創作の向こう側~夕闇
こんにちは。ピリカ文庫です。
夕闇が迫る時間がはやくなると、夏の終わりを感じますね。
昼と夜を繋ぐ、曖昧でいて不思議なひととき。
「夕闇」をテーマに、また二つの名作が産まれました。
めーさん/月が出るまで
夏ピリカ、さわきゆり賞受賞が記憶に新しいめーさん。受賞作とはまた違う色合いでピリカ文庫に執筆いただきました。
でもね、落ち着いた繊細なタッチのなかに、めーさん流のユーモアがちらりちらりと隠れてます!さすがのセンス!
このスパイスが嬉しい。
めーさんもあとがきに書かれてますが、「そんなに闇じゃない」夕闇のお話です。
「たぐれ」じゃない「夕ぐれ」と呼ばれた、夕方になるとグレる男性のお話。もうこれだけで話の中に引き込まれていきます。
ブルーハーツファンならにやり、とする仕掛けもしてあり、さすがは2021冬ピリカ、紫乃賞受賞者の実力でした。
夕暮れ、ふと心が物語を欲したときに寄り添ってくれるような、そんなお話。
夜が更けるまでのしばしのあいだ、ピリカ文庫をお側に置いてくださいね。
ピリカグランプリの賞金に充てさせていただきます。 お気持ち、ありがとうございます!