訃報 浅草駒太夫ママ
突然届いた知らせ。
「生涯現役」と謳っていた花魁踊り子、浅草駒太夫ママが亡くなってしまった。
人はいつか必ず「死」が訪れることはわかっているが、慕っている人などに関すると、「この人は絶対いなくならない」と勝手に脳内変換(妄想)している。先日のイベントで「命」に関する言葉を語ってきたのに、やはり現実とイメージでは開きがある。
駒太夫ママとは、「浅草フランス座」に乗った時、お世話になっていた。元夫で社長の故佐山淳氏と共に。そしてママは踊り子として舞台にも立っていた。
ママのベットショーは、行燈を効果的に使い、妖しさを演出していた。これは他では見れない、独特な演出であった。
晩年は「サディスティックサーカス」に出演し、若い世代にも踊り子魂を存分に披露していた。ただ、花魁衣装、上から下まで総重量10キロ以上ある衣装に体を張って戦っていた。私はその根性をみた。
しかし残念ながらその流れを汲む踊り子は生まれなかった。
ママの経営する浅草「喫茶ベル」でお別れ会をやるとのこと。
気になる方は私の代わりに弔問に訪れて欲しい。ただ、関係各位の方、往年のファンの方も多いと思うので、節度ある接し方を望んでいます。
(またいずれ詳しくママのこと書きます)