もっともっと、朗読がうまくなりたいのだ
今日は1日、radikoのタイムフリーを聴きながら、朗読の練習をした。
プロの声を聴くのは、とても勉強になる。
自分が作品を書くだけでは感じれなかったことだが、
人物の台詞があり、かつ複数の人数が交差する話は、
かなりの力量が必要であること。
あと、作品の冒頭がセリフから入る作品は、そのセリフの音色が、
全体の色を決めるような気がしている。
前にすまいるスパイスで放送した、shinoさんのタツナミソウ。
「お父さん、あんたに会いたいんだって」というセリフから始まる作品だ。
死に直面した夫が、息子だけを枕元に呼ぼうとする心情を、
なんとなく察した妻なのか?
気づいていないのか?
ここの解釈で発音もトーンも違ってくる。
ほんとに、難しい。
作者の意図と外れてないか、
といつも考えている。
でもそれだけ、やりがいもあるってもんだ。
私地声は低いため、
素の声色だと、アプリが拾わない音域までくぐもってしまう。
声を当てようと、高めに出すとパーン、とした声になる。
よく通りはするが、そのぶん微妙なニュアンスのセリフが難しい。
ぜんぶ、明るい元気一杯な感じになってしまい、
いろんな意味での「色気」がでない。
声を出す前の喉の中で、いい声が出るか出ないかの勝負がつく気がするなあ。
ボールペンを口にくわえて、生麦生米生卵と私は練習し続ける。
努力は人を裏切らないから。
いろんなnoterさんが、時間と感性を捧げてくれた作品たち。
まだ、そんなにたくさんの人が聞かない
ちいさな、ちいさなラジオだとしても。
作品に言霊を吹き込むのは、
私たちの大切な役割なのだ。
真摯に向かい続ければ、なにか見えてくるはずだ。
私は、やりとげてみせる。
絶対に。
ピリカと戌亥のすまいるスパイスから第3回【朗読】タツナミソウ〜shino〜を Anchor で聴く:https://anchor.fm/-704270/episodes/3shino-e11bhg9
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