ママは神じゃない！ママを「神格化」してる人は相応にして何者かを演じ、内心では弱者であることを盾にしているし、子育ての面白さを知らない。

この記事を読み直していて気づいたこと。

「いいお母さん」

「素敵なママ」←古腐った社会から見て

「子どもの為に頑張るママ」

を演じている人、これが正解だと思っている人は、

ママを「神格化」しています。

神格化とは、

神の領域だと思うこと、支配者を神とすること。

まさに、神格化。

自分をママの神のように演じ、子どもを支配する。

ママは完璧である。という大きな勘違い。

だから、子どもの世話を０から100までして、

１人で生きる力をつけさせないし、「お手伝い」などという言葉を使い、

ママは、大変なんだから手伝ってよ。

となる。

うちのムスメズは６歳５歳。

家事をしますけど、「お手伝い」ではないです。

私が未熟で不完全だと自覚しているし、ムスメズも知っているので、家事を分担しているだけです。

私は、子どもにとって何でもできる存在ではないし、子どものスーパーウーマンでも、魔法使いでもない。

「ママだから全てしなくちゃ。」など、微塵も思わないので、「ママは何でもできる」とも思われてない。

「ママは大変だけど、寝顔を見たら疲れも吹き飛ぶ」とか、何言っちゃってんの？？

子どもの寝顔は可愛い。

疲れは疲れ。

別物。

それに、疲れるまでママという仕事をするのが謎。

「ママに優しい世界を」

「自分を犠牲にして子育てをしている人の支援を」

「ママが働きやすい社会に！」

と、声高らかに言ってる人は、ママを「神格化」してるだけ、つまり、

自分が神だと思いたいほど、子育てが大変な自分に酔ってるだけ。

子育ての面白さを感じる暇がないほど、

大変な自分に悦に入ってるだけ。

なんなら、無理に

子育てを面白いものにせねば！と、またもや神格化マインドで、子どもの面白い部分を必死に探す。

末期になると、

「ママ起業家にインタビュー」とか言い出す。

起業家は起業家。

枕詞にママをつけるな。

「パパ起業家」「グランマ起業家」なんて言葉はないのに、ママだけにつける。

自分で「ママ起業家」だとか「子育てしながら起業」だとか言ってる人は、

弱者というハンデを持ちながら、頑張る私は、神。と思ってるんですよ。

大変なことをしてる弱者売り。

実際に、本当に子育てが大変な人はいますよ。

５つ子ちゃんだとか、10人のママだとか。

物理的に１人では限界がある人に言ってるんじゃないです。

ママは大変なんだから、神格化しろよ！と、自ら大変を選んだり、素敵なママを演じたり、子どもの為に尽くすママを演じたりするのが、気持ち悪いって話です。

芸能人のInstagramを見て、

「仕事しながら、美味しそうなお料理を作って、育児もして素敵、これぞ完璧なママ！」と、

おめでたい勘違いをして、手作りにこだわったりなど、芸能人の真似をするけど、

ママタレと呼ばれる人たちは、それが仕事、それがマネタイズの手段。

モチベーションが違います。

一般の主婦が、素敵ママを演じて子どもの誕生日ケーキを手作りしたって、Instagramのいいね！はせいぜい10個ほどでしょ。

ケーキ作りばっかりPostしてるパティシエレベルの人は別として。

ママタレが、手作りケーキをPostしたら何万いいね！がつく。

この違いをなぜわからない？

Instagramから、仕事がくる主婦が豪華オシャレ晩ご飯を作るのは、仕事だからです。

モチベーションが違います。

そうではない人が毎日そういう人たちと同じようなご飯を作ると、

ママは大変、だけど子どもの為にご飯を作る素敵ママを演じて、疲れて、ママは大変な中頑張るという「神格化」を強固にする。

私は気分が乗らないとご飯を作らないので、

ムスメズを幼稚園にお迎え行った帰りに、だいたいいつも「今日はご飯作った？」「また作れなかったのね。」と言われます。

ママってこんなもんです。

だから、ムスメズが作るんです。

私は「褒めて伸ばす育児」など滅びればいいと思っているので、ご飯担当の次女が作る味噌スープの味が薄ければ薄いと言うし、濃ければ濃いという。

料理下手な嫁や彼女に、「美味しい」なんて嘘をついてたら上達しないのと同じですからね、

私が、いつも「美味しい」と言ってたら。

次女は、最初の頃は「もー、ママ、そんなこと言わないでよ！」と言ってたけど、味見したら、「あ、ほんとだ、今日のは美味しくない」と認めるのでリテイクの方法を教えてあげたら、このお鍋で作る時はお味噌はこのくらいの量だと感覚で覚えてるし、味見をして自分で確認してます。

その姿が可愛くて面白いんだよ、私としては。

この面白さより、

子どもと料理をする素敵ママを優先して、子どもに料理を教えることを目的にすると、イライラするよね。

さっさと作りたい時に、子どもに料理を教えるなんて大変だもん。

余裕とゆとりがあるからこそできることを、余裕もゆとりもないのにやるから、ママは大変。となる。

子連れは外出も大変、もっと子連れに優しく。

という人は、大変な外出しかしたことないんです。

なんなら、子連れに優しくされたこともないんです。

めちゃくちゃ子連れに優しいですけどね。

ツインバギーにムスメズを乗せてた頃なんて、

どれだけの人が「可愛いね、可愛いね」と言って協力してくれたことか。

ムスメズが２人で買い物に行った時に、雪や雨が降ってたら、コンビニのスタッフが何回家まで送ってくれたことか。

「ママが働きやすい社会を！」って、自分で工夫してない人が言うセリフ。

仕事に家事育児を全てしてるから、そうなる。

アウトソーシングしないから、そうなる。

育休は肩身がせまいって、肩身を狭くしてんのは自分だし、育休を取ることにいちいち何かを言う人に、

明確な意思表示をせず、愚痴ってるだけ。

「忙しい時期に妊娠しないでね」と言われたというツイートに山ほど同意や共感のリプがあったけど、

「妊娠してはいけないというルール、妊娠時期を選ばないといけないルールがあるんですか？この会社には。

忙しい時期に妊娠しないでと言われても、私は女なので、妊娠した時がしたい時です。

生命の神秘まで、コントロールできません」

と言えばいいだけです。

会社に妊娠時期を口出しされたくないのであれば。

こんなことを言われた〜と愚痴ってる時点で、弱者を売りにしてるんですよ、無意識に。

ママは、大変推し、うざい。

ママは、完璧であらねば、立派に育てなければ推し、うざい。

単なる人と人との関わりです、親子は。

そして子どもは、本当に面白い。

子育てが大変なんて、私は嫌すぎるから、大変な子育てはしない。

ママであることを神格化する趣味思考はないし。

「母親だから、〜せねば」の神格化目指しをしてる人ほど、子どもに完璧を求める。

完璧などないということも、

生きているだけで完全体だということもわからない。

子どもと遊ぶこともママの仕事的な人は、暇か？

遊びたいから、遊ぶ。

それでいいじゃない。

ママの神格化をするから、

ママはますます弱者になり、

子どもにも舐められる。

神格化することが、自分を女性を苦しくさせるってことに気づいた方がいいです。

女が女を苦しくなるようなことをしても、誰も幸せにならないし、平和にもならない。

無意識に神格化してると、

子どもの領域もわからないから、ズカズカ踏み込むし、やらなくていいことまでするし、背負わなくていいことも背負うし、心配しなくていいことも心配するし、責任を引き受けるところは放棄する。

神格化すると、自分を見ないから自分を知らないし、キャパを超えて何者かを演じる。

ワーママのロールモデルって、どうやって家事育児をこなしてるかのタイムテーブルばっかりだけど、それ、ロールモデルじゃなくて、

神格化マニュアルだから！！

朝５時に起きて、朝ご飯作ってお弁当作って、晩ご飯の下拵えして、子どもを送って出勤して、

迎えに行って、洗濯して、ご飯作って、お風呂に入れて、寝かして

なんて、出来ないから！！！

あの人はこんなに頑張ってるんだから、私も頑張らないと！

なんて、要らないから。

ママを神格化するから人と比べるし、無理をする。

神格化してるから、子どもが舐めるんです。

ママが家事して当たり前！！

そして、旦那や子どもが家事をしたら、

粗探しする。

いきなり全てを完璧にできるわけないし、毎日家事してる自分と、たまにしかしない人を比べちゃダメでしょ。

私は子どもたちに何でもしてもらうけど、

いきなり、「はい、お風呂掃除して！」と丸投げしてないですよ。

ある程度のやり方は教えたし、手の届かないところは工夫を繰り返してるし、娘流にやってくれてるから口出ししないです。

いちいち確認もしないし。

私が入る前、ムスメズがお風呂を上がる時に掃除して、洗剤が浴槽に入ってるのと、洗剤の泡にまみれてることには「肌荒れするからそれはやめて」と言ったけど、あとは自由にしてもらってます。

手も体も私より小さいんだから、私と同じようにできないことが多いんだから。

手も体も小さいからこそ、できることだってある。

何が不便なのか自分たちで気づいて工夫することを待つのも、これは教えようと教えるのもバランスです。

最近は教えたら嫌がるから、ほとんど何も言わないけど。

自分で工夫して、やり遂げられるという自信がついたのか、何とかしてやろうとしてるから、それがまた面白い。

子育ては、大変なことでもないし、

ママは神の領域でもない。

さっき、子ども部屋の窓を開けに入ったら、

シルバニアとLEGOのコラボやら、素晴らしく散らかってたけど、「アートだわ！」と関心。

ただ、ペンや消しゴムが散らかってるのはアートじゃないから片付けてもらいます。

部屋を片付けないと、思考も整理整頓出来ないからね。

私も体調が良くなったら、大掃除しよ。

ということで、ママを神格化するのは自分を苦しめるだけだし、子どもの面白さを感じる余裕がなくなるって話でした。

世間が勝手に神格化するのは、神格化されたママ像に自分を当てはめようとするママがいるからだからね。