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2025/02/22 樹木茂る山麓争奪ミドルスクール決勝 キムラ(テラゲドン)vsMasaH(パララクス補充)
【Round:1】
スイスラウンド1位通過のキムラ先攻。
お互いにキープを宣言する。
このマッチでは(ざっくり言えば)4マナ圏の「必殺技」を先に決めた方が大きく有利になる。その単体での威力も勿論だが、相手よりも先に到達することによって相手が必殺技を撃つ機会をも奪うことができるためだ。
メイン戦はキムラ側からのインタラクション要素がほぼ土地破壊であり、MasaHが特殊地形をプレイした場合に少々の減速・悪くすればスクリューが起きる可能性がある。その一方でキムラは既に出てしまったエンチャント各種には《大変動/Cataclysm》くらいでしか触れないので、《パララクスの波/Parallax Wave》の早出しには苦戦を強いられる。
MasaH側は最速の回りでない場合には土地破壊を見越して各種ルーターカード使用の際に手札に土地を残しておく…などのプランも必要。
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キムラは開幕《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》から《森の知恵/Sylvan Library》と最高の滑り出し。
MasaHは苦笑しつつも《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》《退去の印章/Seal of Removal》と動く。
《森の知恵/Sylvan Library》の4点を払い追加の1枚を貰いつつ、《熊人間/Werebear》を追加するもののキムラは土地を置けない。
土地追加がないのなら、ということでMasaHは《退去の印章/Seal of Removal》で《熊人間/Werebear》を戻し減速の構え。《裏切り者の都/City of Traitors》から《調律/Attunement》をプレイ。
ここで《不毛の大地/Wasteland》でもあれば堪ったものではないMasaHだったが、キムラは再び4点を払いつつの《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》で一安心。
ライブラリーをリセットしつつ《熊人間/Werebear》を再び野に放つ。
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そして今度はキムラが祈る時間だ。
ターンに入るとMasaHは早速《調律/Attunement》を起動。
《パララクスの波/Parallax Wave》《巧みな軍略/Strategic Planning》《島/Island》《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》と捨てたことでちょっと安心か?と見せかけて、更に《広漠なるスカイクラウド/Skycloud Expanse》起きつつの白浮き《大あわての捜索/Frantic Search》。ドキドキ継続である。
しかしここでもMasaHのディスカード内容は奮わず、とりあえず《浄化の印章/Seal of Cleansing》で《森の知恵/Sylvan Library》を壊した上で《調律/Attunement》をプレイしてターンを終える。
というわけで先に仕掛けたのはキムラ。
現時点で《熊人間/Werebear》を含め4マナを所持しているため必殺技の《ハルマゲドン/Armageddon》で流しを強要。《平地/Plains》を置いてターンを返す。
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MasaHも残しておいた《平地/Plains》を置くが、キムラが《森の知恵/Sylvan Library》で得たアドバンテージと《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》の差は大きい。
キムラが11/11の《土を食うもの/Terravore》を追加するとさすがに投了。
キムラ 1-0 MasaH
【Round:2】
先攻MasaHの1マリガンを挟んでゲームスタート。
MasaHは《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》だが、キムラは例によって《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》のロケットスタート。
…が、置く土地は《樹上の村/Treetop Village》なため特になにもなし。
とにかく手数勝負で動くしかないMasaHは《古えの墳墓/Ancient Tomb》から《調律/Attunement》と一挙加速。
キムラも《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》2枚目から《藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper》《樹上の村/Treetop Village》と動くが、《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》を2枚貼ったことで手札がない。
ここでMasaHの《調律/Attunement》が《パララクスの潮流/Parallax Tide》《沈黙のオーラ/Aura of Silence》《オパール色の輝き/Opalescence》2枚とあまりにもデンジャラスな面子を墓地に送り込み、そのまま注文通りの《補充/Replenish》。
目を覆いたくなるような場になってしまい、とりあえずキムラの《樹上の村/Treetop Village》が《パララクスの潮流/Parallax Tide》で一時保管される。
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この時点で《オパール色の輝き/Opalescence》それぞれが互いをクリーチャー化し合っていることでとんでもないダメージクロックが生まれている上に、4体中3体が《藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper》を超えるサイズ。
この強固な軍勢を前にキムラはドローゴーすることしかできない。
俄然勢いづくMasaH、《巧みな軍略/Strategic Planning》で《パララクスの波/Parallax Wave》を落とすと総攻撃。
3/3である《沈黙のオーラ/Aura of Silence》をブロックするキムラだが、MasaHはダメージスタック後に《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》を壊しつつ再度の《補充/Replenish》。
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《パララクスの波/Parallax Wave》まで増えたことでいよいよもって誰も助からない場になってしまい。
「先に必殺技を決めた方が勝つ」の法則通り、今度はMasaHの勝利。
キムラ 1-1 MasaH
【Round:3】
先攻が回ってきたキムラ、ここでも《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》《森の知恵/Sylvan Library》と脂が乗った最高の動き。
MasaHは《島/Island》のみだが、キムラは熟考の末《森の知恵/Sylvan Library》の支払いを1回のみとし1/1の《土を食うもの/Terravore》を追加。まあこれから大きくなるのであれば現状のサイズはそれほど問題ではない。
軽快に動くキムラ、一方で《古えの墳墓/Ancient Tomb》を追加するが今回は《調律/Attunement》なしのMasaH。対照的でMasaH側に陰りがあるようにも見えるが、3マナが揃ったことで一応見た目「リーチ」のような状況にも見える。ここが補充デッキの怖いところだ。
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プレッシャーには当然抗わなければいけない。
キムラは再び《森の知恵/Sylvan Library》に活を入れると《不毛の大地/Wasteland》で《古えの墳墓/Ancient Tomb》を破壊。
MasaHにとってはかなり厳しい状況だが、スタックで《大あわての捜索/Frantic Search》《直観/Intuition》と動いて存分に使った上で《不毛の大地/Wasteland》を受け入れる。
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《浄化の印章/Seal of Cleansing》《パララクスの波/Parallax Wave》と捨てた上で《直観/Intuition》のサーチ先に悩むが、意を決し「賭けに出るか」と呟き《オパール色の輝き/Opalescence》を3枚。《島/Island》のみの場になりつつも大逆転要素を孕んだ危険な墓地を作り出す。
キムラは墓地を確認すると《土を食うもの/Terravore》の攻撃後に《熊人間/Werebear》を追加。
MasaHは再度《古えの墳墓/Ancient Tomb》をセットすると今度は《調律/Attunement》。
ターンが返ってくれば…という場を作り上げるが。
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キムラ、無情にも《ハルマゲドン/Armageddon》。
《熊人間/Werebear》のスレッショルドこそしなかったものの《土を食うもの/Terravore》が8/8となってしまい、ライフ上でほぼリーチ。
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ターンこそ返ってきたが、今まで並べた土地は返ってこない。
焦土と化した場で《調律/Attunement》だけではどうしようもなく、勢いのままにキムラの勝利。
キムラ 2-1 MasaH