春ピリカ、開催に寄せて
こんにちは、ピリカです。
早いもので、各審査員の所信表明も私で最後となりました。
審査にかける審査員全員の想い、春風に乗ってみなさまの元へと届きましたでしょうか?
また、温かいサポート、励ましのお声をたくさんいただき、本当に感謝しております。ありがとうございます!
審査に向けて
私が選ぶピリカ賞ですが、ここは外せない!というマイルールはありません。毎回選ぶ作品もバラバラです。
なので、我ながら傾向と対策が練りにくい審査員だと思います。
理屈ではなく、この作品、いい!と心が跳ねた作品に決めさせていただきます。
いい作品と出会えたときは、全身の毛穴が粟立ちます。手に汗握る感覚もあります。そんな感覚を大切に、真剣に全作品と向き合います。
どんなにさらっと書かれた作品であっても、それは作者にとって血の通ったものには違いありません。
皆様の、大切な分身をお預かりするような姿勢で読ませていただきます。
以上が、審査員としての私の思いです。
募集要項はコチラ↓
では、主催としての思いは……
みんなで、楽しみながら磨かれていこうよ!
ということに尽きます。
グランプリというものは、いくら気軽に!と言われてもそれなりにプレッシャーがかかるものです。
同じお題で100以上の作品が短期間に集まるのですから、隣の芝生は超青く見えちゃうわけですよ。同じプロットが、もう先に使われてたよー、なんてこともあるあるですよね。
だけど、そこで引っ込めるのか、あえてそこからもうひと踏ん張りするのかで、成長がぐん!と違うのだと思います。
そして、ピリカグランプリのレベルが年々上がっていってるのは、みなさんご存知の通りです。
これは、いわゆるコンテスト慣れしてる人たちが集まるから、じゃないんです。回を重ねるごとに、皆さんの成長がハンパないから、なんですよ!!
うちの傾向は、後半にはじめましての方の応募が多いことです。
これは何を表すかというと、皆さんのエントリー自体が、新しい方を引き寄せてくださってる、てことなんですよね。
私たち運営がいくら念入りに事前周知を行っても、エントリー作品の引き寄せ効果には足元にも及ばない、ってこと。
これはすごいことだと、回を増すごとに思うのです。
だから、お伝えしたいのは
今年のあなたを読ませてください!
ってことなんです。
あなたの作品が、新たな繋がりを産んでいくのです。そして、結ばれていくのです。
その幸せな渦のなかに、許される限りずっといたい。巻き込まれながら、さらに巻き込んでいきたい。
それが、私のやりたいことです。
以上、ピリカの思いを語らせていただきました。ありがとうございました。