高校生の娘が起業したいと言い出したpart1
高校生の娘が起業したいと言い出した、、、。
まぁ、そうなるよね、、、。って私のことをご存じの方は思うと思います。
確かに、まぁそうなりますよね(笑)
ただ、実際に娘に「起業したい」と言われてから、私が娘に質問されることやじゃあ実際どうするのかを考えたら色々と今までにないことが起きているので書き留めておきます。
私は何者?
まず私は何の仕事をやっているかというと1969年に私の祖母が一人で起業して現在母が社長、私が副社長で経営して不動産業を営んでいます。弊社は不動産業とは別に2014年より若手起業家支援事業を行い、自社でも若手起業家支援ビルを市内3か所5棟運営し、次世代の挑戦をサポートさせていただいております。創業支援を行って今年で8年目。高校生大学生の創業機運醸成事業を行って3年目。2018年には経済産業省中小企業庁創業機運醸成賞を受賞致しました。
日本経済新聞にも掲載していただきました(2018.12.12)
若手起業家支援ビルDioPorte(福山市のHPです)
娘は何故起業したいと言い出したのか?
先日ある方から取材を受けている娘の話を隣で聞いていたわかったことです。
記者の方から「何故、起業したいと思ったのか?」と聞かれて
娘は中学生の時に落合陽一さんの全国から同年代が集まったSDGsについて学ぶ1泊2日のサマースクールに参加したことが大きかった。
落合陽一さんの考え方や授業は学校で学ぶ感覚とは全く違っていて、自分たちの普段生活している街の見方が変わった。
1泊二日の時間はとても刺激的だった。
ただそこで出会った東京・大阪・福岡などから参加した同年代は自分の好きなことが明確になっていたのに自分には何もやりたいことがない、将来何になりたいということもないということがショックだった。
ただ、、、サマースクールが終わってもSDGsを身近に感じるようにはなったけど実際何をしたいというということにはならなかった。
それから数か月後、母の勧めで小学生の妹と一緒にStartup weekendという創業イベントに参加した。(その記事はこちら↓)
そこでは社会人や大学生のグループに混ざって自分たちのやりたいことを一緒に「ビジネス」という視点で作り上げていった。自分たちは廃校を利用して子供たちの秘密基地(居場所)を作りたかった。落合陽一さんのSDGsの授業でサスティナブルという視点で考えるようになり、廃校を持続可能な取り組みで蘇らせたいと思った。それが起業というかどうかはわからないけど、Startup weekendが終わってからもチームとは連絡を取り合い、街の廃校を調べたりして実現したい!と思ったが結局、実際にやりたいという自分の気持ちが足りなかったのと全国からそのイベントの為に福山に集まっていたので福山で活動するというのは難しかった。想いはあったけど時間とともに「創業したい」という気持ちは消えていった、、、。
そしてまた母に誘われて、衆議院議員小林史明後援会 学生部のプレゼン塾に参加。
今回参加した理由は学校でも授業でプレゼンをする機会が増え、小林さんのように人前でしゃべることが上手になりたかったから。
全4回のプレゼン塾では1回目は小林代議士から講義を受けました。どうやって伝えれば人の心に届くのか、、、。大切なことなどを。
そして2回目からはプレゼンの話し方やテクニックだけでなく構成もしっかり考えて第4回目には発表しましょうということで構成について考えることに。
頂いたテーマは「福山駅前に若者を1000人集める為には」
メンターとして地元の若手経営者の方々が2人に1人ついてくださりました。自分が普段住んでいる街について思っていること、考えていること、やりたいことが溢れてきてこんなことをやりたい、こうしたらいい街になると思うとか、、、
それを実際にこの街に住んでいる若手経営者の方が実際にこの街で行うためにはどうしたらいいかを丁寧に教えてくれました。
第3回で中間発表していよいよ最終発表。
その最終発表の場には、福山駅前の商店街の理事長さんや市議会議委員や県議会議員、飲食店のオーナーさんなど実際にご活躍されている方々が聞きに来てくださいました。
そこでプレゼンをしたら・・・
そこで聞いてくださっていた経営者の方々から
「素晴らしい!それ、やりましょう!」って言っていただいて、、、
本当にやりたい!と思っていたことなので実現したいという想いが強くて今、起業について考えているところです。
と記者さんにこたえていました。
10代の起業のきっかけとは?
私は娘をみていて、私がいくら起業に関わっていても本人は全く起業に興味がないと言い続けていたので、特に何もしませんでしたが、子供の方から起業したいと思うようになるには、その子供の周りにいる人や普段合わない同世代の人たちとの出会いによって生まれる。
そして「実際に起業してみたい!」と思うようになるには様々な人たちと一緒に1からノウハウを学ぶ場が必要で、実現に向けて実際に動くためには様々な人に意見を聞ける環境が必要だと感じました。
そもそも起業とは何なのか?
娘は実際起業したわけではありません。今起業したいという想いで色々本を読んだり、ネットで調べたりしている段階です。
そして質問が来ます。
「私が会社を興せるなら、お母さんは私が会社を興してもいいの?
学校はバイトはNGなのに起業はしてもいいの?
会社って株式会社にしなくても色々な方法あるんだから
私がこのプレゼンの内容で起業した!って言ったら起業になるの?
個人事業主? 稼ぐのが起業なの? 会社名を作ったら起業?
えーー、お母さん、そもそも起業って何ーーー??」
いいですねーー!こんな質問が出るっていうことは
自分事になったから見えてくる景色・・・
そして私も学生に起業を・・・といいながら初めて当事者になったからこそ見えてくる景色・・・。
一番新しいなって感じてるのは、私たち大人になってからの起業と学生の起業との違い。
学生は社会に出たことがない状態、「稼ぐ」ということを知らない状態なので自分が出来ること、自分が生み出すサービスや商品の何が世の中にとって価値があるのかというのを手探りで探すということだと思いました。
実際に起業するかはまだわかりませんが、娘と一緒に今は私も自分事として一つ一つ一緒に学んでいこうと思います。
次は、私が3年前に立ち上げたU24高校生大学生創業体験プログラムSta-sh03のプレイベント②でお金について学べるイベントがあるのでプレゼン塾に参加した同級生たちと参加してお金について学ぶそうです。
また続きをご報告します。
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