【値段の付け方】
あなたは値段の付け方について、理解していますか?
例えば、コンテンツビジネス界隈では『1000円』以下ならノーグダで購入。『5千円』位までなら安い。『1万円』を超えたら高いな、という風潮があります。
しかし、これが同人エロゲになると『500円』以下なら安い、『2000円』を超えると高いと思われてしまいます。
流石にこの例えでは分かりづらいと思うのでもう一つ付け加えますが、キャベツ一玉が1000円を超えたら「うわ高っ!」ってなりません?
しかも、他の品種のキャベツが隣に置かれていて、それが200円とかだったら、まず間違いなく200円の方を買いますよね?
でも、よく考えてみてください。コンテンツは『1000円』なら買ってみて判断する、という人が多いと思うんです。
なのに、そのコンテンツがキャベツになった瞬間、誰も『1000円』で買おう!とはならなくなるんですよ。
コンテンツは結局、中身を見ないと品質が分かりませんが、キャベツも同じく中身を見てみないと、どれだけ詰まっているのかが分かりません。
でも、両者には大きな差がある。
どうしてなのか。
それは、それぞれの『価値』の大きさが原因です。
キャベツは、どう頑張っても数日間の食料にしかなりません。
今日の晩飯のトンカツの有り合わせに、微塵切りにされて置かれるか、味噌汁の具にすれば良いでしょう。
明日の晩御飯はロールキャベツも良いですが、個人的にはミルフィーユにするのがオススメです。
芯の部分は、ペットのウサギかヤギにでも与えてください。
はい。これで余す所なく使い切ってしまいました。
農家の人が頑張って長い期間を掛けて育てたにも関わらず、結局はこんな所です。
それで儲かって生活できているのなら問題はありませんしね。
それじゃあコンテンツビジネスはどうなのか。
100円のコンテンツではありますが、拙作『エスカレーター3000km/h』を例にします。
少し裏事情も込みで言います。『エスカレーター3000km/h』の撮影期間は1週間でしたが、準備期間自体は結構長く掛かったんですよね。確か3ヶ月程。
それで本題の『値段の付け方』です。
実は私は『エスカレーター3000km/h』の適正価格は3万円だと考えていました。
動画本数が34本である事を考えると、他のコンテンツを見回した時に、それくらいが妥当だろうと考えたのです。
実際には利益度外視かつ集客重視で100円で販売しましたが、3万円で販売してもある程度は売れるだろう、という手応えは感じていました。
ただ、コンテンツの場合はキャベツと違って『替えが効かない』んですよね。
もしかしたら今日は『高級キャベツを使おう!』となるかもしれませんが、基本的にキャベツを使いたいとなったら『品種や生産者よりも値段』で見ますよね?
高かったら止めておこうか。安かったら買おうか。
上でも書きましたが『1000円のキャベツ』と『200円のキャベツ』が並んでいたら、普通は後者を選ぶのです。
勿論品質確認は必要ですが。
しかし、コンテンツは『販売者(コンテンツ制作者)』によって品質も内容も大きく変わってきます。
Aさんが出した『コンテンツビジネス』のコンテンツでは『リサーチはしてからコンテンツを出せ!』と言っているのに、Bさんが出した『コンテンツビジネス』のコンテンツでは『リサーチよりも先にコンテンツを出せ!』と言っているかもしれません。
コンテンツというのは、その人の体験を売る物なのですが、こうも食い違うのは不思議で面白いですね。
だからこそ、『値段の付け方もキャベツと違って自由』になるのです。
この世には100万円を超えていて、なおかつ売れているコンテンツが存在しています。とても夢がありますね。
そして、上で話した通り、100円で販売しているコンテンツも存在しています。
後は『あなたがどれだけ自分のコンテンツで価値提供を出来たと考えているか』と『あなたがコンテンツを販売する目的』です。
先程も申し上げた通り、エスカレーターの適正価格は3万円だと考えています。
そして、それだけの価値提供を動画で行えたと考えています。
しかし、私は『インパクト』と『集客』を求めて100円での販売を決意しました。
『マーケ部門1位』というのは大きな目標であった為、それを『エスカレーター3000km/h』で達成できたのはとても喜ばしい事です。
本当にありがとうございます。
それでは、今回は以上。
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