学校代表の通訳として海外団体に挨拶しました!
ヤングアメリカンズって知ってますか?
私は教員 2年目の時にこちらの団体が来校してくださいました。
ヤングアメリカンズとは、
1962年、若者の素晴らしさを音楽を通して社会に訴えたいと
設立されたアメリカ・カリフォルニア州に本拠地をおく
非営利活動団体です。
音楽公演と教育を中心とした活動を行っており、
学校におもむいて、子どもたちと一つのショーを完成させるという
ユニークな活動を行っています。
毎年4000名を超える若者がオーディションを受け、100名ほどが入団します。寮による団体生活を行い、歌・ダンスはもちろん心理学や教育に関わるプログラムを学び、実習を経たのち、さらにキャストが選抜されます。
ツアー・キャストとして、アメリカ国内はもちろん、世界各国の子どもたちに、音楽やダンスなどを通して、大きな感動を伝えています。
こちらの団体のワークショップが終わったあと
学校代表の通訳として
80人くらいの前で挨拶をしました。
ちょうど コロナが流行り始める直前。
学校ではインフルエンザが流行り始める直前でもありました。
その時にヤングアメリカンズさんがやってくる頃だったので、
残念なことに子どもたちは参加することができませんでした。
ですが、幸いなことに
教職員と一緒に パフォーマンスを作り上げたんです。
歌ったり踊ったりしながら
音楽にのって
国籍関係なくみんなが一体となったショーを作りあげて
同僚の方々も私も楽しめるワークショップでした!
その後に 校長先生が最後のお礼の挨拶をするということで
私に英語をに訳して伝えてほしいというふうに言われていました。
私はその頃
2年生の担任をしていたので
自分の学級の帰りの会のあと、
急いで職員室に降りてきて
原稿の再チェックをしました。
校長先生に挨拶の通訳をお願いされた時
「えっ。そんな大役私大丈夫なのかな?
今学級担任でそんなに英語使ってないんだけど・・・。」
と少しちゅうちょした自分がいました。
でも、心はワクワクしていました!
やってみたい!と引き受けさせて頂くことにしました。
自分で 英訳をして
ネイティブの先生にもチェックしてもらいながら
校長先生とも 挨拶をする練習をしました。
そして 本番
ヤングアメリカンズさんに
校長先生がお礼の挨拶を言いました。
英語で通訳しはじめたら
すごく 伝えたい思いが乗って
ヤングアメリカンズさんのお顔を見ながら
メモをちらっとみながら
目線が 端から端まで行き渡るように見ながら
英語で 校長先生の気持ちを伝えました。
数年後、退職するときに同僚にもらった手紙には
「ヤングアメリカンの時の通訳している馬場さんの凛とした姿が忘れられません。」
「数年前 ヤングアメリカンで流暢に通訳している姿、かっこよかった!」
「一番印象に残ってるのは3年前のヤングアメリカンの通訳 あれは かっこよすぎました!」
とありがたいことに書いて頂きました。
教員の5年間で色々なことをしてきましたが、
同僚の方にはあのヤングアメリカンズさんでの通訳がすごく印象に残っているという風に言っていただくことが多くありました。
こういう風に
人と人を繋げるっていう事ができるのがすごく嬉しいと思ったし、
英語があるだけで
本当は伝えたい思いがあるのに伝えられないっていう人の
力になれることがすごく嬉しいな と思いました。
お礼の言葉を聞いてヤングアメリカンズさんも
自分たちのワークショップが役に立ってよかったな
という顔をされていたので、自分の通訳には
すごく意味があることなんだなという風に思うことができました。
でも私、本当に昔は 英語嫌いだったんです。
最初から英語ができたわけではありませんでした。
英語も中1スタートで、最初は全くできませんでした。
アルファベットも書けませんでした。
昔から英語教室に通っている友だちがうらやましかったです。
「英語ってどうやったらできるようになるんだろう・・・」
「小さい頃から英語教室に通っている友だちがうらやましい・・・」
「今から英語やっても遅いのかな・・・」と思っていました。
ラジオ基礎英語をやってみたり、文法を学んでみたり、単語をたくさん覚えてみたりしました。
でもなかなか続かない。うまくなっている感じがしない。
そんなときに英語の素晴らしい先生に出会いました。
その先生のおかげで英語や 英語の歌が好きになり、
英語を音読することの大切さを知りました。
英語の音読をたくさんやったおかげか、
英語のリズムや文法が自然と習得できて、
日本語に訳さなくても英語が出てくるようになりました。
今の小学校の英語教育に必要なのは、音と文字をつなげること。
それを解決するのは 英語絵本のをたくさん読むこと、
しかも 親御さんが 読み聞かせて お子さんが それを一緒に音読することです。
英語が好きになれば、英語が正しく読めれば
どんどん 子どもは学んでいくし
英語を使っていろんな人と繋がることもできます。
こんな魔法のツールを知らないのを使える楽しさを
知らないのは本当にもったいないです!
英語ができなかったところから、
できるようになって、
世界の人と学んで、
友だちができた経験を通して
この素晴らしい世界を子どもたちに伝えていきたい。
そして、教員経験から、
日本の英語教育のやり方をもっとより良く楽しく
効果のあるものにしたいと感じています。
小さい頃から、自然と英語を読んでどんどん使っていく環境を広めていく
そして日本のの子どもたちの選択肢を英語で増やしていく!
これが私のミッションです。
是非おうちで少しずつでも
英語に触れる環境を親子で作ってみてくださいね!
では!