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禅の道(74)禅の力

禅の力

禅とは、余計なことをせず、すべきことを徹底的に洗い出し、単純化して愚直に実行していくプロセスです。その根底には、自分自身の行動と思考を見つめ直し、本質を追求する姿勢があります。

私の日々の禅の実践

私は毎朝4時前に起きます。まず顔を洗い、歯を磨き、身の回りを掃除します。この小さな行動ひとつひとつが、心を整え、一日の準備を整える儀式のようなものです。

その後、坐禅堂(参禅堂)に向かい、静かな空間で坐禅に集中します。最近は30分間の坐禅を行っています。これは、私自身の感覚で20分では短く、40分では長いと感じるため、この時間が最適だと見つけた結果です。

坐禅の後には、短いお経を唱えます。これもまた、心を整え、次の行動に向けて意識を切り替える重要なステップです。

禅が日常に与える力

私の日中の生活は、会社員としての仕事が中心です。そのため、朝の修行は1時間足らずと短いものですが、驚くべきことに、この朝の時間が一日のすべてを力強く推進する原動力となっています。

朝の坐禅で得られる集中力と心の静けさは、日中の忙しさに飲み込まれることなく、落ち着いて物事に向き合う力を与えてくれます。

夜は9時過ぎには眠りにつくようにしています。この規則正しいリズムが、心身の安定と活力の源泉になっています。

禅の力を共有する

このように、私にとって坐禅の力は、一日の始まりを意味するだけでなく、その一日を強力に支える基盤となっています。まさに「禅の力」と呼べるものです。

今日からは、従来通り朝6時半に記事を更新・公開していきます。この「禅の道」シリーズが皆様にとって、日常生活の中に禅のエッセンスを取り入れるヒントとなれば幸いです。

禅力ぜんりょく」どうぞ宜しゅう。


ご覧いただき有難うございます。
念水庵 正道


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