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世界のどこかで
私はプラン・インターナショナルという団体を通じて、月3000円の寄付をしています。もう10年以上は続けています。
プラン・インターナショナルHP
こちらの団体(プラン)の特徴は、支援している国の子どもと手紙のやり取りなどの交流ができることです。希望すれば、会いに行くこともできます。
交流する子ども(チャイルドといいます)は、プランが選んでくれます。チャイルドが18歳を過ぎるとお付き合いも卒業で、他の子を紹介されます。
私が初めて紹介されたチャイルドは、ケニアの男の子でした。おばあちゃんと従兄弟たちと暮らしていました。お母さんは彼を産んですぐ出ていってしまいました。
ヘッダー画像は毎年1度、プランから送られる現地の報告書です。内容は、今のチャイルドの地域(ペルー)のものです。
この報告書には、現地スタッフが撮ったチャイルドの写真も毎年ついてきます。ケニアの彼は、いつもほこりっぽい大地に裸足で立ってました。
アフリカだからチャイルドの名前も馴染みのない言葉。どういう意味なの?とお手紙で聞いたら「追加」です、と返事が来ました。しばし絶句。
そんな彼も18歳になり、お別れしました。立派な青年になっていました。よかった。
次に紹介されたのは、ウガンダの女の子。小さい頃は字が書けないので、現地スタッフが近況を書いた手紙にチャイルドが絵を描いてくれました。
ある時、青いバナナの絵が描いてありました。なんでだろと調べたら、ウガンダの主食はバナナと聞いて驚き。「今年はバナナがたくさんとれます」と書いてあって、私もうれしい気持ち。
楽しく交流していましたが、チャイルドの住む地域の支援が不要になり、プランの活動が終わることに。
活動が終わると交流も終わります。寂しかったけど、トイレも学校も水道も病院もできてよかった。
そして今は、ペルーの男の子と交流しています。まだ赤ちゃんです。かわいい。
おかあさんといっしょ。
今まではケニアとウガンダ、しかも空港からすごく遠い田舎で交通の便も悪く、会いに行くのは諦めていました。
でも今のチャイルドが住むのはまだアクセスが良さそうな街なので、今度は会いに行けたらいいなと思っています。
広い世界のどこかで、自分の名前を知ってくれてる人がいる。そう思うとなんだかワクワクします。
まだまだ新型コロナウイルスの脅威が続きますが、みんなが幸せでありますように。
#エッセイ #ひとりごと #プランインターナショナル