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「レンズ沼の歩き方」Carl Zeiss Jena MC Flektogon 20mm F2.8 DDR

 今回は、M42スクリューマウントの超広角レンズ。Contaxのフィルムカメラ用に購入したものです。
 超広角レンズの使用頻度とDistagon 21mmF2.8の価格や大きさ(85x90.5mm)・重さ(515g)を考慮して、このレンズを購入しました。Flektogon 20mm はコンパクト(70x55mm)で軽量(330g)です。

MC Flektogon 20mm F2.8 外観

 最短撮影距離も19㎝と Distagon 21mm の22㎝より短いです。

MC Flektogon 20mm F2.8 最短撮影目盛

 DDRとあるように、Deutsche Demokratische Republik ドイツ民主共和国
旧東ドイツ製です。
 Distagon 21mm F2.8 の発売は、1984年でまだまだ中古も少なかったです。それに対し Flektogon 20mm F2.8は、1976年から生産されていました。
この8年の差は何を意味するのでしょう。Distagon 21mmの大きさ・重さを要しないと Flektogon 20mmには勝てない性能だった?

MC Flektogon 20mm F2.8 モード切替スイッチ

 M42マウントで絞り込みがシャッターに連動せず、ピント合わせ後絞り込み測光で撮影していました。Aモードではなく、Mモードでの使用になります。

Canon RP / MC Flektogon 20mm F2.8 f4

 フィルムカメラ時代は、開放で撮ることがなく、f5.6~8 が常用絞りなので、特に画質に不満はありませんでした。

Canon RP / MC Flektogon 20mm F2.8 f4

 超広角レンズでも、最短撮影距離19㎝ なので結構大きく写せます。

Canon RP / MC Flektogon 20mm F2.8 f2.8

 小型・軽量な Flektogon 20mmは、描写においても十分満足いく1本です。

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