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木の屋石巻水産「鯨須の子大和煮」と合わせる日本酒

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お料理に砂糖、実は(これ)イタリアンやフレンチなどの西洋料理では例外的にしか使われていません。しかし、和食では、すき焼き、肉じゃがを筆頭に、所謂調味料の基本の「さ・し・す・せ・そ」として知られており、当たり前のように砂糖を摂っています。となると、ワインに砂糖を使った料理を合わせるよりも、日本酒との方が断然相性が良いというもの。鯨の大和煮にもやはり日本酒が一番。生酒、吟醸、低精米純米、長期熟成など、日本酒の味わいのバリエーションもどんどん拡がっていますが、ここは王道の純米酒で。

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近年人気が復活している日本酒ですが、100年、200年は当たり前という長い歴史を持った地元の銘醸と名品の組み合わせに勝る組み合わせはありませんよね。鯨須の子大和煮の甘辛さと、上品な脂の旨味を口中で増幅させてくれるのは「蒼天伝(そうてんでん)特別純米」。同じ南三陸(地方)でも気仙沼地区を代表する銘酒で、ロンドンで行われている世界最大級のワインコンペティション「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」のsake部門にて、15カ国の国籍の審査員が選んだ日本酒の中でも3~5%しか与えられない金賞を2年連続で獲得したことからもレベルの高さは証明されています。温めた鯨須の子大和煮の少し溶けた脂身には是非、人肌燗で。思いっきり手を抜いていただいて、缶をそのまま開けて常温の蒼天伝と組み合わせて頂いても、本当によく合います。

今回のイチオシ

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株式会社男山本店 特別純米酒 蒼天伝
標準市場価格:1,400円(税別) 720ml / 2,600円(税別) 1.8L
蒼天伝は気仙沼の青い空、青い海などのすばらしい自然環境を表現し、また蒼天のような「爽やかで澄んだ香りと味わい」を目指して命名されたお酒です。特別純米酒蒼天伝は、酒造好適米「山田錦」を使用し、雑味をおさえるために55%まで精米されており、すなわち吟醸酒スペックになります。仕込み水は、気仙沼の東側に連なる山の麓の井戸から湧き出る軟水で、この水は醗酵を緩やかに進ませることが出来、甘旨味のバランスがとれたソフトな味わいを生み出します。この米と仕込み水を組み合わせ、大寒の時期に低温でゆっくりと発酵させることで、爽やかな果実のような香りと柔らかな甘旨味を感じながらも軽快ですっきりとした味わいに仕上げられています。2013年、2014年とIWC酒部門の純米酒の部において2年連続で金賞を受賞しています。

今回の日本酒に合わせた商品

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木の屋石巻水産さんの「鯨須の子大和煮」は、一頭の鯨からわずか1~2%しか取れない、脂がさしている貴重な霜降り肉(須の子)を大和煮に仕上げました。柔らかく鯨本来の旨みを楽しむ事ができます。ご飯のおかずはもちろん、お酒の肴にもぴったりの一品です。

※須の子とは、ひげ鯨の下あごから腹にかけての畝の内側の部位です。

木の屋石巻水産「鯨須の子大和煮 170g」
販売価格:945円(税込)

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入江 啓祐 IRIE Keisuke

株式会社SPAZIO IDEA 代表取締役

経歴
1969年生まれの福岡県出身。慶應義塾大学法学部卒。元日本航空ミラノ支店、本社国内の国際営業企画部門勤務。サッカーのW杯やアジアでのJ-POP公演など、海外で活躍する日本人シェフ・芸術家・アスリートなどとのコラボレーション企画を担当し、1年間での日本出国回数は最高で55回を数えるほど世界中を飛び回る。現在は、ニッチな高級商材の輸出入アレンジメント業務、web系旅行会社の海外事業部門責任者、雑誌の取材コーディネーターなどを兼ねつつ、日本酒を通じて世界に日本の地方や食、伝統文化をPRする業務に従事する。全国の日本酒メーカーの若手経営者が運営する酒サムライ活動の事務局としても活躍中。
酒サムライ本部(日本酒造組合中央会内)
〒105-0003 東京都港区西新橋1-1-21
TEL:03-3501-0101
http://www.sakesamurai.jp/

(2014.11.4公開)

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