【160字エッセイ】"母の味"はきっとずっと母だけのもの

田舎の家族が集い、東京の私の部屋で迎えた初めての年越し。元旦には母がお雑煮を作ってくれた。懐かしい味。それは私が実家にいた頃と同じ味だった。
「うちにあるもので」変わらない味を作ってくれたことに、私はなぜかとても感動した。

他の料理にしても、私がどんなに工夫しても母の味には出来なかったのは、食材のせいでもなんでもなかった。

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