見出し画像

この居心地わるさは何か

先日、以前の同僚たちでつくるグループLINEに、ひさしぶりに「みんな元気?」的な発言があった。

私たちの20代のときは、LINEやTwitterはもちろんないし、連絡するといえばE-MAILで、最近になって何人かが個別LINEを集約してグループを作ってくれたのだが、みんなで話すのは約20年ぶりだった。

私たちは狭い地方の、そのまた狭いエリアで仕事や子育てをしているためか、自然と話題が我が子自慢(に思えた)や周りのゴシップになってゆく。

誰が離婚しただの、今誰の役職が何だの、誰が退職しただの、狭い人間関係の話でそのグループLINEは約2時間ほど賑わっていた。

それもめんどくさく感じて、当たり障りのないことだけ会話した。そして、なんともいえない居心地の悪さを味わった。

同じ市内の狭いコミュニティだけで暮らしていたときは感じなかったが、仕事で市を超え県を超え、noteで国も超えた付き合いが増えたいま、すごく違和感を感じたのだ。

誰と誰がつきあってたとか、離婚したとか、いくら地元の近い関係であってもそれは個人情報だ。LINEの画面に文字として発信するのはちょっと品がないのではなかろうかと思ってしまった。

スーパーマーケットの軒先でやるような噂話と、文字をSNSに載せることは、同じではないと私は思う。第一LINEだって、乗っ取りの可能性だってなくはないのだしね。

濃い地元のコミュニティにいくつか所属していることは、生活するなかで安心感は大きい。子供が小さいうちは地域で育つぶん、いちばんの強い味方だろう。

ただ、そこだけの視点で生活してしまうと、視点も価値観も新しくならない。

SNSも、上手に使いこなせば可能性は無限大。視点を高くして、品良く使いこなしていこう。

いいなと思ったら応援しよう!

ピリカ
ピリカグランプリの賞金に充てさせていただきます。 お気持ち、ありがとうございます!