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SAP MM 入庫伝票”移動タイプ”について解説

今回のnoteはSAPのMMで利用する入庫伝票の項目”移動タイプ”について書いていきたと思います。

もしnoteの内容が良ければ”ハート”ボタンを押してもらえると次回以降のnote作成の励みになりますので宜しくお願いします!

私は10年ほどSAP関連のエンジニアをしてます。
私の経歴はnoteに書いてますので、リンクを貼っておきます。

入庫伝票が良くわからない方は、まずは在庫管理の概念を把握した方が良いと思うので以下の記事で書いてます。
気になる方は、読んでもらえると幸いです。

それでは入庫伝票の移動タイプについて解説していきます。


1.SAP 入庫伝票の”移動タイプ”とは

SAPの入庫伝票の移動タイプとは、発注した品目が納入先に届いた品目の移動の種類を分別するための項目です。

移動の種類とは、例えば品目Aを100個発注し、
①100個納入場所に到着した。(次の項で説明する入庫保留)
②品目Aを在庫保管場所に移動させた。(次の項で説明する入庫保留解除)
などの移動のことを言います。

SAPで使う時にどういった移動タイプを指定するか、もう少し具体的に説明します。


2.SAP入庫伝票で指定する移動タイプの種類

SAPで発注した伝票に対して指定する移動タイプは以下の通りです。

【移動タイプ:移動タイプ名称】
101:購買発注入庫
→発注した品目を発注伝票で指定した保管場所の在庫領域に移動します。

102:購買発注入庫の取消
→購買発注入庫の取消します。保管場所の在庫領域から無くなります。

103:入庫保留
→発注した品目を発注伝票で指定した保管場所の入庫保留在庫領域に登録します。QMモジュール(品質管理)を使わない企業で検査前の荷受の移動で使うことが多いです。

104:入庫保留の取消
→入庫保留の取消します。入庫保留在庫の領域から無くなります。

105:入庫保留解除
→入庫保留在庫を解除し、入庫保留在庫領域から在庫領域に移動します。

106:入庫保留解除の取消
→入庫保留解除を取消します。在庫領域から入庫保留在庫領域に移動します。

122:仕入返品
→在庫領域から減らします。発注した取引先に返品する際に利用します。

123:仕入返品の取消
→仕入返品を取消します。


3.まとめ

今回は、SAPのMM関連の入庫伝票の項目“移動タイプ“について解説してみましたが、どうだったでしょうか?

発注した伝票に対して指定する移動タイプは、今回説明した移動タイプになります。発注伝票に関係無く品目を移動させたい場合は今回説明した移動タイプ以外があり、様々な移動タイプがあります。


SAPを学ぼうとする”あなた”に何かの役に立てれば幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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