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Handmade Accessory For Babies & Kids ”bluebonnet”オーナーmayaさん
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子どもたちにふれる多くのおとなたちへ、子どもたちとの笑顔の時間の「架け橋に」とHandmade Accessory For Babies & Kids ”bluebonnet"を2021年にオープン。オーナーのmayaさんにインタビューしました。おとなから子どもまで幅広い年齢の方に愛される美しいデザインと、記事やパーツなど細部にまでこだわりのある確かな品質で、お客様からの信頼も厚くリピートされ愛され続けています。2人のお子さまのママでもある麻耶さんに立ち上げのきっかけや届けたい想い、大切にされていることをお伺いしました。
子どもの頃、母に髪を結ってもらう時間が好きだった
−bluebonnetをオープンされたそのきっかけを教えていただけますか。
子どもの頃の、母との思い出から始まっています。
とっておきが詰まったアクセサリーボックスの中から
毎朝これにする!この髪型がいい!とオーダーして
母と色々なやりとりをしながら
髪を結ってもらう時間が好きだったんです。
振り返るとそういう普通の日常の1コマが温かい記憶となって心に残っています。
親になった今、母にしてもらっていたひとときを
今度は私が娘と同じような時間を過ごしながら
時には夫も、悪戦苦闘しながら子どもたちへ愛を込めて一生懸命髪を結っている姿をみてまた微笑ましく感じる光景がたくさんあります。
なんでもない日が特別になっていくのを感じます。
今度は子どもたちが親になった時に、同じようにこのような日を宝物のように愛おく思い出してくれたらいいなって思います。
ママだけでなくパパや、
おじいちゃんやおばあちゃんにも
子どもとの今を大切に愛おしく感じ笑顔になってほしい。
子どもたちと関わるすべての方へ向けて
架け橋となるものをお届けしていきたいと思いました。
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自分が好きなことできることで働いていきたいと
そういう姿を子どもたちにも見せたいとずっと思っていました。
いつかいつかと憧れがあったんです。以前から作ることが好きで娘にヘアゴムやリボンなどを既製品を見ながら自分なりに作っていました。最初はかぎあみでお花を作って真ん中にパールをおいたり。子どもが動いた時に、子どもの動きに合わせてきらっと輝く瞬間が愛おしくて。
子どもの今この瞬間は、今しかないから
今を大切に愛おしく感じられる可愛いものを届けていきたいと、娘が4歳息子が0歳の時にスタートしました。
ウェディングドレスやタキシードのコーディネーターとして4年間働いてきた経験も生きています。
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”bluebonnet” 花言葉は母性愛
-オープンにあたりまず何をされましたか?
「ハンドメイドショップを立ち上げたい」と
以前から自分の想いを友達に伝えていました。
彼女が実はイラストレーターで、オープンにあたり改めて相談をして、ロゴやパッケージ、ブランドカラーを作ってくれました。
bluebonnetという名前は自分で考え決めました。
以前夫の転勤でアメリカのテキサス州に住んでいたのですが、どこまでも広がる青空の下、年に1度春に咲く、一面がブルーの絨毯のようになって本当に綺麗で大好きだったお花があるんです。それがブルーボネットでした。
州花にもなっています。テキサスはサボテンが生えていたり乾燥している地域なのにそんな地域でも育つ不屈の精神を感じるような力強さもあって惹かれていました。
またブルーボネットの和名は登り藤なのですが、なんと母方の家紋も登り藤で。
おばあちゃんが刺繍の先生をしていて小さい時からそんなおばあちゃんの姿にも憧れていたんです。さらに花言葉は「母性愛」。
運命を感じた名前でした。
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葛藤や悩んだ時、大切にしていること
-いざスタートしてみて、うまくいかないことや悩み、葛藤はありましたか?
最初は、Creema(クリーマ)やminne(ミンネ)などの既存のECサイトに作品をアップすることから始めていきました。
でもサイトにたくさんアップしていってもなかなか閲覧されない、クリックされないということも。
Instagramも同時に始めアップしてきましたが
フォロワーもなかなか増えずなかなか集客できなくて。同業者もたくさんいて他の素敵な作品たちに埋もれてしまっているなぁと
お客さまに見つけてもらえていないなと悩む時もありました。
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また子どもとの時間の両立にも悩みました。
子どもたちはアレルギーや喘息があったり
風邪をひくとダウンしやすかったり。
届けたい想いや、もっとやりたいこともたくさんあるけれどそれに集中しすぎて、子どものことが疎かになってしまったら本末転倒だなと思いました。
その両立に葛藤する時もありますが、大切にしたいのは「子どもとの時間」
子どもとの今しかない時間を何よりも
大切にしながらマイペースに活動をしています。
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「好き」と「続けたい」という想いも大切にしています。
これが自分の仕事だって胸をはって言えるようになりたい
「私はハンドメイド作家です」と自信を持って言えるようになりたいから、
続ける先に見える景色があると思い続けています。
そして大好きなリボン、生地やパーツなど素材選びから全てが本当に楽しくて。
フランスやドイツの美しい生地を見たり、1点もののパーツを見つけたり。
ワクワクしながら活動を続けています。
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ー子どもたちはなんて言っていますか?
リボン屋さんのママすごいって思ってくれているみたいです。
「なんでママそんな作れるの?」って尊敬してくれていて
娘は「私もリボン屋さんになりたい!」って。
私が作る工程をよく見ていたり
隣で何かを一緒に作っていたり。
紙で同じようなリボン作っていることもあったり
創作活動がすごく忙しそうです笑
息子も自分もつけたい!と言ってくれていたり
二人とも応援してくれています。
お客さまからの声に涙が出たその理由
-お客さまからどのようなご反応を頂きますか?
実は、お客さまからいただいたお声で涙が出たことがあるんです。
ある日、ブルー系のリボンを3点ご購入してくださったお客様がいらっしゃいました。お客様へ御礼のメッセージをいつも送らせていただいているのですが
このようなお返事をいただきました。
「実は、娘が年中さんになってから
登園拒否になってしまい、元気がないんです。
以前こちらのリボンを購入した時に娘がとっても気に入って。
娘が何かワクワクした気持ちになれるものはないかと、再度購入しました。
届いた瞬間、キラキラした顔を見せてくれました。
アクセサリーでこんなに明るい気持ちになれるなんて、私も嬉しくなりました。
ありがとうございました。」
と、お返事をいただいたんです。
自分の娘と置き換えて、涙が出ました。
実は、私も同じような経験をしているんです。
母として娘に同じ気持ちをもって髪を結っていたことを思い出し重なって、涙が出ました。
子どものために親ができることって少ないかもしれない。
子どもは一歩外に出たら親から離れてその子なりの世界がありますもんね。
楽しかったらいいなとかちょっとでも元気になってもらえたらとか
エール、願い、いろんな気持ちをこめて親は送り出す。
子どもを想う親の気持ちってみんな同じですね。
楽しい時や嬉しい時、どんな場面でも使ってくれるだけでとっても嬉しいけれど
楽しい時だけじゃなくて、苦しいや辛いや、
いろいろな想いにも寄り添えるような
そういうリボン屋さんでもありたいなと改めて思うことのできた、
お客さまからのとても嬉しく感謝なお声でした。
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おとなから子へ子からおとなへ、かけがえのない思い出に
ーひとつひとつ手作りのリボンに込められている大切にされている想いはありますか?
物は時間と共にいずれなくなってしまうけれど
思い出ってずっと心に残りますよね。
ママと娘、パパと娘、パパと息子でもいい
おばあちゃん、おじいちゃんと孫との時間
どの時間もかけがえがなく尊い。
もしかしたらその日その時、どんなリボンをつけたかはいつの日か忘れちゃうかもしれないけれど
リボンを結う時に、子どもと触れたり、会話が生まれたり、例え短い時間でも
尊い「コミュニケーション」となる。
それが例え、これがいいこれじゃ嫌だとか、早くしてとか笑、ちょっと言い合う時間だったとしても
こういうふうに過ごしていたなっていう
かけがえのない思い出となったり心に残ってくれたら嬉しいです。
育児はとても大変だし時に孤独だけれど、本当に尊いことですよね。
1日のうち、ほんの一瞬だったりもするけれど幸せな瞬間もたくさんある。
大きいことはできないけれどほんの一瞬の、日々の生活の中で、ちょっとでも楽しいとか嬉しいとかHAPPYになれるようなきっかけになったり
のちに大切な思い出、宝物になっていたらいいなと
願い心を込めてお届けしています。
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また日常使いでも、スペシャルな日でも
どちらでもご自由に使っていただけたら嬉しいです。
お客様お一人一人違うアレンジを楽しんでいただけたらと思っています。
アンティークのように長く愛していただけることも嬉しいです。
以前、お客様からお直しの依頼があったんです。
たくさん使いこまれたリボンを見て
「いろんなところを旅してきたんだな」
「いろんなお出かけしてきたんだろうな」って本当に感慨深く思いました。
そのお客様から「一つのものを長く使えることの大切さを、子どもに教えることができました。いいきっかけになり本当にありがとうございます」と言っていただけたこともとても嬉しかったです。
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忘れていくような小さな日々もひとつひとつ大切にしていきたい
ー座右の銘や好きな言葉はありますか?
オードリー・ヘップバーンの
「美しい唇である為には、美しい言葉を使いなさい。
美しい瞳である為には、他人の美点を探しなさい。」
という言葉が昔から好きです。
忘れていくような小さな日々にも全てが宿っていますよね。
大きな未来を描くのも素晴らしいけれど
目の前の人や、物事、そして自分自身も
ひとつひとつ大切にしていきたいです。
20代で働いていた会社では社長や仲間たちと
細部にこだわるところやプロ意識も学びましたし、
刺繍の先生だったおばあちゃんとのことや
幼少期のこと、親となった今、子どもたちや家族との時間、全ての経験が、今とこれからに生きています。
お客様とのコミュニケーションもこれからも丁寧に大切にしていきたいです。
お客様からのご要望をお伺いして丁寧に作っていくセミオーダーや、対面での販売もしていけたら良いなって思っています。
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一つひとつどれも美しく可憐で細部にまでこだわりがあり、やさしい想いも込められているbluebonnetのリボンたち。オーナーのmayaさんのインタビューいかがでしたか?私も娘のピアノの発表会や日常使いでもオーダーさせていただいたりと、親子で大好きで、大切にしているリボンです。オンラインでオーダー出来ますので、ぜひサイトを訪れてみてくださいね。