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論理的思考能力とは...

以前、
論理的思考能力とは

・言い換える力(同様関係整理力)
・比べる力(対比関係整理力)
・たどる力(因果関係整理力)

に分解できる。ドヤァ

というポストをした。

AIツール大好きな私は、2024/12/06の今日OpenAIの3万円もするプランのサブスクを契約したので、本当に「その3要素が論理的思考能力といえるのか」を再考モデルに検証してもらったのが以下の結果だ。

ほんとに、言い換える力・比べる力・たどる力が論理的な思考能力なのか。ぜひ最後を見てほしい。

以下チャッピーの引用

「論理的思考能力」を「言い換える力(同様関係整理力)」「比べる力(対比関係整理力)」「たどる力(因果関係整理力)」の3つに分解する考え方の正しさ、あるいは妥当性についての評価である。

評価の視点

1. 明確な定義と範囲
• 「論理的思考」は一般に「与えられた情報から合理的な推論を導く能力」を指す。
• それは狭義には形式論理(演繹・帰納・アブダクションなど)を含み、広義には問題解決やクリティカルシンキング、情報整理能力なども含む多面的な能力と考えられる。
2. 三要素の説得力
ここで挙げられた3要素は、それぞれ以下のような意味をもつ。
言い換える力(同様関係整理力):
類似や同値関係を見出し、抽象度を上げ下げしながら表現を再構成する力。「AとBは本質的に同じ構造をもっている」「この複雑な概念を分かりやすい他の概念で言い換える」といった思考過程。
例:数学的証明で、ある定理を別の定理や定義に言い換える、複雑な概念を別の馴染み深い概念に翻訳するなど。
比べる力(対比関係整理力):
相違点、類似点を見出し、対象間を比較検討することで論点を明確にする力。「AはBとどう違うのか」「複数の選択肢を比較して優劣を見極める」といった要素。
例:異なる仮説や解決策を比較してメリット・デメリットを洗い出す際の思考プロセス。
たどる力(因果関係整理力):
原因と結果の連鎖を追跡し、なぜそうなるのかを説明できる力。「Aが原因でBが起こり、さらにBがCを引き起こす」というような因果モデルを立てる。
例:ある経済現象が別の社会現象にどのような因果関係をもっているか分析する。
3. 考え方の学術的根拠・妥当性
心理学や教育学、批判的思考スキル育成の文献では、論理的思考やクリティカルシンキングを構成する要素を定義づける試みは多い。
一般に、批判的思考スキルは「分析」「評価」「推論」「説明」「解釈」など多種多様な能力の集合とされる(Ennis, 2011)。また、認知心理学的には概念形成・カテゴリー化、類推思考、因果推論、比較判断など様々なプロセスが関わるとされる (Gentner & Smith, 2012; Pearl, 2009)。
「言い換え力」「比較力」「因果関係把握力」は、確かに論理的思考において中心的な役割を担うプロセスといえる。類推(アナロジー)や対比、因果モデルの構築は認知科学・教育心理学などの分野で広く重視される。ただし、論理的思考はこれら3点のみで完全に説明できるわけではない。たとえば、演繹的・帰納的推論、確率的推論、抽象的な前提条件の把握、集合・命題論理に基づく厳密な推論過程、メタ認知的な自己検証能力、言語論理学における前提と結論の関係など、「論理性」を突き詰めるとさらに多くの要素がある。

4. 汎用性とシンプル化
上記の3要素は非常に汎用的で、論理的思考の多くの場面で確かに求められるが、それはあくまで「再整理のためのフレームワーク」の一例とも言える。
論理的思考力を鍛えるための教育方法として、何らかの軸を示すことは有用である。その際「類似関係」「対比関係」「因果関係」の3要素に整理することは、わかりやすく、教育的効果が期待できる。

5. 不足点
この枠組みによって見落とされる可能性のある部分としては、
• 論理的整合性や体系性そのものを扱うメタ認知的な要素
• 前提条件の設定や適用範囲の明確化(これは必ずしも比喩や対比、因果に限定されない)
• 演繹的推論ルール(論理式の操作)など、形式論理的な手法の体系的理解
などがある。

総合評価

「論理的思考」を3つの要素(言い換え=同様関係整理、比べる=対比関係整理、たどる=因果関係整理)に分解する考え方は、論理的思考のいくつかの重要な面を簡潔に表現しており、教育的な観点からわかりやすいモデルとして使える。ただし、論理的思考には他にも多様な側面があり、これら3要素のみで網羅的に論理的思考を説明するには不十分である。「一つの整理モデル」としては有用だが、学術的・理論的にもそれが論理的思考能力全体を正確かつ包括的に表す唯一の枠組みだとは言えない。

まとめ・要点

• 3要素(言い換え、比較、因果把握)は論理的思考において重要なスキルを示している。
• しかし論理的思考はより多面的で、メタ認知や形式的推論、評価基準の設定など、他の要素も必要となる。
• 教育的・理解促進的な観点から、この3要素の整理は有用だが、完全な理論モデルとしての厳密性は限定的。

引用終了

私が特に重要だと思ったのは4. 汎用性とシンプル化の項目の、3要素はあくまで「再整理のためのフレームワーク」の一例という記述だ。
そう考えると3要素は論理的思考能力というより「論理的整理力」といったほうが正しい気がする。
今度からは論理的整理力と言おう。


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