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「みじかびの キャプリてとれば… 万年筆の魅力」 LAMY studio mattstainless                    LAMY aion olivesilver  

 LAMYの万年筆と言われて思い浮かぶのは LAMY safari? LAMY 2000?
金ぺン派と鉄ペンも厭わない質実剛健派、好みが分かれるところでしょうか。今回は、1966年に登場した LAMY2000 に比べると新顔ともいえる studio と aion を紹介します。

 2005年に登場した studio。90度ねじれたプロペラ型クリップが最大の特徴。

LAMY studio プロペラ形状のクリップ

 そして、Simply modern とLAMYが呼ぶ aion。 どちらもスタイリッシュなデザインです。

LAMY aion

 また、どちらもアルマイト加工したアルミニウム製。縦ヘアラインの美しいStudio。シルクマット調の aion。甲乙つけ難い。
 ペン先はスチール製。ペン先形状が同じなら、好みのデザインだけで選べばよいのですが… studio のペン先は、先端がシャープな鋭角。一方 aion の方は、将棋の駒を思わせるゆるやかな五角形。価格差も1,000円ほどでさらに悩ましい。

上:LAMY studio 下:LAMY aion

 となるとどちらも手に入れて書き心地を比べるしかない。これが、万年筆沼の性でしょうか?
 毎日、書き比べるものの結論が出ない。studioは、見た目以上に軽く手になじむ。aionは、パイロットの Custum845並み のサイズと太軸で、キャップポストしないで使うと低重心で心地よい。

上:Pilot Custom845  下:LAMY aion


 どちらも、<EF>ニブを選んだのですが、インクフローが良いせいか思った以上に aion の方が字幅が太い。ということで、どちらも競合せず書き比べの優劣がつかないまま、お気に入りの2本として現在も愛用しています。
 どちらもLAMYの唯一無二、シンプルデザインを満喫できる満足の1本です。


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