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動けば広がる

昨日はモネ展を見に行こうと上野へ。
十月桜が咲いていた。

国立西洋美術館へ向かう途中、パッと見た写真展が気になって ふらりと入ってみた。

写真はボカして撮られたものが多く、何を対象として撮ったのか分からないものも ちょこちょこある。見る者に想像させる作品だ。

最近のカメラにはAIが搭載されていて、それを使えば構図もシャッターチャンスも決めてくれ、きれいな写真は誰でも撮れるようになった。でも大事なのは 人の主観と身体性だと。手ブレをしたり、自分の想いをのせることはAIにはできないって展示の文に書かれていた。

鑑賞していたら、キレイな色でボカした写真について質問したくなり、思い切ってフォトグラファーの人に聞いてみた。そうしたら写真だけでなく思いがけず いろんな話が聞けた。アメリカのミシガンで実施されたという、アーティストがきちんと生活できるようにという目的で開催されたプロジェクトを日本で試みた話とか。 
 
また途中で、学校で版画を教えているという中国人の男性が、写真を見て刺激されたのか、彼や生徒さんの作品を私たちにスマホで見せてくれた。今まで見たことのないような作品で、「わぁ、すごい!」と何度も伝える。

こういう自然な流れが時々あって、そういう時間が私はとても好き。
何もしなくても するりと事が進んでいく。
会社で働いているときには殆ど感じなかったなぁ。

というわけで、話し込んだ後、目的の美術館へ向かうと
唖然とするほどの長蛇の列。
事前にチケットを買っても80分待ちだという。
即座に「無理!」と思い、でも せっかく来たのだからとアメ横へGO。

チョコの叩き売りをやっていて、小学生の時に見た衝撃を思い出し、今も健在してることが嬉しくにんまりする。食いしん坊らしく、結局 食べ物をちょこちょこ買って帰宅。

チョコの叩き売り~


夜は一度食べに行ってから、インスタをフォローしているカレー屋さん主催のイベントへ。

「おむすび瞑想の会」

アーユルヴェーダを教えている店主と、鳥取の大山でヨガと料理をされてるふたりのコラボイベントだった。

教えてくれた ふみさんは、おにぎりは料理の原点だと思うと話されていて、
これができれば何でも大丈夫だって言ってた。

それと握ったおにぎりや 作り終えた所を見れば、大体どんな人かが分かるとも。ドキッ(笑)。

作る際に意識していることを丁寧に教えてもらい、それに則って、岩塩と海塩のおにぎりをそれぞれ握ってみる。

教えてくれたふみさんや 店主&スタッフの方が握ったおにぎり

いつも自分が握るとべちょっとしていることが多かったけど、言われたとおりにやってみたら、お米の粒がさらっと結合してふわっとしつつ、塩もしっかり効いていておいしかった。シンプルだけど、満足度が高い。

ここ最近 意識して行動することについて感じることが多かったので、握り方を教えてもらってやってみたら、更に納得というか、その大切さが腑に落ちた。

ひとつひとつ細やかな意識をもって手がけたものは料理に限らず、やっぱり見て分かるし、素敵だなぁと思う。

なんかいろいろ繋がってるなぁと思いながら終わった1日。
動くと いろいろ展開や気づきがあって やっぱり面白い ♪

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