おまじないと呪い

皆さんが大好きな?呪いの話です。

「のろい」「まじない」等、いろいろな言い方がありますが、詰まるところ、「誰かを」「何らかの状態」にすることを言います。
呪殺ですと、「相手を」「死に至る状態」にすることですね。

玉石混交の術式がいろいろ出回っていますが、ベストな呪いは、「呪わないこと」に尽きます。


呪いにはどうしてもコストが必要ですからね。
電気機器を使うときに電気が必要なのと一緒です。
自分でコストを払いたくないのであれば、ターゲットに自分で自分を呪ってもらえばいいのです。

自分を呪うというのは、要は自己暗示ですね。
自分自身に対して、どういう状態になってほしいと、ターゲットが自分に言い聞かせるように仕向ければ、自分でターゲットを呪ったのと同じ効果を得られる上、コストをターゲットに払わせることができます。
こういうのを、「自分呪」、と名付けた人がいました。

自分呪でガチガチになると、力がある人のところに行って解呪してください、と言っても、どうにもならないです。
自分自身で呪いを解かないといけないのですが、自分との戦いになりますからね。
大変ですよ。

病は気からというから気力で病を治すぞ、ここぞという時に集中するぞ、のような呪を自分にかけたい人もいると思いますが、
やはりコストは払うことになりますので、程々にしてくださいね。
徹夜して頑張ったら数日は疲れが残って調子が出ない、と同じようなものです。

自分呪をばらまくのが習慣になってしまうと、逆に自分が疑心暗鬼になってしまい、誰かに自分呪をかけさせられているのではないかと、自分自身に負の自分呪をかける末路もありますので、やりすぎには気を付けてくださいね。
過ぎた力に振り回されるくらいなら、最初から手を出さないのが一番です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?