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数年ぶりに飛行機に乗り『発信する勇気』の出版記念講演会に行った話

「わぁ。今、私は空を飛んでいるんだなぁ……」

ふわっと体が浮いて変な感じだ。ドキドキ。

私は数年ぶりの飛行機に乗っていた。新橋で開催される、末吉宏臣さんの出版記念講演会に行くためにだ。

子どもたちを夫に任せて、山口県から東京まで。

一人旅は昨年の夏ぶりだ。

夏の一人旅のとき、日常に追われてちょっとぼやけていた「私」の輪郭が少しだけ強くなった気がした。

東京はまた遠いが「やっぱり会いたい方には、なるべく早く会っておくぞ!」と決めて今回も言ってきた。すごくワクワクするからだ。

とはいえ、子どもを夫に任せて「ママ」が1日不在にするのは、ちょっと罪悪感がある。

「自分のためだけに一人旅だなんて……」と一般的には思われるんだろうか。

そう思われそうで、このnoteを書くのもほんとはちょっと怖い。SNSの発信はいつも勇気がいる。

夫は快く送り出してくれたけど、本当は「またか……」と思っているのではないだろうか。(でも、夫が一人で出かける日や飲み会に行く日もあるから、お互い様かな)

でも、いつになったら一般的には認められるんだろうか。

1年後?5年後?いや、子どもが中学生や高校生くらいに大きくなってからなら大丈夫?

今よりも収入が増えてから?それはあと何万円くらい??

でも、そのころはもっと子どもたちの学費がかかるだろうし、仕事も忙しいのではないだろうか……。

というか、そもそも自分はいつ死ぬかもわからないしな。なら、早く行くべきでは?

……昔から、こういうことを考え出すと止まらなくなり「普通」の意味がわからなくなってくる。

なので離陸前、エイっとそれらを地上に手放して、私は空に飛び立った。ドキドキしながら。

未来も大事なんだけど、私は「今」をしっかり楽しもうと決めた。

飛行機に乗る前にパシャリ。

末吉さんの出版記念講演会もパーティにも参加してきた。内容を語ると熱く長くなるので割愛するが(笑)、結論「本当に行ってよかった」だ。

会場に入った瞬間「スゴそうな方」がたくさんいて、ちょっと圧倒されたのは内緒だ。「わ、やばい、場違いな場所に来たのでは?」ってソワソワ(笑)

でも、noteで知ったイラストレーターの「まっちゃ」さんや、Xで知り合ったライターの「おーつー」さんがなんと「noteのさおり」を見つけて話しかけてくださり、終始会話を楽しめた。(ありがとうございます……!アイコンを勇気を出して「実写」にしておいて救われたと思った瞬間だ 笑)

ほかにも、参加者さんとの会話を楽しめて「やっぱ、人との出会いっておもしろいな」と感じた。なぜか、何気ない会話や一言から、自分に必要な情報やメッセージを受け取ることが多い。

「ほら、行ってよかったじゃん!ナイス自分」と、今は千回以上思っている。難しく考えず、単純におもしろいことやワクワクすることを実現してあげると、いいことが起こる。

講演の内容は、今の自分に必要な内容だったなぁと感謝でいっぱいだ。

作家の本田健さんを直接見ることができたのも感激だ。フリーランスになる前、往復2時間の通勤でずっと本田健さんのラジオを聞いて励みになっていたからだ。本も数冊読んでいる。

今日の対談を聞き、本の出版って本当に奥が深いなと思った。売るって大変だ。どの著者の方も、すごい。だから、素敵な本は応援したい。

本田健さんと櫻井秀勲さんとの対談、メモが止まらなかった。やり取りで、なぜ末吉さんが愛されているのか?の理由もわかった。

講演で特に印象に残ったキーワードは「普通の人生を出る勇気」「自分の作品に自信を持つ」「自分も舞台に上がる」そして「人を頼る」だ。

多分、無意識に自分に足りてないと感じているからこそ、自分の「ワクワク」が今日の内容を聞かせるように導いてくれたのかもしれない。

家族のこと、仕事のこと、自分のこと……。

末吉さんの諸々のストーリーは、ちょっと自分と重なる部分も多い。昨年、末吉さんの電子書籍を発見して読んだとき「この人の本、紙の本で読みたいな」と思った。日本のさまざまな方の勇気になりそうだと単純に感じたからだ。

だから、今回末吉さんの紙の本が出版され、ある意味私も夢が叶ったと勝手に思っている。それもあって、「おめでとうございます」「ありがとうございます」と直接お伝えしたかった。

「推し」がいる人の気持ちがちょっとわかった気もする。

「ファン」や「憧れ」って言うと、自分と遠く離れた存在に感じる人が多いと思うけれど、実は「自分の中で同じ部分が共鳴しているから」だと私は思っている。つまり「似ている部分を持っているからでは?」と。

だから人は、他人のために感動の涙も出るし、声が出るほど笑えるのだと私は思う。山口からわざわざ飛行機に乗って東京まで行く主婦もいる。今日の講演やパーティでは、私を含めて涙を流している人も多かった。 

パーティでは、初対面な方でもお話が弾んだ。仕事や性格とかは違うけど、多分似た部分があるからだろうなと感じた。

パーティでは、会話が楽しすぎてデザートを食べ損ねてしまった(笑)

今日の話を今ぼんやりと思い出して、

今の自分がなぜ生かされているのか。
誰のためにどのようなメッセージを伝えていきたいのか。

才能を使いたいのかが、少し見えてきた。

人と話すと、自分の想いや無意識に力が入る「情熱のありか」がわかる。

あとは、勇気だけである。

光り輝く東京タワを見て「今、地元ではないんだなぁ」とあらためて思った。

自分なりに「納得感のある選択」ができることが多い人生は、人はしあわせなのだと思う。

末吉さん、ありがとうございました!おめでとうございます。

「やっぱり、末吉さんおもしろいと思いました!」と正直に言ったら笑われてしまったよ(笑)


末吉さんはとても正直な方だな、といつも感じる。普通の人なら隠したがることを、あえて公言することも。だから、メッセージがいつも直球で心に届くのかもしれない。

正直な人は、それだけで魅力だと私は思う。

サインのメッセージに泣きそうになる;; だから今日もnoteを書いてみた。

「ライター」として他人のコンテンツを作り、世に発信するの日常だけど、「自分の発信」はホント勇気しかない。

まずは、「自分のために」勇気を出して行こうと思った。そしたら、きっと他者にも、今見てくれているあなたのための勇気もちゃんと出せるはずだ。

「書く」のと「話す」も今後は誰かのためにやっていきたい。まさに、登壇者の言葉「発信する勇気」、「普通から出る勇気」「舞台の上に上がる」に励まされる。

明日は、数年ぶりに東京に住む親友に会う。学生時代の女友達だ。

勇気を出して、コンタクトを取ってみた。相手も楽しみにしてくれているみたいでホッとした。

楽しみだなぁ。

明日も、しっかり笑おう。

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さおり|ライター
最後までお読みいただき嬉しいです♪ありがとうございます!これからも心を込めて執筆していきます。