海を渡った古伊万里 展~祈り~
ウィーン郊外の
古城ロースドルフ城にあった
多数の日本の古伊万里を
中心とした陶磁器が
第二次世界大戦終結直後の
混乱期に破壊されてしまい
その大量の破片を
廃棄するのではなく
平和への祈りを込めて
大切に保管されていたものを
一般公開した展覧会
展覧会ではピアッティ家の
フェルディナンド伯爵によって
大量の破片が破棄されることなく
戦争がもたらした悲劇を語る
「戦争遺産」として
インスタレーションされた場が
再現されています
再現された「陶磁器の間」は
陶磁器の修復を手がけたかたが
「陶磁器の間」に入ったとき
言葉を失うほどの惨劇だったと
表現したほど
その砕けてしまった陶器の破片が
フェルディナンド伯爵の想いを受けて
砕けてバラバラになってしまってもなお
美しくあろうと
アートであろうとしているような
まるで意志を持っているように見えるくらい
美しかった
この展覧会は「再生」にもフォーカスされていて
破片が修復された作品は
まるでピアッティ家の祈りが
届いたようでした
少し前に筑波大学名誉教授で
日本の分子生物学者の村上和雄さんの
「祈り」を含めた意識研究の
映画がシェアされていて
アメリカでの祈りと医療において
治療目的の祈りに
治療効果があらわれるという
結果がたくさん出でいて
祈りは時空を超えて働くことが
証明されていると
この展覧会でも
平和への祈りは時空を超えて
再生というかたち
展覧会という場となって
祈りが結晶化していることを
目の前で見せてもらってるようで
とても厳かな気持ちになります
映画「祈り」を観ることが出来たことで
展覧会がとても深い体験になったことに
映画をシェアしてくださった方
そのことをシェアしてくださった方たちに
心から感謝です
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?