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SAP MM 購買発注伝票”納入完了フラグ”について解説

今回のnoteはSAPのMMで利用する購買発注伝票の項目”納入完了フラグ”について書いていきたと思います。

もしnoteの内容が良ければ”ハート”ボタンを押してもらえると次回以降のnote作成の励みになりますので宜しくお願いします!

私は10年ほどSAP関連のエンジニアをしてます。
私の経歴はnoteに書いてますので、リンクを貼っておきます。

購買発注伝票が良くわからない方は以下の記事で書いてますので気になる方は、読んでもらえると幸いです。

それでは、購買発注伝票の納入完了フラグについて解説していきます。


1.SAP 購買発注伝票”納入完了フラグ”とは

SAPの購買発注伝票の納入完了フラグとは、発注した品目が全て納入されたときに立つフラグです。

例えば、品目Aを100個発注し、100個納入したときに納入完了フラグが立ちます。

「100個納入したとき」をもう少し詳細に説明します。

2.「100個納入した時」ってSAPの伝票でどういう状況か?

「100個納入した時」とは発注を出した取引先から発注した品目が100個納入され自社在庫になると「納入された」という状態になります。

では、自社在庫にするにはSAPのオペレーションは、どのようにやるのかというと、トランザクションコード“MIGO“で入庫伝票を登録できます。

入庫伝票の登録の際に入庫数量と、発注伝票と入庫伝票を紐づけをして登録することができるのですが、このオペレーションをすると発注伝票に対していくつ納入されたか計上(カウント)されます。

なお入庫伝票の際に移動タイプなどを設定する必要がありますが、説明が長くなりそうなので今回は割愛します。

入庫伝票登録のオペレーションを繰り返し入庫数量の合計と発注数量が同じになった時“納入完了フラグ”が自動で設定されます。

なお、この流れが通常の業務の流れですが、取引先との取り決めに途中で変更が入り、入庫しなくて良いとなった場合(例えば100個発注したが90個の納入で納入しなくて良いとなった場合)、手動で伝票に納入完了フラグを設定することもできます。

このどちらかのオペレーションで“納入完了フラグ“が立つわけですが、“納入完了フラグ“が設定された発注伝票に対して入庫処理ができなくなります。


3.まとめ

今回は、SAPのMM関連の発注伝票の項目“納入完了フラグ“について解説してみましたが、どうだったでしょうか?

納入完了フラグは、本番運用をやっていると使うことがよくあります。例えば業務ユーザから「新しく入庫しなくちゃいけないけど入庫できない」などです。

納入完了フラグが設定されていることがよくあります。

SAPを学ぼうとする”あなた”に何かの役に立てれば幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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