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「but」の素敵な使い方

文字や話し言葉で表現するときに、方法は色々あります。
倒置法、二重否定、体言止め etc…
今回はその中で「接続詞」の「けど、でも」について取り上げてみたいと思います。

働き始めた頃失敗をして、先輩に言われた今でも覚えている言葉があります。
「私も失敗することあるけど」
この人は、自分の失敗は重要視してないんですね。私の失敗を責めたいんです。
しかも「けど」の部分だけ声が大きくて、「ああ…」と落ち込みました。 

学生時代、英語のリーディングでも習いましたよね。「but」の後が言いたいことだから、そこに着目すると良いと。

何年か前、自分ではどうすることも出来ない大きな問題に直面して、その分野に詳しい人に相談に乗ってもらったことがあります。
一通り話を聞いてもらった後その人が言った言葉は、「難しい(問題だ)ね」でした。

悩みを聞いてもらうだけで、問題は解決しなくても心が楽になる「傾聴作用」というのがあります。
話せる相手がいるという意味ではありがたかったのですが、結構行き詰まった状態だったので、問題の解決にはならないなと思いました。(相手の方、ごめんなさい)

そこで活躍するのが、否定の接続詞(けど、でも)です。
困った私がサイト検索をしていると、「おお、これは…!」と感銘を受けた記事がありました。
それは困った状況に対し、それを受け入れた上でどうしたら良いかという考え方です。
「(困った状況だね。)でも、大切なのは○○だよね。」
「(大変な状況だね。)でも、今出来ることは□□だよね。」
という様にすぐに問題は解決出来なくても、
前向きな、とりあえず前に進める考え方です。そしてそれを行動に移す。

上手くいくかは分かりません。
でも「難しいね」で終わってしまうと、それでお終いで先がありません。
今ある現状で「どうしたら良いか」を考えて行動するのは、当たり前ですがとても大切なことです。
そして、いつでも実践出来る自分でありたいと思うのです。



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