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禅の道

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禅の道は、坐禅を中心とした生活です。
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2024年10月の記事一覧

禅の道(九)諸仏の父母「観音」

道元禅師が著された正法眼蔵の「観音」の巻に以下の部分があります。 この箇所で道元禅師は、…

念水庵
3か月前
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禅の道(八)名利を離れた「良寛さま」

良寛(りょうかん)禅師は、江戸時代後期の日本において、禅の道に生きた僧侶であり、「名利」…

念水庵
4か月前
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禅の道(七)貪瞋痴を手放す心トレ

「心トレ」は、心を鍛える筋トレのようなもので、柔軟で朗らかな心を育てるためのトレーニング…

念水庵
4か月前
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禅の道(六)東司(とうす)の心得

道元禅師の『正法眼蔵』「洗浄」巻では、修行における清潔さと日々の行動における心の在り方に…

念水庵
4か月前
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禅の道(五)作務の楽しみ

日常のあらゆる作業を「作務」と呼んでいます。そうですね、あの作務衣の作務です。わたし普段…

念水庵
4か月前
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禅の道(四)典座教訓

道元禅師が著わされた「典座教訓(てんぞきょうくん)」は、禅宗において食事を準備する僧侶で…

念水庵
4か月前
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禅の道(三)不離叢林

この道は、坐禅を中心とした生活全体が修行の場であることを示しています。掃除や洗濯、畑仕事などの日常的な作務から、食事はもちろんのこと、お経や所作の練習、読書に至るまで、すべてが修行であり、その中で生活が運ばれていきます。つまり、「行住坐臥」ですね。歩いているときも、立ち止まって考えるときも、坐っているときも、寝ているときさえ坐禅と同じ精神が求められます。 初めはこの教えがよくわからず、「なぜ?」と思っていましたが、あるとき、突然気づく瞬間が訪れました。悟りは、ストレスが溜ま

禅の道(二)求道と道心

この道は、どんな道かは自分以外には誰にもわかりません。 そりゃそうでしょ。 「禅」というも…

念水庵
4か月前
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禅の道(一)広大な慈門

「老子」さらには「縄文時代」と前置きがずいぶん長くなりましたが、これからが本番というか私…

念水庵
4か月前
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