなかったら、今のアーティスト水瀬いのりはもしかしたら存在していなかったんじゃないかとたまに思ってしまうくらい、今のいのりちゃんに必要なことが詰まっている曲に感じて、出会えて良かったねって自分に対してもいのりちゃんに対しても思います。

「未来に筋書きなんて何もいらない」
本当にそう思っているんだろうなってくらい力強く歌っていて、想いの強さを乗せても負けない歌声っていいよねってなりました。
力強さを失ったのではなくて、今のいのりちゃんは力強く歌うこともできる、表現の幅が広いアーティストになったと思います。

18.heart bookmark

満を持して登場。
楽しかった!!ラストにすごく合ってた!!
大団円って感じ。

クラップから始まって、みんなで歌ってって、まさにライブって感じがするし、なによりいのりちゃんが楽しそうだったのをみて私は嬉しくなりました。

ダイヤモンドみたいな〜ってところで、いのりちゃんがくるくる回っていて、あやうく自分も回りかけたというか、それくらい楽しくて、空気感も暖かくて、いいツアーになりそうだな〜って思えました。
走ってでも走るいのりちゃんかわいかった。

2番Aメロ、まじで幸せすぎて、ハッピーエンドすぎた。
歌っていいっていのりちゃんが言っていてもなんとなく歌い出しづらいものだけど、いのりちゃんがマイク向けてくれたから、遠慮なく声を出せて、オタクの声がたくさん響いていて、嬉しくなった。voiするだけがライブじゃないし、ライブを作る一員になれたのが嬉しかった。

We are all right!を最後みんなで歌ってる瞬間とかすごく楽しくて、たくさんライブ行ったり、オタクしてきても、まだこういう新しい感情になれるんだな〜って嬉しくて仕方なかった。

19.僕らだけの鼓動

毎回歌ってくれとか言ってたらまた歌ってくれたのうれしい!何度でも歌ってほしい曲。
トロッコでレスしすぎて歌詞がモニョモニョしているのも久しぶりの感じでかわいかった。

実は、自分がライブで聴きたい曲(全曲)が、トロッコで歌われて、歌詞モニョモニョしたあげく、レス乞食の餌食になっているのを見るのは、前は本当に嫌で、円盤化されても腹が立つから見ないようにしていたし、確定レスもらった〜🫶🏻いのりは人生!ってオタク見て全員ミュートする勢いだったんだけど、今回のライブで意識が変わって、自分が今1番驚いてます。

このツアー自体がエンタメに振っているというか、以前は曲を聴かせる、世界観を魅せる、文脈を読ませるみたいなオタク的な楽しみ方をする層に向けたものだった(主観)のが、今回は推しに会いに行こう!推しを見て幸せな気持ちを味わおう!みたいな感覚がありました。
だからもっと単純に音にのってみたり、かわいい衣装をみてニコニコしたり、トロッコに乗ってきた推しと交流したり、なんかそういうもっとライトに楽しめる空間作りみたいなのがされている気がして、自分自身もそれならそういう楽しみ方をしてみようかなって思ったのが、意識の変化につながった気がします。

だからトロッコに乗っている時間は、いのりちゃんが私たちファンと交流しようと思っている時間であって、曲を聴かせるのは副産物みたいなイメージになりました。
今回アリーナのど真ん中にいたから、正直近くで見れることもないし、当然レスが貰えたりもしないんだけど、少なくともステージに立ついのりちゃんではなく、ファンと交流しているいのりちゃんを見ることができて、また新たな一面をライブという空間の中で見れた気がしました。

この空間作りというのは、いのりちゃん自身がいろんなアーティストのライブやイベントで得てきたものだと思っていて、ライブの全体が100だとして100歌を聴かせる時間じゃなくてもいいんだよね。30くらいトークしてもいいし、ファンの近くに行ってもいい。分かってはいたけど、いのりちゃんのライブとか声優ライブはこういうものという固定概念を崩されて嬉しかったです。

欲を言えば私もいつかは近くでいのりちゃんを見てみたいな。

20.笑顔が似合う日

まさに気持ちだけは横転からのジャンボリミッキーって感じだった。
曲調とかは全然好みじゃない(失礼)し、何がいいとかわからないんだけど、たぶん1st LIVEを思い出してたのか、自分でもわからないけど、横転だった。

高まりだけがそこにあって、結局それ以外覚えてないのはほんとにオタクすぎて泣いてるけど、次回に期待ということで。

21.MELODY FLAG

MCで"待ち合わせ"、"約束"と言われて真剣に約束のアステリズムだー!!!ってなってたドアホです。たぶん聴きたかったんだろうね。
とはいえメロフラも聴きたかった曲のひとつだしオールオッケー!

アコースティックライブ同様、タンバリン使ってるのかわいくて大好きだった。オタクにもタンバリン配布してほしいと思ったけど、うざそうなのでやっぱなし。

打ち上げでオタクから聞いてなるほど〜ってなったのが、メロフラエンディング曲がほとんどセトリ入りしているという話でした。
怠惰なオタクなので、熱心には聞いてこなかったけど、確かにあの日あの瞬間を思い起こさせるエンディングばかりで、オタクによってはメロフラエンディングといえばこの曲みたいなの違うんだろうなーと思いました。
あなたのエンディングはどれですか?

真剣にラジオ部してなかったけれど、やっぱりメロフラは1番聞いてきた曲なんじゃないかと思っています。
でもイントロ始まってから、なんとなくしっくり来てなくて、体に馴染んでない気がして気づいたのが、ライブで聴くのは1stぶりらしいです。
耳は覚えていても、身体は覚えていないことに驚きました。

思えば今回のセットリストで初めて聴く曲がたくさんありました。どこのライブに行ってないから聞けてないというのを知るたびに、自分が辿ってきたオタクライフを振り返れる感じがして楽しかったです。
以前なら、あれも聞けてないこれも聞けてないと悲しくなっていたので、少しは大人になったかな。

曲中、いのりちゃんがバンドメンバーのところを1人ずつ訪れていくのは、前にもあった演出だけど好きな演出のひとつです。
前よりも各バンドメンバーとの絆が深まっているのを感じさせます。

旗を想起させる動きをいのりちゃんがしていたのは、初めてなのかな?私は知らなかったから、なんかすごくテンションあがりました。

最後に

あっという間に1公演終わってしまって、今はそれを自分に落とし込む時間なのですが、その中で自分にとってこのライブ、このツアーは大きな学びのあるものになっていくと思うようになりました。

去年のSAツアーで、今までのオタクスタイル、価値観で見るいのりちゃんには満足して、オタクを引退しても悔いはないと思っていたのもあって、以降のいのりちゃんの変化を受け入れやすかったのもあります。

あんまり"推し"という単語は使いたくなかったのですが、初めていのりちゃんのことは推しなんだと思った日でした。

それは、フラーグムの衣装のことだったり、アンコールのトロッコのことだったり、私がライブ中に今までと違った気持ちを得たことで気づいたのですが、私のそれまでのオタクスタイルは、プロとしてのアーティスト水瀬いのりを求めていて、そこに向けて応援していくことに価値を見出していたけれど、今の私は、水瀬いのりという1人の声優であり、歌手であり、女の子が楽しそうに活動する姿から、幸せだったり、癒しだったり、日々の活力を得ているのだと思います。

それって平たく言えば推し活じゃないかな?と思って、今までの深読みしすぎたり、批評したり、勝手に悲しくなったりしていたのをオタク、オタ活と表現するなら、今の私はライトに推し活を楽しんでいるんだと思います。

だから苦しい気持ちは減ったし、自由に音や表情を楽しめるし、周りのオタクが何か言っていても惑わされる必要がないのかもしれないと今は思っています。ツアーを通して変わるかもしれないけど。

だから今少しでも楽しめないとか、辛いと思っているオタクに、私のようになってほしいとまでは言わないけど、でも、私と同じような人にも、こういう楽しみ方もあるよってのは言いたいなって思いました。
それでその考え方を鵜呑みにする必要はなくて、ひとつの考え方として咀嚼して、自分なりの考え方を持って次のライブの中で自分で楽しいと思える瞬間を迎えられたら、それってダイヤモンドみたいな瞬間だし、どんどん毎日が楽しくなるかもね?と私は思っています。

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