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15キロ太って自分の体を好きになれるようになった話。
お疲れ様です!さおりです。
今日の記事では、ちょっと自分語りをさせていただきたいと思います。
タイトルにもある通り、15キロ太って自分の体を好きと思えるようになった私の話です。
この記事はこんなあなたの為に書いています
・自分の容姿が好きになれない
・最近体重が増えてしまい、鏡を見るたびに落ち込んでしまう
・「痩せないと○○できない」と思っている
・家で見たらイケてると思ったアウトフィットでも、外にでたら自信がなくなってしまう
もし思い当たることがあれば、この記事を最後まで読んでいただけたら、きっとあなたのこころを今よりも軽くすることが出来ると思います。
また、youtubeでも関連の動画を上げていますので、ぜひよろしければご覧ください。
それでは本題に入っていきたいと思います。
まず、私は20代後半くらいまでは、身長160センチ、55キロ前後の普通体型でした。
当時の仕事が接客業で立ち仕事だったため(あとは若さもあると思う)、特に運動などしなくても、食べたい放題飲みたい放題でも体型を維持できていました。
ところがそんなある日、コロナのパンデミックが起こり、仕事が休業になってしまいます。
仕事にも行けず、遊びにも行けず、楽しみといえばご飯を食べるかお酒を飲むことだけの毎日を過ごし、コロナが収束し世の中がニューノーマルに慣れてきたころには、私の体重はコロナ前よりも10キロ以上増加していました。
仕事の休業も明け、外食や飲み会の規制もどんどんゆるくなってきていたころです。
私は焦りました。
「やばい。このままじゃ恥ずかしくて家からできない」
「太ったのをバレないように体型を隠す服しか着れない。」
「こんなに太ってしまったんじゃ恋愛も絶対できない」
そして、運動や食事制限をしてみるも、あまり本気になることができず、なかなか変わらない体型と落ちていかない体重。
鏡を見るたびに自分の体を見るのがつらくて、お風呂に入る時などもなるべく鏡を見ないようにしていました。
鏡に映った自分の体を見るときには、「なんて醜い体・・・」と、絶望的な気持ちになる日々を過ごしていました。
はずかしい。人にどう思われるか怖い。
常に頭の中はそれでいっぱいだったので、久しぶりに友達にご飯に誘われても、自分が相手にどう思われているかだけが気になって、大切な友達との楽しい時間や会話が心から楽しめませんでした。
そんな中、ある事に気が付きました。
それは‥‥
「この絶望的な気持ち、今までにも感じたことがある。っていうか私、普通体型55キロだったあの時も、全く同じことを考えてたわ。」
ということです。
最近の私は、「痩せなければ恥ずかしい」って思ってたけど、今より10キロ痩せてた時の私も、全く同じことを考えてたよね?
ってことは、これから頑張って痩せたとしても、根本的な解決になってなくない?
体重が何キロかどうかに関係なくずっと自分の体を愛することができないって、何か他に自分の体重以外に自分の体を好きになれない原因があるはずだよね?
と思い、色々な勉強やリサーチをはじめました。
その結果、私のマインドセットをシフトさせたいくつかの発見を、この記事ではシェアしていきたいと思います。
①「やせていないとダメ」というのは、社会による洗脳だということに気づく。
洗脳って聞くとちょっと怖い感じがしますよね。
でも、このまま読んでもらえたら嬉しいです。
当時の私の頭と心の中は、「痩せないと○○できない」という考えでいっぱいでした。
でも、この考えって、私が生まれた時からもっていた考えではないんですよね。では、どこから来たのかというと、社会から思いこまされているものなんですね。
どういうことか説明します。
まず、この世界にあるすべての企業は、モノやサービスを売ってお金を儲けるために存在しています。
それが良いとか悪いとかではなく、世の中の仕組みとしてそれは変わる事のない事実です。
モノやサービスを売ろうとしたとき、どんな人に一番売りやすいか分かりますか?
それは、不安を抱えている人です。
ちょっと思い出してみてほしいんですが、こんな感じの広告見たことないですか?
「痩せて思いっきり夏を楽しもう!」
「きれいになって、自分を好きになろう!」
テレビCM、動画の広告、電車の中吊りとかで、結構よく見かけがちな広告だと思うんですよね。
普段から私たちがよく目にしているこのような広告に、どのようなメッセージが隠れているか、わかりますか?
それは、「あなたは今のままじゃダメ」ということなんですね。
企業はあなたに、今のあなたのままじゃダメだと思いこませて、不安な気持ちをあおって、彼らの売っているものやサービスを買ってもらおうとしているんですね。
でも、よく考えてみてください。
別に痩せなくたって夏は楽しめるし、今のままのあなたを、今のまま好きになっても何にも問題はないわけですよ!
一度自分の身の回りの広告を意識して観察してみてください。
不安をあおって「今の自分のままじゃダメなんだ」と思わせる広告の数の多さにびっくりすると思います。
このような広告にあふれた世界に生きていると、どうなるのか考えてみましょう。
まず、大人がこのような広告のメッセージを見て、無意識的にその考え方が刷り込まれていきます。
そして、その大人に育てられた子供たちも、同じマインドセットを持って育ち大人になっていきます!
それが、私たちです!!!!!ドヤ!!って本当に笑いごとじゃなくて(笑)
とにかくまず、「この体のままじゃダメだ」という考え方は、社会によってそう思い込まされているということに気づくのが、自分の体を愛するための大きな第一歩です。
では、その上で、それを変えるために何ができるか考えてみましょう。
②自分の体が自分の人生にもたらしてくれている幸せにフォーカスする。
私たち、特に女性は、私たちの体を考えた時に、見た目のことにフォーカスしがちです。
それは、私たちがただ単に女性であるからという理由だけではなく、現在に至るまで長い間女性の体というものが”モノ扱い”されてきたという背景も大いに影響していますが、この話はリクエストがあればまた別の記事でお話させていただきます。
友達とのよくある会話を思い出してみてほしいんですが、
「最近太っちゃったからさぁ~」
「えーすごい肌きれいじゃない?スキンケア変えた?」
「たるみが気になるからなんかいい施術ないかなぁ」
など、私も含め女子の間で結構見た目に関する会話ってあるあるじゃないですか?
(自分の見た目に気を使うことが悪いということではもちろんないですのであしからず)
でも、自分の体や見た目を好きになるためには、「自分の体は見た目以上の重要な役割がある」ということを、改めて意識することがとても大事です。
例えば私の例でいえば、思春期の時からお腹のお肉がずっとコンプレックスで、フラットでお肉がつまめないお腹にずっとあこがれていました。
でも、一番痩せて50キロくらいしか体重がなかった時も、お腹のお肉は全然つまめるくらいあって、「これだけ頑張って痩せてもお肉がおちない私のお腹って本当になんなの」と、鏡で見るたびに自分のお腹をせめていました。
でも、自分の体を見た目ではなく役割にシフトするために、このような質問を自分にしました。
「もしお腹がなくなったらどうなる?」
このお腹の中には、私が健康で幸せな生活を送るための内臓がぎっしり詰まってる。
もし、悪い魔女が現れて、「そんなにおぬしのお腹が嫌いなら、私が代わりにもらってあげるよ~」とかいって(笑)魔法をかけられて体からお腹の部分を魔法でごっそり消されて、胸の下からすぐ脚が生えている体に変えられたらどうなるか?
多分重要な内臓がほぼ体の中からなくなるので、普通に考えて長くは生きれない体になるか、よくてずっと病院暮らしだとおもうんですよね。
そう考えると、お腹がなくなったら、本当に困る。
特に私は旅行先でおいしいものを食べるのが大好きなので、お腹がなくなってしまったらおいしいものを食べてもそれを消化することができないですよね。それも困る。
あとは私のお腹、特に胃は、ストレスをためすぎた時に痛くなって教えてくれて、slow downする必要がある事に気づかせてくれる。
私のお腹が私の人生にもたらしてくれる幸せや良いことって、本当にたくさんある。
例えば、お腹じゃなくでも、「二の腕が太いのが気になる」だったとしたら、でも腕があるおかげで、大好きな人をハグすることができる、大好きな愛犬のリードを持って散歩に行くことができる、重い荷物を持っている人を「少し持ちますよ」って助けてあげることもできる。
もし「脚が太い」って自分で思ってるとしても、その脚が今まで色々な場所に連れて行ってくれて、かけがえのない思い出を作ることができた。大切な人のもとに走って駆け寄ることもできた。踊ったりスキップしたり、喜びを体で表現することができた。
あなたも自分の体や顔の中の、好きになれないパーツに対して、それがなくなったらどうなるか?今までどんな幸せをもたらしてくれてきたか?考えてみてください。
そう考えていくと、どうですか?
自分の体、ありがとう!!!!って思えてきませんか?
今すぐには思えない人、繰り返していくと、少しずつそう思える日が来るはずです。
私がそうでした。
なので、今までは鏡を見るたびに悪口を言っていたのを、意識的に「ありがとう!」に変えるようにしていくと、繰り返していくうちに、”自分の体も悪くない”と思える日が増えていきました。
そして、どうしても「やっぱり自分の体が好きになれない、そんな気持ちになれない」っていう日があっても、全然いいと思うんです。
そんな日は、そのネガティブな感情を持った自分を責めずに、「そんな日もあるよ!大丈夫だよ!」と自分にハグしてあげてほしいです。
そのようにして、自分の体に対する声かけをポジティブなものに変え始めると、まだまだコンプレックスに感じてはいるものの、自分の体が少しずつ好きになってきました。
あなたももしそのフェーズまで達することが出来たら、ぜひ試してみてほしいことがあります。
それは、
③着たいけど勇気が出なかった服を来て外に出てみる。
それまでの私は、自分のお腹が気になりすぎて、自分が好きだからというよりも、体型が隠せることを理由に着る洋服を選んでいました。
(今でもゆったりしたシルエットのものは大好きですが、体型を隠すことを理由に選ぶ事はなくなりました)
でも本当は、ぴったりした体のラインの出るトップスや、短い丈のものや、ペンシルスカートなんかを見るたびに「かわいいな、着てみたいな」と思っていて、唯一海外旅行が自分の着たい洋服を着れる機会でした。
これは、自分のやりたいことをやらせてあげることで自分に自信がつくことにもつながっていくんですが、着たいけど勇気がでなくて着れない服に対して私たちがどんな事を思っているかっていうと、多分「この服着て外出たら笑われるかな」とか、「周りの人に変な目で見られるかな」っていうことだと思うんですね。
だけど、実際に私がやってみて経験したことは、思った以上に誰も何も反応もしないということ(笑)
私は、誰に何を言われることを怖がっていたんだろう?と思うくらい、驚くほどに大丈夫でした。
あなたが外に着ていきたいけど勇気が出ないその服って、なんで好きなのかというと、多分自分の体の好きな部分をより引き立ててくれる服だったり、自分の持っている自分が好きな一面を表現できる服だからだと思うんですね。
だからこそ、最初の難関さえ乗り越えてしまえば、やっぱり自分の好きな服を着ていると、自分の事が好きになれる気持ちをブーストしてくれるんですね。
でも、自分の体がどうしても少しもいいと思えないというフェーズの時にこれをしてみても、多分とても緊張してしまって苦しくなってしまうと思うので、自分の体に対して少しずつポジティブな考えを持ち始められたタイミングではじめるのがおすすめです。
また、心のよりどころとして羽織ものや着替えをカバンに潜ませておくと、「いざとなったらいつでも着替えられるし!」と安心できるのでおすすめです。
まとめ
このようにして私は太ったことによって、自分の体重に関わらず、自分の体を愛する方法を学ぶことができ、痩せていたあの頃よりももっと自分を好きになることができました。
もちろん肥満や不健康な生活を促進しているわけではないですが、必ずしも痩せていなくても、モデル体型にならなくても幸せになれるよ!という事を自分の経験を通して皆さんにシェアしたくてこの記事を書きました。
今でも鏡をみて、自分の姿に「あ、この服着たら思ってたよりお腹出てるの目立つな」とか、「なんか腕が太くなったかな」とか思うことはありますが、それでも以前のように自分をいじめるようなひどい言葉をかけることを考えただけで悲しくなるくらい、自分と自分の体を愛し感謝することが出来ています。
また、何事も言えることですが、この変化は決して一日にして訪れたものではありません。毎日毎日自分と向き合い、自分の体に対しての声のかけ方を意識したリ、広告に悪い影響を受けていないかどうか常に注意を払って、少しずつ少しずつ自分の体を好きになることができました。
あなたにも、今できることから少しずつ始めること、そして思ったような早さで効果が出なかったとしても、めげずに続けていってほしいです。変化には痛みを伴いますが、価値のある変化になるはずです。
この記事が、自分の体を好きになれなくて苦しんでいるあなたの役に少しでもたてたらうれしいです。
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あなたには自分の人生を自分で幸せにする力があります。絶対大丈夫。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
Saori