せっせと地拵え(秋冬)

お久しぶりです、お元気ですか。

夏の更新からまたサボってしまい、秋と冬はどこへやら。

カレンダーを見て、3月1日で仕事を始めて一年が経ったことに気づきました。
そしてその日の仕事がクヌギの植え込みでした。最初の日記を見返すと、80本しか植えられなかったのが、220本と進歩していました。まだまだですが、素直に、一年よく乗り切ったなあ、とホッとしています。

というわけで更新してなかった分の秋冬の主な仕事をざっくりと。 すみません、例によって長くなります。。

主な仕事は地拵え(じごしらえ)作業でした。本格的にチェーンソー登場です!

マイパートナー。散乱してる!(汗)。

地拵えは、新しく苗木を植えるためにする作業です。主に雑木林と竹林の地拵えをしました。

こちらは雑木林の整備風景。

右上が完了後、左下が完了前。急なのでよく転ける現場でした。どこまでも滑り落ちていく。。

山上からバンバン伐って、生えてる木を杭にし、そこに木を倒したり、載せていきます。
それが積み上がって、”棚”になります。
棚は等高線上に作ります。棚の幅や棚間の距離は植え込みのことを考えて大体大きさが設定されています。

棚に沿って倒すと、重い木を片付けるのに楽なので、伐る順番や伐倒方向を、木の形状や重心を観察して決めます。

先輩に見てもらいながら、初めて大きな松を伐りました。

右寄りのささくれ(ツルと言います)がわざと切り残した部分で、蝶番の役目を果たします。この写真の右側にパタンと倒れました。 (中心のメンタームで大きさをご確認ください笑。)

倒れる瞬間のバキバキ音と、倒れた後の地響きには鳥肌が立ちます。
材として搬出する時もあるけど、場所によっては、わざわざ機械を入れると赤字になったりするので、その場所に棚として放置します。これが土留めになるんだそう。
でもやっぱり勿体無いなあという気分は拭えませんが。。

棚にするとそこにしか栄養がいかないから、棚にせずそのまま植え込みする地域もあるとか。でも滅茶苦茶植え辛いらしい。どちらがいいのか謎は尽きません。

そしてこちらは竹林整備の風景。

ビフォー

アフター✨

光がサンサン✨ (同じ位置から撮影しました)

少々課題は残りましたが、この後クヌギを植えました。どんぐりの木です。地元の小学生が一部植えてくれました。
伐った竹を串にして、名札として立ててもらったりしたので、思い入れが強かったのか、一度作業中に遠くから、
「クヌギ元気ですかー⁈」
「クヌギ愛してまーす」
と、クヌギへの熱烈なラブコールをもらいました。 かわいいいいい。

竹林整備は里山が多いので、地元の人も毎日変わっていく風景を見て、よく声をかけてもらいます。
「綺麗になったね、ありがとう」と言ってもらったり、毎日缶コーヒーを差し入れして下さるノッポさんみたいなおじいちゃんがいたり、こんな風に喜んでもらえると思わなかったので、嬉しかったです。

最初は暗くてどこから手を付けるの?と、くらくらしますが、少しずつ光が入ってくるのは爽快です。最後の一本を倒す時は、長い登山で山頂に辿り詰めるような気分🥺⛰

秋はきのこ。ヒラタケと畑シメジというのをよく先輩に採ってもらいました。

サルナシ。ほぼキウイ。

一年間、友人知人、先輩や家族に話を聞いてもらったり、たまに実家でだらだらさせてもらったお陰でなんとか続けられました。体力的にも少しずつ慣れてきて、身体の痛みも減りました。

ヤマジノホトトギス。なんとも不思議な咲き方。9月ごろ。

ただ、これから2年目。先輩になるという圧!

最近、力任せとか、ただ一生懸命やるだけじゃ甘いんだなと感じることがありました。
1人での作業の後に先輩のやり方を見るとまるで魔法のように作業が進んでいき、はっとさせられます。安全と効率両方のため、もっと自分の作業のやり方を疑い、先輩に相談することがまだまだ必要だと思い知らされました。

班長や研究熱心な先輩が、そう気づかせる指導をして下さるので、教え方の勉強にもなります。

悩みは尽きませんが、その分モチベーションを上げて、2年目も謙虚にやっていこうと思いますっ💪

今回も長々と読んでくださりありがとうございました😊💦
分かりにくくないかな〜と思いながら書いています。ご指摘ご質問があれば受け付けておりますので。
気が向いた時、また覗いてもらえると嬉しいです♪

どきどきの2年目も頑張るぞ♡(亀裂が、、泣。)

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