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【MTG】個人的視点ミドルスクール2024年編

こんにちは。皆さんミドルスクールしてますか?
僕は最近《対立/Opposition》を使いたくてしょうがないです。

そろそろ今年も終わりですね。
今年は関東以外でもイベントが増えて盛り上がってきたなあと感じる1年だったなと。やるのは良いけど何事にも勢いが必要だと思うので、何かしらの形で盛り上げに貢献できればと考えています。

今回は自分がミドルスクール界で過ごした1年の流れをざっくり書いてみようと思います。攻略情報とかは無いに等しいのでふーん( ´_ゝ`)くらいで見てやってください。



【2023年末】

前提としてこの辺りの話が必要そうだったので書こうと思う。

昨年末にあった合作杯はリアニメイトで出て、毛も残らんくらいメッタメタにされた。
直前で平日大会で3-0した際にリストを非公開にする等の小細工を入れつつ、SEに残ったデッキの面子を見るに環境に対する読みはほぼ完璧。当時の情勢からしても75枚の内容は悪くなかった…のだが。
1回戦の1本目で1ターン目《入念な研究/Careful Study》から《マローの魔術師ムルタニ/Multani, Maro-Sorcerer》を釣ったら、とても悲しいことに《沼/Swamp》《無垢の血/Innocent Blood》で返ってきた。
他のマッチでもエディクト系はめっちゃ撃たれたし、バウンスも《剣を鍬に/Swords to Plowshares》も喰らったが、1回戦以降の体験は中間~下くらいの卓の話なため、1回戦が完全に明暗を分けたと言える。
最終的に黒いデッキがSE残らず、なおかつリアニメイトも残らなかったので悪い方で完璧に相殺された悲しい結末。RIP。

合作杯上位がゴブリン一色になった経緯もあって、ゴブリンはこの後しばらく風評被害的な虐待を受ける事になる。《仕組まれた疫病/Engineered Plague》1枚だった人が2枚になる程度には。わたしです(AA略
実際には名作杯ゆえの少し特殊な環境(普段あまりプレイしない人が多く参加していた)だったこともあり、その後の大会のデッキ分布に大きな影響はなし。変化があったのは上記のようにサイドボードの方で、ゴブリン本体より対策札の採用数増加の方が割合多くなってた印象。赤対策してるけど赤いデッキが居ないので結果サイドボード12枚ですみたいなやつ。

その後、合作杯時点で第二候補であったスレッショルドで2023年最後の大会出たらあっさり優勝した。ただ合作杯の場でベストデッキではなかったと思うし、この時の俺の構成もかなり中途半端だったのでふんわり勝ったという印象。
個人的には現時点でもまだ迷走中なので、どこかで一度言語化してまとめたいと思っている。


【1月~3月】

前置きが長くなったけど、2024年はこれらを踏まえた上で新しい風を吹かせたいと思ってデッキを考えることにした。
最初はこれはゴブリンメタられますわ~という目線があったので
「ゴブリンに何かしらの耐性があるデッキを使うよりも、世間がゴブリン目線になってるうちに隙間産業できるデッキを使う方が良くね?」
とまあ、いつも通りの漁夫の利作戦。大人気フォーマットだから最先端のトレンドは常に気にしていかなきゃね。

でも、俺が擦り出したのは何故かアルーレンだった。
アルーレンはメインの押し付けがクソ強い代わりに色んなサイドボードを喰らう側のデッキで、ゴブリン対策でもある《仕組まれた疫病/Engineered Plague》《寒け/Chill》をダイレクトに喰らう素敵仕様。一緒に死ぬ仲間やんけ。
俺の見立てでは本当に「ゴブリンに強い」「他もまあまあやれる」「ガード下がり気味」という要件を満たすのであれば、この時点で使うべきデッキは間違いなく補充。更にそれを読むならスレッショルド。
問題は俺が補充関係のカードをそんなに持っていないこと。じゃあスレッショルドでいいじゃん。なんでアルーレン?

まずこの時点でアルーレンが全然勝ってないから警戒されてないなって感じたのが一つ(無警戒でもついでに喰らうサイドカード多すぎるけど)で、もう一つは相手の目線に立った時に動きがよく分からない構成にできそうだなと思ったから。
《極楽鳥/Birds of Paradise》出してきてTheRockか~って思ってたらいきなり《エラダムリーの呼び声/Eladamri's Call》で殺しに来るの最高にCOOLじゃない?
それまでもたまにアルーレン使ったりしてたけど、そこそこの頻度で「あ、これわからん殺しになってる」って事があって。これは適当に勝てるんじゃね?って感じ。
とはいえ1本目勝ってもマッチを勝たないとどうしようもないので、まずスタートラインとして《天啓の光/Ray of Revelation》をいっぱい入れることにした。《浄化の印章/Seal of Cleansing》で立ち止まるの嫌、《謙虚/Humility》無理ゲーなのでエンチャントを割れる選択肢が大量にあった方がいいだろうという考え。《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》は貼られないと思ってたけど、この後ちょいちょい貼られることになった。これは俺のせいかもしれない。
メインボードよりサイドボードの方が先に決まっていたという謎の事例である。

メインボードは《魔の魅惑/Aluren》側を探さないと勝てないから《アカデミーの学長/Academy Rector》で8枚体制。大好きなカードである《陰謀団式療法/Cabal Therapy》をフルに使えるのでこの構成は今でもお気に入り。妨害がコンボパーツや補助を兼ねているって構成がすごく美しい。これはルーヴル美術館。
《生ける願い/Living Wish》は事前に手札に入れてターンパスする撃ち方しなきゃいけない時(だいたい2ターン目)に相手側の動きが楽になっちゃう(≒絶対警戒される)し、サイドボードから最初に作ったこともあってサイドボード狭くなりすぎるなと思ったので外した。
相手のエンドに《エラダムリーの呼び声/Eladamri's Call》で肝っ玉瞬間冷凍アタックが最強。お前のフルタップによってお前は死ぬ。アナログゲーム攻略は油断と恐怖心から。

細かい調整諸々の話は以下。

この期間でアルーレンで出た大会は優勝、優勝、準優勝。このデッキは本物の怪物だった。
ツキもあったと思うんだけど見立て通り都度のわからん殺しも起きてて、そういう所での稼ぎは正直めっちゃあったと思う。裏を返せば「慣れられたら終わり」「もっと対策されたら終わり」という話でもあって、(noteとかを書かなくても)やっていくうちに段々萎んでいきそうだなと感じていた部分でもある。まあ今やったらこんなに勝てないかも。
この時点では俺側のプレイ目線だと難しいなって感じる部分はあんまりなくて、メインは真っ直ぐ揃える事を目指せるからかなり簡単なデッキになってた印象。《陰謀団式療法/Cabal Therapy》的な意味だと相手の嫌がってることを探すとかはあったけど。
相手側からしたらこのデッキかなり怖いだろうから席に座った時点で結構得してたかもな。俺もこのデッキの相手するの嫌だわ。

またこの時の最初の決勝で当たったBBBが面白そうなデッキだったので、月曜とかレッツゴーで自分なりにちょっと研究した。
まず対抗3色のデッキはどれか1色を抑えないと(3色均等を避けないと)マナ事情が痛すぎるかも、というのが念頭にあった。そして軽く回した印象だと赤が一番使わなそうだったのでまず《稲妻/Lightning Bolt》を抜くという流れ。本当に抜いて良かったのかは不明で、確かにマナベース負担は軽くなったが最後の一押しが緩いゆえに勝つのは遅くなった。
これは俺の性癖なんだけど、俺は高速ビートダウンとかコンボデッキは最高速上等で作るのに、ちょっとでもコントロール要素あるデッキの場合急にスピードに対する興味を失う傾向にある。まあどっちか全振りした方が楽っちゃ楽だからね。
《マスティコア/Masticore》とサイドボードの《リバー・ボア/River Boa》はなかなか良い味だった。
ただ俺のBBBはあんまり勝てなくてリスト化ならず。悔しいままに頓挫しているのでどこかで3-0したいと密かに思っている。
今更だけど、BBBとはINVブロック構築で活躍した「ベアーバウンスバーン」のこと。調整していくうちにベアー要素とバウンス要素が抜けてしまったので、俺のデッキはBである。

これはクソデッキ系の話だが、この時期に作ってバカ方向に全振りしたゴブリンアルーレンは俺の中で2024年デッキ見た目部門好成績。
思い付きと同時に、ゴブリンとして喰らうであろう対策カードの《仕組まれた疫病/Engineered Plague》《寒け/Chill》に対してアルーレンシステムを組み込んでも何一つ解決できてない事に気付いたけど、そんな事はどうでもいいくらいに内容がぶっ飛びすぎてて何かしらで供養の必要を感じたので最大リターンを軽く研究した。瞬間最大風速にこそ大喜利の旨味あり。
《地熱の割れ目/Geothermal Crevice》を入れてみたらすごく良くフィットして、いいの見つけたなって思った。要所以外は赤マナで運用できる加速カードかつ、2マナ域が《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》しかないので2ターン目はタップインスキップしていい時があるのでちょうどいい。
こういう一時の全能感があるおかげで(のちに撤回されるとしても)デッキを考えるのはすごく楽しい。常にこち亀のBGMが流れているくらいの方が俺のデッキ考案テンションに合っている。

3月に渋谷店初の大会。今では関東の常設イベントになっていて、良い流れができたなと思っている。
この時はスレッショルドを使って、3-2だった為SEに残れず。悔しみ。
賛否両論あるけど、俺の中だと《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》は無くていいなという結論。重いしこれで4枚枠縛られるのやだ。サイド後も弱い。
まあでもどれが良いかは(宗教戦争になる可能性が高いので)個人の感想程度に留めておく。みんな回してみて自分の好みを見つけてくれ!

あとこれは1月~3月というより1年全体を通しての全体的な話だけど、月曜開催のイベントにほぼ毎回参加してた。今年は人数も増えて、不成立だったことあんまりないんじゃないかな?毎回10人以上いる気がする。
俺個人の話だと、1月から勤務体系が変わった事で月曜夜は仕事後にほぼ確実に参加できるようになったのが大きい。現在も平日の嬉しい時間として重宝している。


【4月~6月】

まず大宮でアルーレン使ったら塵になった。完全敗北2-3。
黒いデッキをめっちゃ踏んで一生《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend》を喰らい続けて、デッキの構造上仕方ない部分もあるがほぼ取られっぱなし。《思考囲い/Thoughtseize》が殴ってきたらそりゃつええわ…。
これが転機になったというわけでもないが、黒いデッキを踏むこと自体はどの大会に出ても有り得る話なので本格的に対策を考えることに。
結果行き着いたのは《森の知恵/Sylvan Library》。エンチャントなら対処されにくいし、キーカードを見つけてもライブラリートップに隠しておけるので置くだけで最低限立ち回ることが出来るのはアツい。あと普通にコンボ再現性が超上がったのでマスターピースかもしれない。そっちの方が重要か。
弱点はそれまで簡単寄りだったプレイが《森の知恵/Sylvan Library》によって難しくなってしまった点。まあ対策のための側面が強くある程度仕方ない事かもしれないが。

そんなあれこれの調整の甲斐あってか、渋谷で《森の知恵/Sylvan Library》入りアルーレンで優勝することができた。
アリーナドレインのような全力リソース破壊デッキと当たったがなんとか勝つことができて、《森の知恵/Sylvan Library》入れてて本当に良かったなと。無かったらさすがに死んでた。
この時は攻めの姿勢で4枚入れてたけど、まあ3枚くらいでいいかなと思う。ただ他のマッチでも《森の知恵/Sylvan Library》が吹き荒れまくってて中毒性が高そうな見た目をしてたので、4枚入れてシャッフル手段をいっぱい入れるのも良いかも。

順番は前後するが、GWくらいに渋谷でTwoDeuceを使った時にこれまたメッタメタにやられた。踏み方的には補充を踏んだくらいで悪くない順序だったんだけど。
元々は3月の渋谷の大会で知り合いがTOP4に入ってた奴を参考に自分用に改悪して、平日大会で軽く遊んでみたら結構勝てたのが始まり。
火力の入ってるビートダウンが好きなこともあって手に馴染む、使いやすいし超強いしで3-0連射バケモンデッキや~んと調子に乗ってたら、上記渋谷にて今まで踏まなかったコンボ成分を一気に回収した。確率は収束する。
土地枠の選択は色々あるけど、無色ランドの枠を《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》にして攻めるか、とろさんがやってたように《リシャーダの港/Rishadan Port》《不毛の大地/Wasteland》でコンボ耐性を付けるかのどっちか。俺は結局サイドボードに賭ける事になるからあんま変わらんなと思ったので、フェアデッキ殺し要素に全振りして《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》ガン積み派。俺は俺のやりたい事やるからお前はお前のやりたいようにやってくれ。
最初はサイドボードに《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》とかを入れてたんだけど、もっと軽くていいだろということでサイドボードまで徹底的に軽くして改造。

そんな攻め一辺倒が功を奏したかはわからないが、6月の渋谷でTwoDeuceで優勝した。
案の定というか残当というか1回戦スタイフルノートに負けての暗雲スタート。その後調子よく1本も落とさず全てを破壊した。わ、分かりやすい…。
ランドスティルとのマッチは考えうる限り最も酷いマッチ、TwoDeuceド有利。この赤緑全くドロー呪文撃ってないのに息切れしないのはなんでなんだぜ?
普通のフォーマットだったら赤緑ビートvs青白コンって結構いい勝負になったりするもんだけど、ミシュラ8枚だったら他のフォーマットでもきついかもな。

レッツゴーにもそこそこの回数参加。
SEなしの5回戦イベントは俺の中で「長丁場に耐えられるか?」を試す実験場でもある。3回戦よりは色んなデッキに当たる事を想定した構成が要求されるため。
A:ある程度勝てそう
B:勝てるかはわからないがCより優秀あるいは面白そう
C:よく言えばソリッド、そびえ立つ糞のいずれか。主に糞

俺はレッツゴーの時はこの中のBを持っていく事が多いんだけど、この期間ではBに該当するデッキを3つ試した。
ちなみに俺が我が子可愛さで勝手にBだと思ってて事後にCだと発覚するパターンはよくあるのだが、幸いB→C勢のほとんどは平日大会で1-2以下することで供養できたので割愛。屠殺業だわ…。

・サイカトグ
以前少し研究した事があるんだけど、俺の好みは《シャドーの裂け目/Shadow Rift》型。エクテンサイカっぽいから使いやすい。
《金言/Words of Wisdom》はリソース枚数が増える事自体は歓迎なので、1枚ならいいかなと思った。こういうカードがありになるのはこのタイプの特権だね。
デッキの雑感としてはコンボ全般に強くてランドスティルがきつい。《剣を鍬に/Swords to Plowshares》とマッチングさせてはいけない。《サイカトグ/Psychatog》は最強の壁なので、アグロ戦は案外いける感じ。
とろさんのTwoDeuceと対戦してて《リバー・ボア/River Boa》に《怨恨/Rancor》3枚貼られたんだけど、どうしようもないから直でダメージレースしたら結果負けたものの《嘘か真か/Fact or Fiction》のめくれ次第で勝ちそうになってて笑った。可能性の獣。

・SSS
例によって一番使わない色ほぼ抜きまーす!今回も赤でーす!ってやってたら白青タッチ《火+氷/Fire+Ice》になった。好きだねこういう構成。
現在も鋭意研究中。《稲妻/Lightning Bolt》ありのデッキに撃たれるたびに《稲妻/Lightning Bolt》強すぎじゃね?ってなるのでさすがに入れた方がいいです。

・緑単煙突
デッキが窓際族すぎるので「見た目のキレが良さそう」な方向を目指して構築。
まず縛るカードを大量に搭載するため、それぞれが食い合う可能性を考慮した。
例えば《冬の宝珠/Winter Orb》と《煙突/Smokestack》が同時に場に出た場合、寝た土地をサクっていけば良いので《冬の宝珠/Winter Orb》が存在するメリット薄。相手に与える不快感も下がってしまう。
また《冬の宝珠/Winter Orb》《からみつく鉄線/Tangle Wire》が同居した場合とてつもないリターンが出る時があるが、一歩間違えると誤作動で《冬の宝珠/Winter Orb》が寝るという珍事が起きかねない等もある。
この辺りのバランスを鑑みた結果、「とりあえず全部入れて場に出たやつで縛ろう」という上記の長ったらしい考慮内容完全無視の汚物が爆誕した。
隠し味は何故か入っている《土地譲渡/Land Grant》で、開幕汚物置物シリーズを見せつけることで相手のテンションを盛大に下げる精神攻撃ルートも完備。
最初は明らかにCだろという見た目だったが、実際は《適者生存/Survival of the Fittest》が強くてBを担保できそう。でもまあ《適者生存/Survival of the Fittest》が強いだけじゃないかと言われればそれはそうだ…。

実際の成績が良かったのはサイカトグ(4-1)。


【7月~9月】

6月末くらいにTheRock熱が再燃してきて、2020年に作った原型そのまま(《クローサの大牙獣/Krosan Tusker》型)に平日大会に出てみたらそんなに悪くない感触。
ただ作った当時とメタゲームは全然違うし、このままでは難しいだろうなと思って現代っぽく作り直した。

そんなわけでぬるっと優勝。
このデッキの《極楽鳥/Birds of Paradise》は結局嫌いなままだったけど、《占骨術/Skeletal Scrying》は対価としてベストカードだった。
個人的にはまあまあ勝てるデッキだと思うんだけど常勝は難しいと思う。唯一言えることがあるとすれば、暇があったら時計を見るといい。時間切れ厳禁。

あと夏なのでバベルを作った。季節柄アツいデッキが良い。
今年は青白型を調整して、中々良さそうな形に収まったかなーと。
大会1回目は4-1。この時SEあり前提でプレイしてたら実は無くて、最終戦負けだったことで順位が良くて優勝ってことになった。
2回目は2-2-1。引き分けはランドスティル。白黒コンとタックスラックに負け。
楽なマッチは別にないんだけどその中でもコントロールデッキは比較的楽とは言える。デッキを掘る時間が与えられてるなら全然チャンスがあるため。
インターネットの海にはもっとうまく作れるって人がいたんだけど、俺が勝つ要件として「関東のメタで勝つ」「50分で対戦終わる」を満たす必要があったからそうなったって感じ。是非ミドルスクールバベル界に殴り込んできてほしい。
個人的事情としてはバベル奥義「ハイランダー一人回し」を会得したので調整が格段に楽になった。今まで240枚状態で一人回ししてたから、これによって無駄に洗練された無駄の無い無駄な動きにて天に至ることに成功。

スレッショルドも何回か使った。優勝、準優勝、4-1、3-0とかで結構よさげ。
《留意/Mental Note》全抜き、《入念な研究/Careful Study》《先触れ/Portent》フルパワーなので全然事故らない。代わりに相手が動いてこないと全然スレッショルドしないという隠れた欠点をゲット。釣るプレイの重要性が上がった。
個人的なハイライトは優勝した大会の決勝3本目で、相手黒白ノワールだったんだけど先攻《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》1体だけで完走した。
キープした手札は土地4枚に《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》《不可思議/Wonder》《目くらまし/Daze》と一般的なマッチ目線で見ると世紀の糞ハンドだが、「1体場に出せば後はハンデス幾ら食らっても食らい逃げできる」という目算で行った。初手にゴミが多いので捨てるカードに困らないというポジティブシンキング。

TwoDeuceで出た大宮の大会は1没。《幻影のニショーバ/Phantom Nishoba》の前にはいかなる小細工も通用せず。
こういうマッチがあると《脅しつけ/Threaten》みたいなカードを取りたくなるが、まあ用途の狭さゆえ《罠の橋/Ensnaring Bridge》の方が良かったりするんだろうか。
他のマッチではまあTwoDeuceだなって感じのゴリ押しゲーになった。尖ってる。

横浜のレッツゴーでは赤白サイクリングを使った。2003年限築以来だな。
肉デッキにクソ強いかわりに、補充戦は相手の行いを眺めてるだけのペインフル度の高いゲームだった。致し方なし。
《燃え立つ願い/Burning Wish》を入れてみたけど、このデッキは必要なカードが発覚するまでそれなりに時間がかかる事が多いので今すぐ撃たなきゃってスペル持ってくる以外はできるだけ引っ張って《燃え立つ願い/Burning Wish》を撃つ方がいい。

平日大会ではレベル、ゴブリン、白黒コン…と非青の色んなデッキを使ってみた。
結果は省略、察してくれ。ただデッキが弱いのではなくて俺が弱いということだけは言っておきたい。
ミドルスクールは家にあるカードや安いカードで遊べる(しかも強い)のが魅力の一つだと思っていて、そういうデッキが3-0する事は結構ある。
じゃあ俺もかっこいいデッキで3-0しまくって名を上げるか…とナイフ舐めてたけど毎回鉄拳のフルボディ(スープ虫入れ後)みたいになってる。


【10月~12月】

この期は労働事情ながら出張が重なり大会を幾つかスキップせざるを得ず、全体的に少し控えめな参加回数となった。
出た大会も最高成績1没と振るわず、今年前半勝ててたツケを回収してしまった感。確率は収束する(2回目)

引っ越し以後ネット環境がようやく整ったので、初めてオンライン大会に出てみることに。オンライン対戦自体は何度かやったことがあったが大会は初。
初回は青緑マッドネスで華麗に0-3し、完全に洗礼モード。2回目はゴブリンアルーレンで3-0。極端すぎないか?
金曜の夜に飲酒しながら楽しめる環境ということでこれからも参加していこうと思う。現状、道中の飲酒率100%。
大会でなくても適当にデッキを回したくなったら対戦募集できるというのも熱い点で、今まで脳内調整が多かった俺としては有り難い限り。
Discordサーバーを貼っておくので、興味がある方は是非参加してみてほしい。

ここ最近はアルーレンを再研究しようと企んで様々なバージョンを再度使い回してみてる。ただ中でも成績が良かったのが上記ゴブリンアルーレン3-0とかなのでバージョンとは…?となりつつ。
真面目方向の話をすると、きついデッキ方面(主に黒いデッキ)への妨害方法やサイドボードを大きく切り替えてみたりしてちょい良くはなっている。ただ完全な改善には至らず、この辺りは相性だなと。

他に使ったデッキ一覧。

・スレッショルド
《留意/Mental Note》を少し戻したりでスピードを回復させた。でも現時点で個人的に納得できる形に至ってなくて心苦しい。鋭意研究中。
大会には2回出ていずれも2敗にてSE残れず。

・リアニメイト
昨年末以来あまり触っていなかったが、最近また少し遊んでいる。
使うたびに《罠の橋/Ensnaring Bridge》を貼られていてクソ残念なことになっているが、俺側も無駄に学習して《火薬樽/Powder Keg》の枚数が増えたり減ったりと見えない相手へのいたちごっこが続いている。

・カウンターバーン
真面目な研究は本職に任せるので、俺は違った角度(猛り方向)からやってみることにした。もしかしたら面白いことに気付けるかもしれない。
収穫は《ミラーリ/Mirari》。俺の得意分野は欲望カードである可能性。いっぱい引けていっぱいダメージが出るので楽しい。通すのは難しい。

・赤緑トロン
上記カウンターバーンはヤンパイさんのコピーから始まったが、《ミラーリ/Mirari》の前身アイディアとして赤緑トロンを作った。
この時代のトロンは新枠以後のトロンと違ってほぼスペル軸(ソーサリーインスタント)で勝つことになるため、《ミラーリ/Mirari》は実質《解放された者、カーン/Karn Liberated》みたいなもの。ちなみに俺的カーン枠はもう1種類あって、それは《次元の門/Planar Portal》。どっちもスタンダードの黒コントロールで使ってたカードで青春度も高いし、欲望まみれで最高。
トロン自体はまず有志が幾つかの例(主に白緑)を試していたのを参考にした。見ていて「《輪作/Crop Rotation》消されて土地失うの嫌だな」と思ったので「サーチでトロンを揃えることを諦める」という斬新なスタート。代わりに《燃え立つ願い/Burning Wish》→《綿密な偵察/Deep Reconnaissance》で基本土地側を確保するという手法を取ってみた。
なお大会では華麗に先手2ターン目《燃え立つ願い/Burning Wish》で《綿密な偵察/Deep Reconnaissance》探したら《翻弄する魔道士/Meddling Mage》で見てから余裕喰らった。SSS最強か?

ハマり過ぎな例から書いた為めちゃ弱く見えそう故にフォローしておくと、このルートの利点は《燃え立つ願い/Burning Wish》→《綿密な偵察/Deep Reconnaissance》を表→裏と撃つと順当に土地を置いた際に2→3→5→7と動けるので、トロンが揃わずとも《ワームの咆哮/Roar of the Wurm》連射のパワーモードまで一切の無駄なく行けるということである。あまりにも無駄がなさ過ぎるので《目くらまし/Daze》はないものとする。
結果としてコントロールデッキへの破格の強さを担保したので、あとはクリーチャー対策の《ドルイドの誓い/Oath of Druids》を入れて完成(?)。
ちなみに戦い抜いていく上で補充やスタイフルノートや《冬の宝珠/Winter Orb》のことは考えてもいいかもしれないが、俺の脳内では考えてもどうにもならなかったので得意マッチそうなところを絶対落とさないように作った。
クソ長文で書いたけど、使ったのはたった1回でしかも2-1止まり。回すのは楽しいのでこれもどこかで使っていきたい。上記どうしようもないマッチを回避するため顔でデッキが察知できそうな時が狙い目。

・ランドスティル
強かった。


【総括】

今年も楽しんだ(適当)

これは以前からだけど対戦記録をちょいちょい書いてて、今年は書けるタイミングでは全て書くようにしてみた。
個人的にこの2つは見てて(書いてて)面白かったな~と思った。
書き手が俺なのでカバレージというほど立派なもんではないけど、令和の世だとこういうの全然出てこなくなっちゃったから気分だけでも…と思って続けてる。もちろんこれからも機会ごとに書いていく予定。
俺が決勝まで残った時は(物理的に)書けないので、もし連載希望の人がいたら大会で俺を負かしてください(^o^)
書くのは全く苦ではないんだけど、勝てなかった時の自分への罰ゲームだと思ってやった方がモチベーションになります!


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そんなかんじでーす(^o^)

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