すまスパPRO~認知症を考える編
約一年ぶりに、すまスパPROが帰ってきました。今回は新たなゲストを加え、さらにパワーアップ!
今回のメンバーは、この4人。
おだんごさん【ケアマネージャー】
くまさん【作業療法士】
コッシーさん【介護施設責任者】
ピリカ【ファイナンシャルプランナー】
それぞれの視点から、【認知症】を考えていきます。
以下、ピリカが触れた専門用語の解説を載せておきます。
契約者代理人制度
以前よりあった「指定代理人制度」(契約者が請求困難な場合給付手続きをできる人)に加え、解約、減額、口座の変更など契約に関する手続きができる人のことをいいます。
この特約がなく、代筆で解約も場合によってはできるケースもありますが、その場合契約者の口座にしか入金できないので、そこからまたお金を動かすのが一苦労だったりするわけで。
代理請求人の口座に直接お金が入る、というのはかなりストレス軽減になりますよね。
指定できる人の範囲は各社で違うようです。
※配信では姪甥はむずかしいかも、とピリカが言ってますが、OKな保険会社もあるので訂正させてください(^-^;
登録は無料ですが、事前に契約者の署名が必要。番組内でコッシーさんから質問あった、「誰がなれるか」は、各保険会社によって規定はさまざま。それぞれの保険会社の約款をご覧ください。2親等、3親等など各社で異なるようです。
原則として血縁がある方、という解釈ではありますが、特別な申請をして、なおかつ保険会社が認めればそれ以外の方でもなれたケースはあるようです。
生前贈与
贈与契約書
相続会議ホームページより
年間110万円までは生前贈与の非課税が認められていますが、後々のトラブルを回避するなら【贈与契約書】をたとえ親子間でも取り交わしていたほうが安心です。
ただ、おだんごさんコメントのように、これは前もって準備ができる人、のお話。緊急時や家族との話し合いがなかなか出来ない方には、間に合わないケースも多々ありますよね。
皆さんと語りあって、私が日頃から「準備をする心構えがある人」としかか接していなかったのだな、とつくづく痛感しました。
準備もなにもしてない、でも切り抜けなければいけない、というケースはきっといくらでもあって。
そちらの方が多いのでは、と思ったりします。
くまさんが最後におっしゃった、
【認知症になったから、豊かな生活ができないというわけではない】という言葉が心にずっしりと響きます。
FPである私は、「認知症にならないうちに」「なってしまうと制限を受ける云々」という意識が強く、その方の感じかた、幸福度という観点が抜けていたなあと改めて反省しました。
去年の婦人科の手術を経験してから、「私が私でなくなるかもしれない」ことが怖くてたまらなかったのです。
いまの私でなくなることは、損失しかない、そう思っていました。
「機嫌のいい認知症の人ほど、世の中を幸せにする人はいない」「私は認知症になりたくない、とは思わない」
おだんごさんの言葉です。
【認知症】を見るのではなく、【その人】を見る。
大事なことですよね。
4人からの大切なメッセージ、聴いてね。
そしてぜひ、感想を聞かせてください。
ピリカグランプリの賞金に充てさせていただきます。 お気持ち、ありがとうございます!