完成主義と手を繋ぐため、私はNoteを書く
6歳の時に書道を習い始めた。
大学を卒業し、社会人になり会社勤めをしながらも、書道を続け師範の資格をとった。そして知人に頼まれて文字を書いたり、展示をしているうちに書道を仕事にすることができた。
今は会社勤めをやめて、家で仕事をしながら主婦をやっている。
……というのが、私の「よく言う」プロフィールです。
ここに、「小説書いてます」を加えたい。
自分の思いを形にしてそれが誰かに伝わったら嬉しい。
自分の言葉が誰かの心を突き動かすきっかけになったら嬉しい。
そんな活動がしたいのです。
だけど怖くて、その夢に全力で向かうことができませんでした。
自分の限界や現実を見たくなかったから。
その夢を抱きしめ続けているためには、始めなければいいと思ってさえいました。
いつかちゃんとした、完璧な作品を書きたい。
時期が来ればそれが書けるはず。
そう思ってもその「いつか」は来ないまま、月日がどんどん過ぎていきます。
そんな自分を変えたい。
文章を書くこと、作品を作ることを言い訳せず、全力で向き合いたい。
七転八倒するすべての過程を味わいつくしたい。
そう思って、登録して放置していたNoteを3月に再開させました。
その上で私が目指すのは、完璧主義をやめて、完成主義のくせをつけることです。
今までも書いてはいたのです。でも、書き始めていると「これって面白いの?」「ちゃんと着地できるの?」「そもそも向いてないんじゃないの?」と、どんどん余計なことが頭に渦巻いて、その言葉に引っ張られてやめる。
途中で書くのをやめたり、尻切れトンボで終わったり、ヤケっぱちで終わらせて応募だけするみたいなことがよくありました。
そしてまた、時期が来ればちゃんとした作品が書けるはず、と思って終わるのです。
おそらくそう思っているのは、最悪の完璧主義に絡まっているからです。
とにかく前に進めて、畑を耕して種を植えて水をやって、それで出来たものについて考えてみる。よくなかったら何が原因か考える。どうしたらいいかを考える。
とにかく、どんなに小さな規模のものでも完成させないと話にならない。そこからじゃないと書く力もつかない。
そのことに心底気づいて、それを本気でやっていかねば。
そう思い至りました。
決断してから、まずは即興の練習として3つのキーワードを織り交ぜてストーリーを書く「三題噺」を書いております。
これから、もっと長めのものとか、趣旨を変えたトレーニング的なもの、その間に日常のことを書き綴っていきます。
まずは一年。
完璧主義と手を切って、完成主義と手をつなげますように。
楽しみながらやっていきます!
Note自体は、2020年1月〜2021年4月までメンタル強化キャンペーンのために色々と書いておりました。
その時の心境が今とはかなり違っていて、当時の投稿を残して継続するのも少し恥ずかしいのですが、これもまた自分の過程として残します。リセット癖もやめて、受け止めます。
当時の趣旨については、もしよかったらこちらをご覧ください。