15年
今日は義父の命日。
もう15年も経ったのか…。
最初に気がついたのは子供が風邪をひいて具合悪くなると半日も経たず義父も同じ症状で具合悪くなる事(免疫力が落ち始めていた)。次は私に食事の味付けを変えたか?と聞いてきた事。何を口にしても美味しくなくて食欲がないと(後から調べたらその病気の特徴的な症状だった)。それから数カ月後、定期的に通ってた病院の血液検査で異常が出て、大学病院で精密検査をしたら病気が見つかった。3回入院治療したものの4回目で帰らぬ人となった。見つかって1年ちょっとで。
病床で医師に絶食を申し渡された後、私が「治ったら何が食べたいですか?」と聞いたら「金目鯛の煮付け」と義父は言った。それが私とは最後の会話だった。
なので毎年命日には金目鯛の煮付けを仏壇にお供えしてる。
合掌。
余談だが私も金目鯛の煮付けは
大好物。昔テレビで人生最後の晩餐には何が食べたいかと芸能人に聞く番組があったが、
私は"金目鯛の煮付けの煮汁を掛けたご飯"を食べたい。
お行儀悪いのは承知の上。
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