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「みじかびの キャプリてとれば…万年筆の魅力」 万年筆の洗浄
インクがなくなった時に行うお手入れは洗浄です。コンバーターを使っていれば、コンバーター自体の洗浄も兼ねて20~30回も水を出し入れば、たいていきれいになります。
インクカートリッジで使っている場合、木軸や水に弱い素材製の万年筆だと気を使います。あまり長く流水でインクを流すのも心配だし、一晩水につけておくのは危険です。
今回、インクカートリッジで使っているPLATINUMのプレジールが2本同時にインク切れしたので洗浄方法を紹介します。プレジールは、気を使わなければならない素材ではありません。洗浄を楽に手早くというのが主眼です。
使っていないコンバーターがあれば、これを使うのが一番楽です。
セーラー万年筆から「万年筆サポートキット」が売られているので、これを使うのも良いでしょう。
セーラー万年筆以外の万年筆についても「万年筆サポートキット」の洗浄器と、洗浄したい万年筆メーカーの空になったインクカートリッジを洗浄ノズルに加工して使うこともできます。
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目薬の容器などスポイト代わりになるものならちょっと工夫すれば、洗浄器代わりに使えます。
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インクの種類や色を変える時は、特に丁寧に洗浄を行いましょう。同じ種類のインクならそう神経質にならずに大丈夫です。
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愛用の万年筆をお手入れするのは楽しいです。キャップもインク漏れ等で汚れている場合もあるので洗浄をお忘れなく。