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スウェーデンから学ぶ IT立国 AidemyでAIアプリ制作を学習

 コロナ渦でスウェーデンへ行く機会があり、人口が1,035万人しかいないにも関わらず、人々の生活は豊かで、正に北欧ライフと呼ばれるゆとりある暮らしをしていました。もちろん、10日ほどの滞在では、彼らが感じている根深い事情などは体験できなかったのですが、物価は日本より高く、外向き志向で、教育水準も高かったのです。飛び立つ前に、色々情報は得ていたのですが、改めてこの国は何で外貨を稼ぎ、人々は何で生計を立てているのか興味を持ち、話を聞いてみたいと思いました。

 スウェーデンで出会った人々は、20代から60代と幅広く、学生からパフォーマー、ゲームデザイナー、物理学者、教授、原子力発電所やトラフィックシステムのエンジニアなど、国籍からバッググラウンドに至るまで全員が異色、その業界のトップに上り詰めている者もいるほどです。スウェーデンの多国籍文化は、ニューヨークとは似て非なるものがあり、非常に洗練されているのですが、力強い何かが存在していると感じました。

 今回出会った人々の話を聞くと、税金の大半を社会福祉に投じており、大学への進学も国の負担と話していました。また、大学卒業後も数年働いたのち、学び直す制度を設けており、人々は意欲があれば、様々な職業へ転職が可能になるそうです。

 また、政府主導でIT人材を育てており、世界的に有名なアプリ、SkypeやSpotifyなどもスウェーデン発です。もちろん、人口が少ない分、他国に比べ、動きやすい利点はあるのですが、ノーベルの故郷であるだけに、教育を施し、知識基盤を安定させれば、国は安泰という事を理解していました。そして、スウェーデンが行ったIT立国は、まさに世界の潮流に迎合しているといえるでしょう。

人生100年時代 AIプログラミングは現代を生き抜く戦略

 実は今回、AidemyのAIアプリ開発講座とは別に、東大とPwCが共同で取り組んでいるAI経営寄付講座にも同時に申し込んだのですが、その講座の内容によると、世界全体でのデジタルトランスフォーメーションの推進は49%にも上るのに、日本はたったの31%であるという事でした。また、日本において社会人となった後、学習機会が非常に限定的で、新しいスキルを学んでいる者が全体の7%しかなく、主要20か国中、最下位の結果になっています。この数字は、社会人になった後、新たなスキルの獲得や学習機会が圧倒的に不足しているとも言える結果となりました。

AIプログラミングで More Innovative

 しかし、新興国では成長機会があり、新しいスキルや知識の獲得に対し意欲が非常に高く、日本などの先進国は基盤があるので、もちろん雇用形態の構造にも問題はあるのですが、なかなか新たなスキルの獲得に対しては意欲が低く、「現状維持の罠」に陥っていると話していました。

 話は長くなりましたが、スウェーデンで見聞きした事に感銘を受け、人生100年時代と言われている中で、身体能力が衰退しようとも、頭脳が明晰であるなら、プログラミングを学ぶことは、生きていく上で非常に有益と感じ、今回は教育給付訓練制度を活用し、AidemyのAIアプリ開発講座を申し込みました。

ハイレベルなAidemyチューター 門外漢でもなんとかなったAIアプリ制作

 学生時代は亜熱帯雨林のバイオームや火山における超好熱菌の研究をしており、社会人になってからはメディアコミュニケーション戦略や経済貿易の促進など、プログラミングとは無縁の生活をしていました。アプリは大半の人と同じように使用者側で、左も右もわからないままAidemyのアプリ開発講座を始めてます。

 最初の1-2ヶ月は、パソコンと睨めっこで、うーうー唸ってましたが、3か月目からは、「これではまずい!」と焦り、本を読み飛ばす要領でコースを進めてました。何せ1コース1万文字ほどあるので、その膨大な量を仕事を進めながらだと、週末もAidemy漬けにする必要がありました。

 最終的に成果物としてアプリを提出するのですが、そこは1日最大1時間のチューターによるわかりやすい説明を頼りにし、コース内にあるコードを使って、初心者でもなんとか理解をした上で、アプリを完成させることができました。この記事は、少しでも自分を変え、プログラミングを通して、社会貢献や何かつくりたい方の参考になればと思います。


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