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禅の道

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禅の道は、坐禅を中心とした生活です。
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#正法眼蔵

禅の道(26)刹那消滅とは?

今日は最初に数学を使って「一弾指」の時間を計算してみましょう。弾指とは仏教で指を弾くこと…

念水庵
3か月前
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禅の道(25)髪を剃り、また髪を剃る

道元禅師の正法眼蔵「法華転法華」の巻に関して述べる場合、全体のテーマと禅的な視点を考慮す…

念水庵
3か月前
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禅の道(24)般若心経を読む

現代語訳と解説 現代語訳 観自在菩薩(観音菩薩)が深い智慧である般若波羅蜜多を修行してい…

念水庵
3か月前
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禅の道(17)全てと共に生きる道

道元禅師の正法眼蔵「現成公案」の以下の文章は、とくに有名ですが、これを私なりに解説してみ…

念水庵
3か月前
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禅の道(15)不戯論

要旨 「不戯論」とは、無益な議論や、真実を求めない空虚な言葉に囚われないことを意味してい…

念水庵
3か月前
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禅の道(14)霧か煙か霞か雲か

霞や雲は、遠くに見える桜のたとえとのことですが、参禅堂から池越しに見える山の麓にたなびく…

念水庵
3か月前
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禅の道(十)袈裟をかける喜び

道元禅師は「正法眼蔵」の袈裟功徳の中で以下のように述べられています。 この「袈裟功徳の巻」において、道元禅師が語っているのは、禅師がが中国に行ったときの深い感動体験です。以下に現代語訳と解説を示します。 現代語訳 私(道元禅師)が、宋(中国)に渡り修行していたころのことです。あるとき、横に長い坐禅の単で坐禅修行をしていたときに、隣にいる僧侶が、開静という坐禅終了の合図があったとき、袈裟(けさ)を頭の上に掲げて、合掌して恭しく礼拝し、一つの偈(仏教の詩句)を心の中で唱えて

禅の道(九)諸仏の父母「観音」

道元禅師が著された正法眼蔵の「観音」の巻に以下の部分があります。 この箇所で道元禅師は、…

念水庵
3か月前
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禅の道(六)東司(とうす)の心得

道元禅師の『正法眼蔵』「洗浄」巻では、修行における清潔さと日々の行動における心の在り方に…

念水庵
4か月前
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