2023年から始めるウルティマオンラインVol.2:キャラを作ってみる
おはこんばんにちは(この挨拶の仕方古い?)さっふぃーです。
唐突に始めたシリーズ第2回目はいよいよUOの世界に飛び込むキャラクターを作ります。
(画面は特に断りがない限り2Dクライアントでの表示画面です。SAクライアントでの表示はリクエストが多かったら追加します)
ちょっと長くなりますがお付き合いいただければ幸いです。
シャードを選ぶ
IDとパスワードを入れるとこんな画面が出てきます。
この中から遊ぶシャード(今のゲームだとサーバーって言いますね。それと同じです)を選ぶのですが友達がそこで遊んでいるとかいう理由がなければ日本のシャード(上からSakura・Wakoku・Hokuto・Izumo・Mizuho・Yamato・Asuka)を選びましょう。なおMugenも日本のシャードですがルールが上級者向けで他のシャードとはかなり違うので最初は選ばない方が無難です。
「日本のシャードだって7つもあるじゃんか!どこがどうだか分かんないよ!」
って方が大半かと思います。ではどうするか。
結論から言うと一番最初のキャラはAsuka(漢字表記だと飛鳥になります)に作るのが一番お勧めです。なぜかというと2023年7月現在日本のシャードでのプレイヤー人口が一番多いからです。
本来MMORPGとは他のプレイヤーとの交流を楽しむということも目的の一つになります。そういう意味ではやっぱりプレイヤー人口が多いに越したことはないですよね。なのでまったく初めてな方は無難にAsukaを選んでください。ちなみにボクは今はYamato(漢字表記だと大和)ですが。
ただ各シャードごとにそれぞれの特色がありますし各シャードごとに最大7人(月額課金や有料の拡張パックを購入した場合です)までキャラクターが作れますのでいったんAsukaでキャラ操作とか他のプレイヤーとのコミュニケーション方法とかを覚えたら別のシャードにキャラを作ってみるというのが2023年での一番お勧めな遊び方でしょう。
最悪Asukaが自分に合わなくても作ったキャラクターを他のシャードに転送する方法(リアルマネーがかかりますが)もありますのでここは気楽に行きましょう。
もしも既に知り合いなどが遊んでいる場合は同じシャードにキャラを作った方がいろいろと便宜を図ってもらえると思いますのでそこにした方がいいのは言うまでもありませんね。
キャラを作ってみよう
シャードを選んだらいよいよキャラメイキングです。こんな感じです。
昨今のオンラインゲームのキャラメイキングよりは選択肢がめちゃくちゃ少ないです。まぁ古い……ゴホンゴホン老舗のゲームなので致し方ないですね。一応画像はないですがSAクライアントでは顔立ちが3種類くらいから選べるようにはなっているのですが。
ここで選択するのは種族・性別・髪型・髭の型(男性キャラを選択した場合のみ)・肌の色・シャツやボトムの色・髪の色そして肝心のキャラの名前です。
まぁたとえここで適当に選んでも種族と性別とキャラの名前以外はゲーム内通貨(gpと言います)で簡単に変えられますので安心してください。種族と性別とキャラの名前を変えるにはリアルマネーが必要になりますので少し慎重になった方がいいです。(ゲーム内で流通していることもありますが軒並み高額なので遊び始めの方にはとてもじゃないけど手が出ないでしょう)
どの種族を選ぶか
UOではヒューマン(人間)・エルフ・ガーゴイルの3つの種族から選択できます。種族ごとの特色はこんな感じです。
・人間:一番ポピュラーな種族。自然回復力に優れ荷物を多く持てる。また他の種族よりも資材を多く調達できたりすべてのスキルを20.0分持っている保証があります。なので簡単なことなら大体のことはスキル値が0でもできます。
・エルフ:マナ(他のゲームで言うところのマジックポイントです)が+20され夜目が効く(これをゲーム内用語ではNight Sightと言います)また資材採取の時に希少資材を見つけやすく資材の回復力も速いです。またエルフでないと懐かないモンスターもいるのでテイマー(調教師のことです)をやるならエルフ一択ですね。
・ガーゴイル:空を飛ぶことにより早く移動できる代わりに騎乗動物(馬やラマなど)には乗れませんし洋服や鎧に武器やアクセサリーも人間やエルフとは共有できません。(アクセサリーだけは人間やエルフ用のものを身につけることができますが)ですが練成(装備にマジック効果を付ける生産スキル)や神秘魔法にボーナスが付きます。またブーメランみたいな武器を投げて戦う投擲戦士はガーゴイルしかできません。
ということでどの種族にも一長一短あるのですが最初ですしここは好きな種族を選んでもいいと思います。ただしテイマーをやりたいというのであればエルフ一択ですし生産をやってみたいということであればガーゴイルが有利です。人間は一番無難ですがかえって器用貧乏に陥りやすいです。
どうしても最初に選んだ種族が気に入らないということであれば人間からエルフとエルフから人間に転生するのはゲーム内のクエストをクリアすればリアルマネーなしで可能です。そのほかの転生についてはしっかりリアルマネー取られたりするので気をつけましょう。
性別はどっちがいいの?
結論から言うとどちらでも大差ないようですが他のゲーム同様女性キャラの方が装備に幅がありますしおしゃれも楽しめます。(男性だとまるっきりおしゃれできないという訳でもないんですが)
ただ職業で戦士系を選んだ際は悪魔系のモンスターと戦う時に男性キャラだと魅了されてしまうことがあるのでリアル性別にこだわりがなければ女性キャラにした方が無難です。
またテイマーにした場合男性キャラだとki-rin(麒麟)女性キャラだとunicorn(ユニコーン)を調教できます。これはあらかじめ画像なりをチェックしてどちらか好みな方を選びましょう。
名前はどうしようかな?
名前を付ける際に注意してもらいたいのは2バイト文字の日本語は使えないというところです。なので日本的な名前を付けたい時はローマ字に変換する必要があります。
またエルフっぽい名前とかガーゴイルっぽい名前にしたいなという時には以下のサイトがお役に立ちます。(英語のサイトですが)
まぁ一般常識で考えて人に不快な思いをさせるような名前でなければなんでもいいです。ここは思いっ切り趣味に走って気に入った名前を付けた方が愛着も沸きます。
職業テンプレートは使った方がいいの?
キャラの設定が終わると次は職業選択(ステータスとスキルの割り振り)です。こんな画面が出ます。
もしもUOが本当に初めてで手っ取り早く遊びたい!のであればパラディンを選ぶのが一番無難です。なぜ戦士じゃないのかというとパラディンであらかじめ習得できるChivalry(騎士道)というスキルに移動魔法があるからです。装備も戦士よりは若干硬いものが用意されます。
ですができたらテンプレートの職業は選ばないで「上級者」というところを選択した方が長い目で見ればキャラの育成が楽です。テンプレートを選んでしまうと最初からそこそこの能力はありますがどれも中途半端なので。
余談ですがボクがUOを始めた頃は種族は人間一択で職業もテンプレートがありませんでしたので既にプレイしていたリアル友達にステータスやスキルの割り振り方を習ってキャラを作りました。そのあとで攻略サイトを探したらもっとうまい方法があったりして愕然とした覚えがあります……っていう昔話は置いといて。
ここでは上級者を選んでみます。すると次のような画面になります。ちなみにテンプレートの職業を選択するとステータスやスキルが自動的に決まるのでこの画面を見ることはありません。
ここでステータスやスキルを自由に設定できる訳ですが各職業ごとに定石みたいなのがあります。まぁいざとなったらシーソーみたいな感覚でステータスやスキルを調整できますがここである程度「このキャラではどういうことをやりたいか」を決めておいた方がいいですね。ですがたとえ最初のキャラの育成に失敗しても1シャードにつき6~7人は作れるので気楽に行きましょう。
職業別ステータスの割り振り方の一例
一応用語だけ解説しておくとこんな感じです。
Strength(STR):HPや荷物を持つ量に関係する
Dexterity(DEX):スタミナの量などに関係する
Intelligence(INT):マナの量などに関係する
どのキャラでも共通して言えることはSTRには最低25~30くらいは振っておきましょう。でないと革装備も着られなくて育成で詰みます。あとはやりたい職業に合わせてこんな感じに振るのが定石です。
戦士系:STRを多めにしてSTRとDEXに割り振る。INTは最低の10~15くらいあれば十分。
魔法使い系:INTを多めにしてSTRとINTに割り振る。DEXは最低の10~12くらい。
生産系:STRを多めにしてSTRとINTに割り振る。DEXは最低の10で十分。
この定石に合わせて割り振ってあとは育成時にどこから伸ばしていくかを決めていくといいと思います。なおキャラ完成時のステータスの合計値はデフォルトで225になります。この数字は増やすこともできますがとりあえずはこの数字を覚えておいてください。
スキルの割り振り方は?
ステータスが決まったら次はスキルです。一応4つまで設定できますが上二つのスキルを最大値の50まで3つ目のスキルに20を割り振って4つ目のスキルは選ばないのが一般的です。(ちなみに最初に割り振れるスキル値の合計は120です)というのもスキルには伸ばしやすいものと伸ばしにくいものがあるので伸ばしにくいものを最初に高くしておいた方が育成が楽だからです。
ここで「このキャラではどういう感じで遊びたいか」をはっきり決めた方が育成方針が定まりやすくスキルも大体決まります。どんなスキルがあるのかという一覧はこちらのページが見やすいです。
でUOでできる職業は細分化すればキリがありませんが大別するとこんな感じでしょうか?
戦士系:包帯戦士・ヴァンプ武士盾(俗称白豚)・ネクロパラディン・侍・忍者など
魔法使い系:純メイジ(書写メイジ含む)・ネクロメイジ・神秘メイジ・ステハイメイジなど
テイマー系:テイマーメイジ・バードテイマー・テイマー戦士など
バード系:バードメイジ・神秘バードメイジ・ステハイバードなど
生産系:アドオンマスター・生産職人(練成含む)・マテリアルマスター・錬金術師・コックなど
その他:トレジャーハンター・シーフ・羊飼い・釣り師など
「これだけじゃ全然足りない!」って気もしますがまぁおおよその感覚は掴めるのではないでしょうか?
それで各職業ごとに最初に割り当てるスキルは大体固まっています。こんな感じです。
戦士系:武器やそれに付随するスキルは上げやすいのでHealing(治療)やBushido(武士道)Ninjitsu(忍術)にNecromancy(ネクロマンシー)などの魔法系スキルなどに。
魔法系:Magery(魔法)とそれに付随するスキルは後述するヘイブンという場所で簡単に上げられるので必須ではないです。なのでMysticism(神秘)のようなヘイブンでは上げにくい魔法やWrestling(格闘)などやりにくいスキルなどに。
テイマー系:Animal Taming(調教)に50は必須。あとはバードテイマーならDiscordance(不調和)テイマーメイジだったらMagery(魔法)に振ると最初の修行がしやすくなりますが場合によってはVeterinary(獣医学)に振るのもあり。
バード系:Discordance(不調和)は必須。あとはProvocation(扇動)かPeacemaking(沈静化)お好きな方に振るのがいいでしょう。
生産系:imbuing(練成)をやるなら50必須。その他はTailoring(裁縫)などに。マテリアルマスター(資材調達役)ならLumberjacking(伐採)は50必須でFishing(釣り)も入れるなら50入れておいた方がいいです。
その他:メインのスキルに50振るのが定石です。……まぁ最初の職業でこのカテゴリーを選ぶことはあまりお勧めできませんが。
あとは番外としてHiding(隠蔽)とStealth(隠密またはステルス)を組み合わせるいわゆるステハイキャラを作りたい場合はHiding(隠蔽)に50を必ず振ってください。成功率に差が出るので育成しやすくなります。
一番初めての職業を選ぶなら?
今まで上げた中から一番初めての職業にお勧めなものをお勧め順に挙げておきます。
包帯戦士:低コストで育成できる。最初のお金稼ぎキャラとしては適任かも。
バードテイマー:調教に不調和とマゾいスキル上げが待っていますがペットを使役して戦う職業は他のゲームではあまり見かけないので十分楽しめるしそこそこ稼げます。
バードメイジ:友達とパーティープレイできるならサポート役として適任。パーティプレイ前提ならダンジョンも楽勝なので結構稼げる。
ステハイを入れたお散歩キャラ:ステハイ自体ではあまり稼げませんが行動範囲がぐっと広がります。UOの世界を隅々まで見て回りたい方にはピッタリです。
はっきり言うと魔法系は割とスキル上げがかったるいので途中で飽きてしまうことが多いですし生産系はきちんと月額課金して家を持って店を経営しないと儲けが出ませんので一番初めての職業には向いていません。その他の職業もマニアックなので儲けは薄いです。……ロールプレイをやりたいからどうしてもやりたい!と言うのであれば止めませんが飽きるのも早いかもしれませんよ。
といった感じで無事ステータスとスキルを割り振ったところで次の画面です。
※スキルの中にSpellweaving(繊成呪文またはグループ呪文)というものがありますがこれはゲーム内のクエストで取得するスキルなので最初のスキルとして選択することはできません。このスキルを使いたい方は頭に入れておいてください。
スタートする場所は?
一応スタート地点としてトランメルの主要都市やテルマーのロイヤルシティを選択できますがここは
どの種族や職業を選んでも最初に示されているニューヘイブン一択です。なぜかと言うとここには最初のお金稼ぎになるエスコートクエストのNPCが多数たむろしていますし各種スキルのインストラクターがいてお金(UOではgpという単位が使われます)があれば40.0までは簡単にスキルを取得できるからです。出現するモンスターにも凶悪なものはいませんし最初の修行場としては最適です。また他のベテランプレイヤーも銀行前に現れたりすることがあるので質問などもできたりします。ここは何も触らずにニューヘイブンのまま次へ進みましょう。
無事にブリタニアの世界に降り立ったぞ!
何秒かかかってようやくUOの世界すなわちブリタニアにキャラが出現します。
さてここから冒険の始まりとなります。
今回はここまでです。
それではまた。