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禅の道(118)ストレスと自分時間
ストレスと自分時間
昨日は二十四節気の一つである「雨水」でしたが、こちらでは断続的に雪が降り続いていました。今年はすでに二度も大寒波がやってきて、例年になく寒さが厳しく感じられます。もっとも、10年以上前には豪雪が頻繁にあったことを思えば、今回の雪も「誤差の範囲内」と言えるのかもしれません。
そんな寒さが続く中、昨日は本社からメールで「ストレスチェック」を受けるよう連絡がありました。所要時間は5分ほどで、正直に回答したところ、とくに問題はないとの診断。もっとも、いまのような自分の働き方でストレスを強く感じていたら、罰が当たる気もします。なぜなら、わりと自分のペースで仕事をさせてもらっているからです。それでも、ストレスをまったく感じないというわけにはいきません。多くの場合、自分で気づいていなくても、身体のどこかに異変として出てくるものです。
たとえば、先日は浴室を掃除しているとき、天井の汚れを拭き取ろうとして右手の付け根に鈍い痛みを感じました。大したことではありませんが、どうやら「右手の使い過ぎ」が原因ではないかと自己診断しています。こうしたちょっとした不調があるときは、ネットで調べることもありますが、自分に合った対処法としてはやはり「自分時間」をしっかり持つことが一番のストレス解消になると感じています。
私の場合、一日の24時間のうち、およそ三分の一が「自分時間」と評価しています。もっとも見方を変えれば、すべての時間が自分の選択で成り立っている以上、24時間すべてが「自分時間」とも言えるでしょう。過去の選択によって今の自分があり、いま取り組んでいる仕事も生活スタイルも、すべて自分が決めたことです。そう考えれば、誰にも文句は言えないのですが、ときには愚痴をこぼしたくなる日もあります。ありがたいことに、そんな話を聞いてくれる友人や家族がいるので、つい甘えてしまいます。
これからも、身体に現れる小さなサインを見逃さず、大切な「自分時間」を上手に活用しながら日々を過ごしていきたいと思います。気軽に文句を言える相手がいるのは幸せなことでもありますし、話すことで心が軽くなることもあります。寒さはもうしばらく続きそうですが、しっかりと休息とリラックスの時間を取り、うまくストレスと付き合っていきたいものです。
日記もストレス解消法。
ご覧いただき有難うございます。
念水庵 正道
昨日じつは、はじめてニャンたちに八つ当たりした。あの子たちのせいではないのだけれど、給水器がみごとに分解されていて、ひとつのパーツが見当たらなかったというだけで、怒ってしまった。今朝、左手の親指に棘がささっていたままだった。こころの小さな棘になりそう。まだまだや、自分。