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「みじかびの キャプリてとれば… 万年筆の魅力」PLATINUM #3776 CENTURY

 万年筆愛好家として、いろいろなメーカーのモデルを使っています。とは言え、よく使う万年筆は決まっています。今回は、一番手に取る万年筆 #3776  Century を紹介します。

 1978年、理想の万年筆として初代の #3776 が開発されました。33年後の2011年に#3776 Century としてモデルチェンジ。インクの乾燥を防ぐ「スリップシール機構」が搭載されました。そして、初代#3776から44年目、#3776 Century 発売から10周年を記念した特別限定モデル #3776 Century Dedade が、2022年に登場しました。

#3776 Century Dedade 10周年記念モデル


 書き味が好みであることもありますが、一番使う万年筆となっている理由は、インクが乾かない安心感です。使いたい時に確実に書けるというのは、万年筆にとって最も重要だと思っています。書き味は、人によって好みもいろいろあると思いますが、書き応えのナチュラルさが気に入っています。

#3776 Century には、字幅〈UEF〉~〈C〉ニブが揃っています。また、一般的な樹脂軸から木軸やセルロイド軸、蒔絵など バリエーションが豊富です。

#3776  Cenctury ブライヤー軸
#3776  Century シャトルブルー /  ボルドーレッド

 また、用途で字幅を選ぶのも楽しいです。例えば、手帳には〈UEF〉ニブ、ノートには〈F〉ニブ、葉書には〈M〉ニブ、芳名帳には〈C〉ニブ と使い分けています。

左から ノーマル ロジウムメッキ Decade

 4,5年前まで、樹脂軸モデルなら実売1万円以下だったのですが、2回の値上げでかなり高くなりました。金ペン万年筆として気軽にお勧めできなくなってしまい残念です。


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