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「みじかびの キャプリてとれば… 万年筆の魅力」 理想の万年筆
理想の万年筆とは、どんなイメージでしょうか? ペン先の大きさは重要です。大きなペン先がしなやかな書き心地になる訳ではありませんが、見た目の満足感が違います。
また、軸の装飾もあります。蒔絵?螺鈿?象嵌?これらは、もう伝統工芸品と言った方が良いかもしれません。実用性を考えると、木軸や漆塗り万年筆辺りではないでしょうか。
高級万年筆にはビッグサイズのものもあり、常用するのにどうかなと思ってしまいます。日本人の手にフィットし、日本語が書きやすいのは、国内3社製でしょうか?
実用的で所有欲を満足させてくれる私の考える理想の万年筆を紹介します。
まずは、SAILORのKING PROFIT ST KOPモデル。紹介する3本の中でも一番ペン先が大きく21金です。蓋・胴・大先は、普通の樹脂製ですが、威厳があります。まさにペンの王様といった感じです。
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次は、PILOT CUSTOM 745。CUSTOM URUSHI が発売されるまでは、最上位モデルでした。でも CUSTOM URUSHIは、ちょっと大きく手に余る感じがします。常用なら CUSTOM 745 を選びます。軸や蓋の漆仕上げも良い感じ。
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最後に紹介するのは、PLATINUM 出雲 溜塗り『赤溜』です。ペン先は、プレジデントと同じで18金ですが、蓋・胴は本漆溜塗り。時とともに下地の赤が浮かび上がってくるのが楽しみです。
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以上紹介した万年筆は、度重なる値上げで私が入手した時の2倍近くの価格になってしまいました。これから手に入れるのはなかなか大変そうなのが残念です。
お手頃な鉄ペンの万年筆でも、十分万年筆の魅力は味わえます。でも、これらの万年筆は、きっと新たな魅力を発見させてくれると思います。
いままでにご紹介した万年筆を参考に、豊かな万年筆ライフを楽しんでいただければうれしいです。
次回からは、「彼らと愉快に暮らす―僕のお気に入り」というタイトルで万年筆以外の物を紹介していきたいと思います。ご愛読いただきありがとうございました。