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小説が進まない

10日ほど前に小説を書き始めたんだけど、それがなかなか進まなくて困っている。

そもそも時間の使い方に問題があるというのは大前提で、作った歌をYouTubeに投稿するということもやりたいし、こうして毎日noteを投稿するのも1年間やりきりたいと考えると、どうしても確保できる時間は限られてくる。

作詞作曲と執筆のバランスというのは自分的にまだ見えていない部分で、どちらかをやめて一本にした方がいいような気さえしている。

そんなこんながありつつちょこちょこ小説を書いてるわけだけど、間が空いてる分一旦これまで書いたところを読み直す作業からいつも始まってしまう。

それによって、推敲ばかりに時間が取られて、一向に物語が進まないのだ。

まず僕自身が想像力のない人間であるために、情景描写が上手く出来なくて、毎回読み返すたびに言葉が足りないような気がしてしまう。

そして、文章を読むことや書くことに慣れていない分、句読点の位置や改行のタイミングなどの適切なやり方がわからなくて、ひとつの文言に対して時間をかなり消費してしまうのだ。

今日で言うと、12時前に書き始めたのに新しいブロックに取り掛かったのが14時頃だった。

これが仕事のある日とかだったら、確保できる時間全て推敲だけで終わる可能性すらあると思うし、作詞作曲との両立なんてできる気がしない。

そもそも普段noteを書くのも大体1時間半くらい平均的にかかっているし、YouTubeやSNSの短いコメントですら30分以上かかるほど、言葉で表現するのがそもそもあまり得意ではないんだと思う。

それでも小説を書こうと思った理由は、文章を書くために考えてる時間はあっという間に過ぎてしまい、そこに苦しみが全くないからだった。

自分は飽き性でめんどくさがり屋だから、アイデアが一向に進まずにいると嫌になってしまう節はあるんだけど、これを書きたいと思ったものを書いてるときの集中力というか、没入感は、他で経験したことがないものがある。

それが発動する領域は、自分の気持ちや考えをつらつら書くようなときなので、こうして毎日投稿してるカタチが1番やりやすいカタチではあると思う。

一方で、この形式だとワクワクしづらいという側面がある。

僕は点と点が繋がっていくようなことに興奮するので、ただ事実を並べるだけではとても退屈に感じてしまうというか、自分の中では当たり前の話を改めて淡々と書いても新鮮味がない。

できることや新鮮味のないことをやり続けてもしょうがないと思うから小説を書くことに挑戦したいのだ。

ただ先述したように僕は想像力がない。

だから完全なフィクションは書けないので、私小説を書いている。

基本的にはほぼ普段の投稿と変わらないエッセイに近い独白で、朧げな記憶だけは上手く繋がるようにアレンジしてる感じだ。

小説を書いてて難しいと思うのが情景描写で、今は誰目線で話していて、どこまでの情報があるのか、常にそれを把握するのがすごく大変な作業に感じている。

どちらも、どこまで書けばいいのかという悩みだ。

普段のこういう文章なら今思ってることも過去に思ってたことも一緒くたにできるけど、学生時代を切り取ったお話ではそれ以降の未来は真っ暗闇でなくてはいけない。

この先どうなるかわかってて、未来が見えない不安とか鬱々とした気持ちを表現するのはすごく難しい。

情景描写だって、例えば単純に宅急便が届いただけでも、届くまでどんな状況でいたのか、届いてからどんな動きをしたのか、受け取ったあとはどうなのかと、かったるい説明が多すぎる。

自分が作詞作曲をずっとやってたのは、たぶんそういうところをすっ飛ばしても成立するからなんだろうなと感じているのだけど、こういう説明というか、伝える文章は本当に苦手なんだと感じる。

今書いてるエピソードは、自分が子供の頃に見た夢の話から始まるんだけど、その夢の映像を描写するのがめちゃくちゃ難しかった。

夢を見てるときって何が起こってるのか自分でも把握出来てないから、明確に状況が説明できるのはリアルじゃないけど、あまりに情報がなさすぎてもイメージが湧かないという塩梅の問題。

歌詞で見た夢について書くのとも、口頭で話をするのとも勝手が違いすぎる。

とりあえず細かいところは気にしないようにして、いっぺんに書き切るのを意識した方がいいのかなと今は思っている。

曲作りももそうなんだけど、自分はアイデアをぼんやり形にすることしかできない奴なんだと思う。

音作りとか編曲してくれる人がいないと僕はまともに音楽活動ができないし、担当編集みたいな人がいないとまともに小説もエッセイも書けない気がする。

自分が楽しむ分にももう少し作業効率というか、ひとつを作るスピードを早くしないとダメだと思うし、このままじゃいけないなと思う。

普段はあまりネガティブなことは書かないようにと思っているけど、創作が仕事にも趣味にもなってない感じが今1番しんどく感じる。

優先順位の付け方もよくわからないし、どうなりたいのかもわからない。

書くテーマには困ってないし、noteの募集テーマにわざわざ応募してまで読まれたいとは思わないというか、それをやり出したらもう自分のやりたいことではなくなる気がしている。

今はたまたま書きたいことがハマるテーマがあるならってタグ付けする感じにするくらいがちょうどいいかなと思っている。

少しネガティブ気味になってきたからそろそろ終わろうと思うけど、ここまで書くのに約1時間、大体2250文字でしたね。

テキストは黙々も1人でやって完結できるってメリットがあるから、音楽よりもだいぶいいなと思ってるんだけど、表現方法という意味では歌詞が1番やりやすくはあるので、その辺も模索しながらやっていこうと思います。

今書いてる私小説は3つか4つのエピソードでひとつまとまりの構成のつまりなので、とりあえず今月中に1つくらいは出したと思っています。

お付き合いいただきありがとうございました。

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