自分に優しくない嘘の招く結果
「嘘も方便」と言います。
何でもかんでも本当のことをいうと角が立つ
ということを、人は徐々に学んでいきます。
言葉は刃物にもなりますので、人や状況に合わせてオブラートに包みます。
人間関係を円滑にするために、社交辞令を使ったりもします。しかし、使わない方がいいと思う言葉があります。
それは、
「全然いいよ」です。
本当にそう思っているなら問題ないんですが、大抵の場合において、本人は「全然いい」と思っていないからです。
これは2パターンあって、
「(ちょっと嫌だけど)全然いい」
「(全然良くないけど)全然いい」
に分かれます。
前者は「社交辞令」や「皆がちょっとずつ我慢しあって場がなりたっている」場合によく使われます。
しかし後者は、「そう言わざるを得ない人
相手や状況」だったりします。つまり、
自分にも他人にも嘘をついているのです。
言われた本人だって、本当は薄々気付いている。「全然良くない」ことに。
でも、そこに甘えてしまう。
だから「許さないことを許してもらえない」のに疲れて駄目になってしまうのかな、と思います。
これを解決する方法は2つ。
①自分が本当に「全然いい」と思うこと。
②アサーティブな表現をすること。
①いくら本意ではなくても、自分の言葉には責任を持たないといけませんよね。
だから難しいかもしれないけど、
「(本当は良くないけど)全然いい」を
「(本当に)全然いい」という考え方に変えることです。
②アサーティブとは、
「自己主張をすること」
だだしここでの自己主張の意味は、
「相手を尊重しながら適切な方法で自己表現をすること」です。
心理学を勉強していると、よく「ドラえもん」のキャラクターに例えられますよね。
のび太は消極的すぎ。
ジャイアンは攻撃的すぎ。
しずかちゃんが1番いいと。
例えば「消しゴム貸して」と言われたとしましょう。するとしずかちゃん式でいくと、「いいよ。でも使ったあとは返してね。」
という言葉になるそうです。
なるほど、上手いですね。
やはり自分に優しくない嘘はいけません。
ついたとしても、社交辞令程度にしておきましょう。
それが人間関係が壊れない1つの方法だと思います。
「嘘つきは泥棒の始まり」という言葉があります。嘘をつき過ぎて、あなたの善意を奪われ過ぎないようにご注意下さい。
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