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禅の道

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禅の道は、坐禅を中心とした生活です。
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#道元禅師

禅の道(80)頭燃をすくう

「頭燃をすくう」という坐禅の術 坐禅の最中に、妄想や雑念が浮かんでくる経験は、誰もが通る…

念水庵
1か月前
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禅の道(48)即心是仏とは?

正法眼蔵の「即心是仏」巻より「修証義」にも引用されている以下の文章について述べます。いさ…

念水庵
2か月前
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禅の道(25)髪を剃り、また髪を剃る

道元禅師の正法眼蔵「法華転法華」の巻に関して述べる場合、全体のテーマと禅的な視点を考慮す…

念水庵
3か月前
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禅の道(15)不戯論

要旨 「不戯論」とは、無益な議論や、真実を求めない空虚な言葉に囚われないことを意味してい…

念水庵
3か月前
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禅の道(14)霧か煙か霞か雲か

霞や雲は、遠くに見える桜のたとえとのことですが、参禅堂から池越しに見える山の麓にたなびく…

念水庵
3か月前
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禅の道(十)袈裟をかける喜び

道元禅師は「正法眼蔵」の袈裟功徳の中で以下のように述べられています。 この「袈裟功徳の巻…

念水庵
3か月前
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禅の道(九)諸仏の父母「観音」

道元禅師が著された正法眼蔵の「観音」の巻に以下の部分があります。 この箇所で道元禅師は、観音菩薩の本質や意味を深く捉えるよう勧めています。ここでの「観音」は、単に苦しみを聞いて救済する存在というよりも、悟りや仏道の本質そのものに触れるための学びの対象とされています。 現代語訳 「観音菩薩は、苦しみの声を前後左右、すべての方向から聞き取って救いを与えると言われている。しかし、そうした慈悲の観音について理解を深めたいならば、雲巌禅師や道吾禅師のような過去の高僧たちの悟りの境

禅の道(四)典座教訓

道元禅師が著わされた「典座教訓(てんぞきょうくん)」は、禅宗において食事を準備する僧侶で…

念水庵
4か月前
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