私選!曲チャレ【小説】35選②
さーて、小説! まだまだつつくぞ!
あまのじゃく。/池未裕輝さん
タイトルのとおり、表面的な言葉と深層心理が互いに順番争いをしているような描写で物語は進みます。別れた彼女に関してもそう。
大抵の「もう遅い」ってのはまだ全然遅く無い。自分に言い聞かせ、マイナーコードを弾き流せ。
この言葉が、かっこよくて!池未さんもスピッツ好きなのかな?なワードが文中にかくれてました。
あの夏を思い出す今日の夕暮れ。/sachiさん
若者のすべて。
もう、曲のチョイスからすばらしい。sachiさんの持ち味である、主人公の男性の心理描写の細かさ。
運命任せにするのはそろそろやめにしようか。まだ夏は終わっていないのだから。
そうだ!がんぱれ!あきらめんな!と応援したくなりました。
ケ・セラ・セラ/ぼんやりRADIOさん
作中にある「うでたまご」に、私のハートは持っていかれました。
義父とノボルのちょっとした会話に和みます。シリアスなのは読みたくない!てときに、期待どおり心を甘やかしてくれる作品。
海の図書館/月山 六太さん
プライベートビーチにひっそりたたずむ「海の図書館」。主人公の少年とウミネコさん。そして、一冊の日記。これから新たな物語が・・。スピッツの渚に寄せて書かれたお話。
読んでいるあいだ、淡いブルー、深いブルーの波の音がするようでした。
姫君のティータイム/津麦 与羽さん
語り口調で進行するお話。
恋のおまじないでも、私は主役だったの。それも昔話になったけど。
魔法のスティックはシナモンの枝。
すてきな台詞のなかにちょっとおすましした姫君が見え隠れ。
その正体があなたにはわ・か・る?
ずっと・・/志彌 -ゆきみ-さん
私も大好きな曲でした。これだけでもううれしいですよね。
曲を流して聴くと、すごくぴったり!
別れはつらいけれど、ネガティブではなく。深い愛情が伝わる台詞、よかったです!
あいつがやってくる/律子さん
オモシロ系と侮るなかれ!
画像のインパクトが強いけれど、亀が一人語りで語る家族の光景は、さすが律子さん。ちょっとしんみりして感動してしまいます。
ぜひ、味わってみてください。
Triangle/ジェーンさん
ずっと曲チャレにsmap縛りで伴奏してくれたジェーンさん。
このお話は一連の話の最終話。ぜひ、最初から読んでみてください。
最終話は、かなりせつないです。
どこかの神様/月草さん
事故で亡くなる寸前、神様が一度だけ巻き戻ししてくれた世界。私なら、巻き戻してもらったらどこに帰るだろう。そんなことを考えながら読みました。
悲しい話だけれど、ネガティブではないので読みやすかったです。
冷えた朝に、誰かを想う。/xuさん
別れた彼との思い出に浸る主人公。
後悔と、前を向かねばという想いが交錯する描写が丁寧。改行がおおめの、独特なスタイルで、余韻を楽しめる作品でした。
まだまだまだ!
たくさん紹介していきますよっ!