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まのいい暮らしを学ぶ会〜つち編〜 @A lotさん(岩美町白地)前のお庭。

はじめまして。
まのいいりょうしのメンバーさおりです。
今回、まのいいりょうし涼子さん指導のもと、a lotさん前のお庭の土中環境を手助けするワークショップに参加しました。

〜目的〜

施工現場を測量中

 基本的にお庭は周りをぐるりとコンクリートに囲まれています。今、大抵のお家の近くにはアスファルトを敷かれた道路があり、敷地にコンクリートを敷かれているところを多く見かけます。私も、映画「杜人」で知ったことですが、コンクリートの下だったり囲われている土地は、空気と水が滞り、いわば植物の根が“呼吸しにくい、できない”土壌だそうです。そこに人工的に空気と水の流れを促して、植物や生き物が棲みやすい土壌に近づけていくのが今回の目的です。

 以下、個人的な感想や、十分ではありませんがワークショップで学んだことの備忘録を綴りたいと思います...✍️


①必要な資材は全て自然素材

 ワークショップ当日の朝、まず山に入り、地面に落ちてる朽木や落ち葉をたくさん拾い集めました。(てっきりホームセンターに行くと思っていた私...(小声))「宝の山や〜!」と山を駆け巡りながら仲間と集めました。

軽トラック一杯分の朽木

 山菜などの食べられるもの以外にも、利用の仕方でこんなにも山にはお宝が眠っているんですね。朽木は表面が白い糸のような菌糸がついてるものが土にとっては特にご馳走様だそうです。

↓今回使用した素材色々↓
・炭(無限の空間に微生物が棲む)
・瓦
・朽木(折れるくらいのサイズ感が良い)
・藁
・竹(表面にドリルで穴を開け、中の節も抜く)
・落ち葉
・おが屑
(おが屑の飛散防止に最後に大きめの朽木など置いても良し)

 この日掘った溝に投入していく順に記しましたが、無機物(ここでは瓦)をサンドするように有機物を挟むといいそうです。大事なのは空気と水の通りを良くすること。瓦の置き方も、そこまで神経質にならなくても良いけど、目詰まりさせない置き方にする、という気持ちがたいせつ^^☝️とのこと。


②溝を掘る

固い土、柔らい土、掘ってみると全然違う!

 この日一、参加してくださった皆さんの汗が光る作業。剣スコやクワを持って、コンクリ沿いの地面を掘り掘り。出てきた石も瓦と同じように使えます。大きな石は水の集まるところになるとか。

メモ 1)ヤブガラシ発見👀

ヤブガラシ(見にくくてすみません)

 薮をも枯らすと言われるほどの旺盛な蔓性植物。根は浅いため、それより深く水が入るようにすると植生は変わるそうです(!)


③掘った溝に自然素材の資材を埋める

炭を撒いていく
瓦、朽木も入れる
ワラ投入
子供たちも頑張りました。難しい竹切りに夢中で挑戦💮
切った竹、落ち葉、おが屑をまぶして完成!ふかふかです。

メモ 2)水の流れ方👀
水の流れは必ずしも真っ直ぐにする必要はなく、今回出てきた大きい石だったり、地面に垂直に仕込んだ竹筒も、溝よりも下に水が届き、水の流れに動きが出るということです。これでヤブガラシなんかの痩せた土地でしか生えないような植物の他に、豊かな植生になるといいですね🌱✨


④まとめ

 出来上がった溝に足を乗せてみるととてもふかふか。空気をたっぷり含んでいるのがわかりました。落ち葉のたくさんある山を歩いていて目を凝らすと色んな生き物がみつかります。ここにもたくさんの生き物が棲みついてくれるといいですね。
 何よりも、こういう時間を楽しんで共有できる人たちに出会え、心強く、心から嬉しかったです。ご褒美のおやつは最高でしたね。今後は経過観察をしつつ、A lotさんの美味しいお菓子も頂きつつ、お庭談議をいたしましょう〜!

ここからどうなるかな♩





簡単な自己紹介🌲
普段は鳥取市内の森林組合で造林の仕事をしています。今回、まのいいりょうしとして活動に参加するきっかけとなったのは、映画「杜人ー環境再生医 矢野智徳の挑戦」です。周りにあるコンクリートやアスファルトの下がどうなっているか、知らずに過ごしていたことの多さに衝撃を受け、今回講師をされた涼子さんや、暮らし方に共感する仲間たちと出会い、新しい観点で身近な環境について知り、考えるきっかけとなりました。まだまだ勉強不足ですが、今後も出来ることからトライして、土と水と空気、そして生き物の繋がりについて学んでいきたいです。一緒に学んでいきましょう、そして色々教えてください。

ありがとうございました😊

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