見出し画像

【SAP認定試験】C_TS462(旧:C_TSCM62、C_TS460、P_SD) 販売管理(SD) 試験対策問題集

割引あり

このコンテンツは、C_TS462 販売管理(英語名:SAP Certified Associate – SAP S/4HANA Cloud Private Edition, Sales)試験に合格するための問題集です。実際の試験に限りなく近い形式の問題を収録しており、正答率も高く、本試験で高確率で出題される問題に絞っているため、最小限の努力で合格を目指すことができます。
※私もこの問題を何度も解くことで、本試験では90%超の高得点でラクに合格できました。


試験概要

C_TS462試験は、S/4HANA における販売管理(SD)の全般を学んでいきます。販売 および、流通処理に関連する主要な業務プロセスやカスタマイズ設定、価格設定、請求処理、出力やテキスト管理のカスタマイズ設定を学習します。

試験情報の詳細はこちらをご覧ください。

対象者

  • 実務経験者:SIer、コンサルティングファームのPM・コンサルタント・開発者

    • 試験慣れのために、いきなり問題を解くことが可能です。

  • 試験直前の方:短期間での知識定着を目指す方

  • 初学者:営業部門、情シスのメンバー、実務経験の少ない新人・若手メンバー

    • どのSAP認定試験対策サイトよりも詳しい解説をじっくり読み込むことで、基礎から知識を定着させることができます。

学習方法

問題集を繰り返し解くことで、確実に知識を定着させて合格を目指すことができます。各レベルに応じた多様な学習スタイルに対応しているため、経験者から初学者まで幅広く利用できます。

試験の移行

  • リタイア試験:C_TSCM62(英語名:SAP Certified Application Associate –
    Sales and Distribution, ERP 6.0 EhP7)、C_TS460(英語名:SAP Certified Application Associate – SAP S/4HANA Sales - Upskilling)、P_SD(英語名:Order Fulfillment with SAP ERP 6.0 EHP5)

  • 後続試験:C_TS462 販売管理(SD)(英語名:SAP Certified Associate – SAP S/4HANA Cloud Private Edition, Sales)

問題集本編

Session1 マスタデータ

No.1
支払人からの情報であるのは、次のどれですか。(2つ選択)

  • 請求書一覧日付

  • 支払条件

  • 出荷条件

  • 請求先住所

正解

  • 請求書一覧日付

  • 支払条件

解説

支払人(得意先)は、請求書の支払いを行う責任を持つ主体です。支払人から提供される情報には、支払いを正確に処理するために必要な詳細が含まれます。これには、支払期限や割引条件などが含まれる支払条件、請求書が発行される日付が含まれます。

正解の選択肢

  • 請求書一覧日付
    請求書一覧日付は、支払人が請求書を一括で管理するための日付を指定します。この日付は、請求書を一覧で表示し、管理するために重要です。

  • 支払条件
    支払条件は、支払いの期限や割引条件を含む詳細を定義します。支払条件は、取引先との契約条件に基づいて設定され、支払いプロセスのスムーズな進行を確保します。

不正解の選択肢

  • 出荷条件
    出荷条件は、商品の出荷に関連する条件を定義しますが、支払人から提供される情報ではありません。

  • 請求先住所
    請求先住所は、請求書を送付する場所を示しますが、支払人からの情報とは言えません。これは、得意先(顧客)情報の一部です。

まとめ
支払人から提供される情報には、「請求書一覧日付」と「支払条件」が含まれます。これらは、請求書管理と支払い条件の管理に必要な重要な情報です。


No.2
得意先マスタデータの更新作業を減らすにはどうすればよいですか。

  • 得意先/仕入先統合を使用する。

  • ビジネスパートナロールを使用する。

  • 共通マスタデータコンセプトを使用する。

  • マスタデータに共通ビューコンセプトを使用する。

正解

  • 共通マスタデータコンセプトを使用する。

解説

SAPシステムにおいて、得意先マスタデータの効率的な管理は重要です。これにより、データの冗長性を減らし、更新作業を最小限に抑えることができます。共通マスタデータコンセプトは、同じデータを複数の業務プロセスで共有することで、データの一貫性を保ちながら、更新作業を効率化します。

正解の選択肢

  • 共通マスタデータコンセプトを使用する
    共通マスタデータコンセプトは、複数のビジネスプロセスで共通して使用されるデータを統一的に管理する方法です。これにより、データの一貫性が保たれ、更新作業が減少します。たとえば、得意先情報を一元管理することで、販売や購買などの異なるプロセス間で同じデータを利用できます。

不正解の選択肢

  • 得意先/仕入先統合を使用する
    得意先/仕入先統合は、取引先を統合して管理する方法ですが、マスタデータの更新作業の効率化に直接関与しません。

  • ビジネスパートナロールを使用する
    ビジネスパートナロールは、取引先の役割を定義するために使用されますが、マスタデータの更新作業の減少には直接関与しません。

  • マスタデータに共通ビューコンセプトを使用する
    共通ビューコンセプトは、データの表示方法を統一するもので、マスタデータの更新作業の減少には直接関与しません。

まとめ
得意先マスタデータの更新作業を減らすためには、共通マスタデータコンセプトを使用することが最適です。これにより、複数のビジネスプロセスでデータの一貫性を保ちながら、効率的なデータ管理が可能になります。


No.3
組織内で部門間販売をサポートしようとしています。この設定はカスタマイジングのどこにありますか。

  • 販売伝票タイプ

  • 出荷伝票タイプ

  • 明細カテゴリ

  • 明細カテゴリ用途

正解

  • 販売伝票タイプ

解説

部門間販売(Intercompany Sales)は、同じ組織内の異なる部門間での取引をサポートするためのプロセスです。このプロセスを設定するには、特定のカスタマイジング設定が必要です。

正解の選択肢

  • 販売伝票タイプ
    販売伝票タイプは、販売取引の種類を定義する設定です。部門間販売をサポートするためには、特定の販売伝票タイプを設定し、それに対応するプロセスを定義します。これにより、部門間の取引を適切に処理し、会計処理を統合することができます。

不正解の選択肢

  • 出荷伝票タイプ
    出荷伝票タイプは、商品の出荷に関連する伝票の種類を定義しますが、部門間販売の設定には直接関与しません。

  • 明細カテゴリ
    明細カテゴリは、販売伝票内の明細行の種類を定義するものであり、部門間販売の設定とは直接関係しません。

  • 明細カテゴリ用途
    明細カテゴリ用途は、明細カテゴリの特定の使用方法を定義しますが、部門間販売の設定には直接関与しません。

まとめ
部門間販売をサポートするためには、カスタマイジングで「販売伝票タイプ」を設定することが必要です。これにより、組織内の異なる部門間での取引を効果的に管理できます。他の選択肢(出荷伝票タイプ、明細カテゴリ、明細カテゴリ用途)は、部門間販売の設定には適していません。


No.4
受注の保存時に、特定の取引先機能のビジネスパートナが見つからないというシステムメッセージが表示されます。この問題を引き起こす可能性がある取引先機能は、以下のうちどれですか。(2つ選択)

  • 受注先

  • 出荷先

  • 請求元

  • 発注元

正解

  • 受注先

  • 出荷先

解説

受注プロセスにおいて、特定の取引先機能(ビジネスパートナ)が適切に設定されていない場合、システムはエラーメッセージを表示します。これにより、取引が正常に処理されない可能性があります。

正解の選択肢

  • 受注先
    受注先は、受注を発行する顧客を指します。受注先が正しく設定されていないと、受注処理が行えません。

  • 出荷先
    出荷先は、商品の配送先を指します。出荷先が正しく設定されていないと、出荷処理が行えず、商品の配送ができません。

不正解の選択肢

  • 請求元
    請求元は、請求書を発行する主体を指しますが、受注の保存時のエラーには直接関係しません。

  • 発注元
    発注元は、発注を行う主体を指しますが、受注の保存時のエラーには直接関係しません。

まとめ
受注の保存時にエラーメッセージが表示される場合、問題の原因として「受注先」および「出荷先」の設定が考えられます。これらの取引先機能が正しく設定されていないと、受注処理や出荷処理に問題が生じます。他の選択肢(請求元、発注元)は、直接的な原因とはなりません。


No.5
どのビジネスパートナカテゴリを使用すると、得意先マスタレコードを登録できますか。(2つ選択)

  • 個人

  • 会社

  • 組織

  • 消費者

正解

  • 個人

  • 組織

解説

SAPにおけるビジネスパートナは、取引先を包括的に管理するためのオブジェクトです。ビジネスパートナカテゴリは、取引先がどのようなタイプであるかを定義し、それに応じたマスタレコードの登録を可能にします。

正解の選択肢

  • 個人
    個人は、一人の人間としての取引先を表します。個人をビジネスパートナカテゴリとして使用することで、個人の顧客や個人事業主としての得意先マスタレコードを登録できます。

  • 組織
    組織は、法人や団体を指します。組織をビジネスパートナカテゴリとして使用することで、企業や団体としての得意先マスタレコードを登録できます。

不正解の選択肢

  • 会社
    会社は、組織の一部として考えられますが、SAPでは組織カテゴリとして扱われます。

  • 消費者
    消費者は、一般の消費者を指しますが、SAPのビジネスパートナカテゴリには該当しません。

まとめ
得意先マスタレコードを登録するためには、「個人」および「組織」のビジネスパートナカテゴリを使用します。これにより、個人や法人としての取引先を適切に管理できます。他の選択肢(会社、消費者)は、SAPのビジネスパートナカテゴリには該当しません。


No.6
ビジネスパートナを登録する際のビジネスパートナ番号の割当は、どのオブジェクトに割り当てられた番号範囲によって制御されますか。

  • 勘定グループ

  • ビジネスパートナグループ

  • ビジネスパートナカテゴリ

  • ビジネスパートナロール

正解

  • ビジネスパートナグループ

解説

SAPでは、ビジネスパートナの登録時にユニークな番号を割り当てる必要があります。これにより、システム内で取引先を一意に識別できます。

正解の選択肢

  • ビジネスパートナグループ
    ビジネスパートナグループは、ビジネスパートナを分類するためのグループです。各グループには特定の番号範囲が割り当てられており、ビジネスパートナを登録する際に、この番号範囲内で一意の番号が自動的に付与されます。

不正解の選択肢

  • 勘定グループ
    勘定グループは、勘定科目を分類するためのものですが、ビジネスパートナの番号割り当てには関係しません。

  • ビジネスパートナカテゴリ
    ビジネスパートナカテゴリは、取引先のタイプを定義しますが、番号範囲の割り当てには関与しません。

  • ビジネスパートナロール
    ビジネスパートナロールは、取引先の役割を定義しますが、番号範囲の割り当てには関与しません。

まとめ
ビジネスパートナの番号割り当ては、「ビジネスパートナグループ」によって制御されます。これにより、各ビジネスパートナに一意の番号が付与され、システム内での管理が容易になります。他の選択肢(勘定グループ、ビジネスパートナカテゴリ、ビジネスパートナロール)は、番号範囲の割り当てには関与しません。


No.7
販売プロセスで使用する新しい得意先を登録したいと考えています。どの組織レベルでデータを更新する必要がありますか。

  • 販売エリアおよび事業領域

  • 得意先グループおよび管理領域

  • 得意先グループおよび会社コード

  • 販売エリアおよび会社コード

正解

  • 販売エリアおよび会社コード

解説

販売プロセスにおいて、得意先(顧客)の情報を正確に管理するためには、特定の組織レベルでデータを更新する必要があります。これにより、得意先の情報が各プロセスで一貫して利用されます。

正解の選択肢

  • 販売エリアおよび会社コード
    販売エリアは、販売組織、流通チャネル、製品部門の組み合わせです。会社コードは、独立した財務会計単位です。新しい得意先を登録する際には、これらの組織レベルでデータを更新する必要があります。これにより、得意先情報が販売プロセス全体で正確に反映されます。

不正解の選択肢

  • 販売エリアおよび事業領域
    事業領域は、内部管理会計の単位であり、販売プロセスの得意先登録には直接関与しません。

  • 得意先グループおよび管理領域
    得意先グループは、得意先を分類するためのものであり、管理領域は内部会計の単位です。これらは得意先登録には直接関与しません。

  • 得意先グループおよび会社コード
    得意先グループは得意先の分類ですが、販売エリアの設定が必要です。

まとめ
販売プロセスで新しい得意先を登録するためには、「販売エリアおよび会社コード」でデータを更新する必要があります。これにより、販売プロセス全体で得意先情報が正確に反映され、効率的な管理が可能となります。他の選択肢(販売エリアおよび事業領域、得意先グループおよび管理領域、得意先グループおよび会社コード)は、得意先登録には直接関与しません。


No.8
ビジネスパートナを更新し、それを販売伝票の得意先として使用したいとします。これを保証するために、得意先仕入先統合(CVI)ではどの割当が必須ですか。

  • ビジネスパートナグループを勘定グループに

  • ビジネスパートナロールを取引先タイプに

  • ビジネスパートナカテゴリを取引先機能に

  • ビジネスパートナカテゴリを取引先決定表に

正解

  • ビジネスパートナグループを勘定グループに

解説

SAPのCVI(Customer-Vendor Integration)は、得意先と仕入先のデータを統合し、システム内で一貫した管理を行うための機能です。ビジネスパートナを販売伝票の得意先として使用するためには、特定の割当が必要です。

正解の選択肢

  • ビジネスパートナグループを勘定グループに
    ビジネスパートナグループは、ビジネスパートナを分類するためのものであり、これを勘定グループに割り当てることで、販売伝票で使用する得意先として認識されます。勘定グループは、得意先の属性や取引条件を定義するための重要な要素です。

不正解の選択肢

  • ビジネスパートナロールを取引先タイプに
    ビジネスパートナロールは、取引先の役割を定義しますが、得意先仕入先統合に直接関与しません。

  • ビジネスパートナカテゴリを取引先機能に
    ビジネスパートナカテゴリは、取引先のタイプを定義しますが、CVIの割当には直接関与しません。

  • ビジネスパートナカテゴリを取引先決定表に
    取引先決定表は、得意先の選定に使用されますが、CVIの割当には直接関与しません。

まとめ
ビジネスパートナを販売伝票の得意先として使用するためには、「ビジネスパートナグループを勘定グループに」割り当てることが必須です。これにより、得意先情報が正確に販売伝票に反映され、適切な管理が行われます。他の選択肢(ビジネスパートナロールを取引先タイプに、ビジネスパートナカテゴリを取引先機能に、ビジネスパートナカテゴリを取引先決定表に)は、CVIの割当には直接関与しません。


No.9
経路決定に使用される品目マスタ内の項目はどれですか。

  • 輸送グループ

  • 明細カテゴリグループ

  • 出荷プラント

  • 積載グループ

正解

  • 輸送グループ

解説

経路決定(Route Determination)は、商品の配送経路を決定するためのプロセスです。このプロセスでは、品目マスタ内の特定の項目が使用されます。

正解の選択肢

  • 輸送グループ
    輸送グループは、品目の配送に関連する属性を定義します。このグループを使用することで、商品の配送経路が自動的に決定されます。輸送グループは、出荷条件や配送手段に基づいて経路を決定するために重要です。

不正解の選択肢

  • 明細カテゴリグループ
    明細カテゴリグループは、販売伝票の明細行のカテゴリを定義するもので、経路決定には直接関与しません。

  • 出荷プラント
    出荷プラントは、商品の出荷元プラントを示しますが、経路決定の直接的な要素ではありません。

  • 積載グループ
    積載グループは、商品の積載方法を定義しますが、経路決定には直接関与しません。

まとめ
経路決定に使用される品目マスタ内の項目は「輸送グループ」です。これにより、商品の配送経路が効率的に決定されます。他の選択肢(明細カテゴリグループ、出荷プラント、積載グループ)は、経路決定には直接関与しません。


No.10
特定の得意先の受注に、該当するすべての値引きを無視する特別価格を入力できるようにしたいと考えています。これはどのようにして実現しますか。

  • 特別価格の条件レコードで、最大条件値を更新する。

  • すべての値引きの条件レコードで、除外区分を設定する。

  • 特別価格と値引きの条件レコードで、条件更新区分を有効化する。

  • 特別価格の条件レコードで、除外区分を設定する。

正解

  • 特別価格の条件レコードで、除外区分を設定する。

解説

SAPにおける特別価格の設定は、得意先に対して特定の価格を適用し、他のすべての値引きを無視する方法です。この設定を行うためには、条件レコードに特定の設定を行う必要があります。

正解の選択肢

  • 特別価格の条件レコードで、除外区分を設定する
    特別価格の条件レコードに除外区分を設定することで、その価格が適用される場合に他のすべての値引きを無視することができます。これにより、特定の得意先に対して特別な価格を設定し、他の条件が干渉しないようにします。

不正解の選択肢

  • 特別価格の条件レコードで、最大条件値を更新する
    最大条件値の更新は、特別価格の適用には関与しません。

  • すべての値引きの条件レコードで、除外区分を設定する
    すべての値引きに対して除外区分を設定することは煩雑であり、特定の得意先に対する特別価格の設定方法としては効率的ではありません。

  • 特別価格と値引きの条件レコードで、条件更新区分を有効化する
    条件更新区分の有効化は、特別価格の適用には関与しません。

まとめ
特定の得意先の受注に対して、すべての値引きを無視する特別価格を設定するためには、「特別価格の条件レコードで、除外区分を設定する」ことが最適です。他の選択肢は、特別価格の設定には適していません。


ここから先は

61,826字

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?