誰とどう生きたいかを考え、暮らす場所を決める
昨年12月、「なんにもないけど、なんでもある」グランピング施設、
【唐泊VILLAGE】に行ってきました。
2021年1月からグランドオープンですが、
プレオープン中に家族3人で初グランピングを体験しました。
グランピングも楽しかったのですが、唐泊VILLAGEで働くスタッフさんたちの生き方、働くをえらぶ姿に心撃たれたのでnoteに残します。
これまでわたしは、「住む場所は職場に合わせて決めるものだ」と思っていました。ここ数年、夫の転勤、自分の転勤もあり、仕事ありきで通勤しやすい駅近を探す。電車の路線や保育園への経路を考えて、、といった具合に。さかのぼれば、新卒の就活も転職活動も仕事を決めたら、配属地は会社が決めて、その近くに住まいを探すことが当たり前になっていました。
わたしには、田舎のログハウスに暮らしたいという夢があります。仕事を頑張ってきた理由の一つでもあります。いつかいつかと夢を見ながら、目の前にある仕事にのめり込み、いつの間にやら仕事を理由に、ログハウスを建てれるような土地が買える田舎への移住は難しいと思うようになっていました。心血注いで共働きしてきたことで、お金はとっくに貯まっていたけど。仕事で得られる遣り甲斐、報酬にはモルヒネのような辞められない作用があり、目の前の仕事にのめり込んでは、本来生きていく上で大切にしたいと思っていることを置き去りにしてきたように思う。
今回、唐泊VILLAGEで出会ったスタッフさん。夢を夢で終わらせず、行動に移して実現している。
自分の理想 → 理想に沿って行動する → 理想を叶えた生活
シンプルにこれだけのことなのに、できる人とできない人では何が違うのだろう。 こう在りたいなを考えた後に、それを行動に移すかどうかだ。
自分が在りたい姿を実現しながら働くスタッフさんたちの話しを聞いて、私の心は揺れ動かされました。
そこは2ヘクタールの耕作放棄地を開墾して作られたグランピング施設。テントとテントサウナ、キッチンが広大な土地に贅沢な間取りで置かれいます。
日常に溢れてるものはなーんにもないところです!
でも、空、山、海、土、木、星、澄み切った空気は惜しげもなくた〜っぷりある。
夕食後、スタッフさんと大きな焚き火を囲んで語らいます。この地を竹や木をはらって開墾するまでの話し、これまでの仕事のこと、どんな流れで今ここで働いているのか。
山が好きで東京から阿蘇に移住し、家族で海外を旅したことから海が好きになり天草、長崎の島に移住したスタッフさん。 まず好きな場所で家族と暮らす住まいを見つける。その上で、そこで仕事を探す。仕事をつくる。仕事ありきじゃなくて、どんな場所で暮らしたいのか、自分に正直に大事なものを大事にして、自分の人生を生きている。かっこいい。
お笑い芸人やってたけど、ある日この会社の説明会に参加したら、一緒に働きたい衝動が抑えられずにいろんなものを捨てて伊豆に移住したスタッフさん。今動かないと後悔するって、自分に素直に正直に。何かを得るためには何かを捨てなければならない。自分の直感を大事にして、今をイキイキと生きている姿、かっこいい。
唐泊VILLAGEの運営を任されてるスタッフさん。海外を旅していろんな価値観に触れ、九州で暮らしてみたいと思ってる中でご縁があって唐津へ移住。大工をやる中で、villageの社員さんから声をかけられ入社した。これからも開墾する地方へ飛びながら旅するように暮らしていく。旅する先々での出会い、ご縁を大事に、自分の心に素直に生きている姿、かっこいい。
そういえば唐泊VILLAGEのスタッフさんたち、一日一緒にいたけど、働いてるというより、楽しんでいる。なんなら一緒にたくさん遊んでくれる。
はたらくって、こんなに楽しめるものなんだはたらくと、たのしむ はたらくと、生きる
どう時に実現できるものなんだ
わたしの中で、これまでもっていた”はたらく”の価値感がガガガ〜っと崩壊し、ワクワクした価値観がニョキニョキと芽を出してきた。
はたらくってなんだろう
”ありたい自分であること”
「はたらくために生きる」 に呑み込まれないように、強くココロに刻んでおきたい。
”ありたい自分で生きるためにはたらく“
満点の星空の下、
焚き火に薪を焚べながら語らいは続く。
唐泊VILLAGEはこちらです! https://karadomari.jp/