日本語って難しい ー 名字編
私は仕事で電話を取る機会が多く、中には珍しい名字の人も時々いる。今まで私が取った電話主の名前で、電話でかなり困るだろうと思った名字。
それが「津(つ)」さん
日本には漢字一文字の名字は少なく、僅か数%だ。例えば一文字でも「森」などのように、①読むと二文字で②馴染みのある漢字だったら支障はないだろう。津さんも②は条件を満たす。だが日本では漢字一文字名字が数%だから、更に確率が下がる。
要は、見慣れない&聞き慣れない→スムーズに認識されない
一時期「キラキラネーム」なるものが流行ったが、名前のように日常的に使用するものは分かりやすい方が良い。ちなみに津さんの、電話を掛けたり取ったりする時の対処法はこちら。
「〇〇会社の (一拍空ける) 津←(ここ強調する)です」
…大変ですね。きっと何回も聞き返された経験があるに違いない。でも慣れたら「そんなもんだ」と思うんだろうか。
同僚で「高谷(たかたに)」さんがいる。彼は知らない人に時々、「たかやさん」と呼ばれる。もう面倒くさいらしく、そのまま「はい!」と返事しているらしい。音読み・訓読みのある日本あるあるだ。もうそこそこの年齢なので、彼も嫌というほど経験したに違いない。
ところで名字って、現在の日本で結婚時以外に変更出来るんだろうか。調べてみた。↓
やむを得ない事情※によって,戸籍の氏を変更するには,家庭裁判所の許可が必要。(※名字の変更をしないとその人の社会生活において著しい支障を来す場合)
正当な理由として過去の審判例から以下のような理由が認められた 。①奇妙な名②難しくて正確に読まれない③同姓同名者がいて不便 (Google検索より)
…残念、津さん、変更出来ない!
高谷(たかたに)さんも変更出来ない。でも実際、こういう名字って沢山あると思うんだよな〜。認知度や難易度の差はあれど。例えば「髙橋(梯子高)」さんとか。もう統一してしまえばいいじゃないと思ってしまうが。①(大体)認識されている②ルーツもきちんとある等の理由で現実的に難しい。
よく漫画の登場人物で、変わった名字の人が登場する。あれは漫画だから良いのであって、現実だと困る方が多いと思う。(覚えてもらいやすいメリットはあるが) 決して珍しい名前の人を否定するつもりはない。先祖から受け継いだ大切な名字、若しくは親から付けてもらった大事な名前だ。ちなみに私は名字も名前も至って普通で困ったことはないのだが、
住んでいる地名がめちゃくちゃ長い
京都市に住んでいるからだ。正式地名は確認しないと書けない。下手すると簡略化した地名も指定欄に書ききれないこともある。パスワードではないのだから、難易度など全く必要ない。結局
日常的に使用する名称は分かりやすいものが良い
でも何だかんだ言いつつ、長い京都市の住所も何年か経つと慣れてきたのが私の現実だ。
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