一番好きな道路が無くなった

「道路に『好き』の区別や感情って沸くもんなんだな〜」と感動した場所です。

新卒の頃は、激務の会社に勤めてました。
お昼時に弁当を持ってこなった日は、外にぶらぶら出かける。

それで、この道の前を通りかかっては「ここだけ知らない街だな」とただただ佇んでました。

私有地なのでこれ以上わたしは立ち入れずに、ずっとここで足を止める事しかできない。

いつも中の道路には、誰かがちら、ほら、と立たれているのですが、この日だけは誰もおらず。またとないチャンスなのでおもわず撮りました。

ずっと先まで駆けて行きたくなる。

転職をしてもうここに訪れることはなくなりました。
そうしてるうちに4年ほど経ってしまい、何度も思い出すのでふと立ち寄ってみると道路の左側が【日比谷OKUROJI】になっており、雰囲気が変わってました。

日比谷OKUROJI

面影はあるのに懐かしさはもうありません。

記憶のなかと、この写真でだけでしかもうこの景色会えないと思うと、うれしくて、悲しくて、つい見返してしまう1枚です。

ちくしょう、と覗いてみたら日比谷OKUROJIも整然とした素敵建築でした。
オープン前？でがらんどう。